光速の脚を持つセナが、極悪非道のヒル魔に目をつけられて正体不明の選手「アイシールド21」としてアメフトデビュー。
デビュー戦で見事初勝利を飾りましたが、2回戦では王城ホワイトナイツのエースである進にほぼ完全に抑えられて完敗し、春の大会は敗退。
東京地区優勝を果たした王城も、関東大会準決勝では神龍寺ナーガに惨敗。力の差をみせつけられます。
各チームとも秋の大会に向けて再始動し、泥門は新メンバーを加えながら賊学カメレオンズ、太陽スフィンクス、NASAエイリアンズと練習試合を行う中で、少しずつ成長していきます。
NASAエイリアンズに僅差で敗れた泥門デビルバッツはそのままアメリカ合宿へ。
アメリカで再会を果たしたどぶろくをトレーナーに迎え、地獄の猛特訓「デス・マーチ」を経て新しい必殺技「デビルバットゴースト」を習得。さらに新たな仲間、瀧兄妹を得て帰国するのでした。
11巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
秋大会に向けたメンバー選考
デス・マーチを経てそれぞれにレベルアップした泥門のメンバーたち。
瀧鈴音はチアリーダーとして加入し、瀧夏彦も無事、泥門の入部試験に合格。タイトエンドとして選出されます。
しかし、運動能力で劣る雪光だけが選考からはずれる非情な結果に。
〈雪光が落選[アイシールド21 11巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
セナとモン太は一人涙にくれる雪光に聞こえるよう、「デビルバッツが全員揃う日まで負けない」と誓います。
雪光はパスルートを覚えて出場を目指すこととなりました。
一方の王城ホワイトナイツ。進と同じトレーニングをこなし続けた桜庭は徐々に実力を伸ばし、周囲からも認められはじめますが、本人は自分の限界を感じ、自暴自棄になりかけます。
アメフトの道を諦め芸能活動に戻る方向に傾きますが、病院で出会った虎吉との約束を思い出し、ジャリプロを退社。桜庭はアメフトの道に専念することを決意します。
〈桜庭がアメフトの道に専念[アイシールド21 11巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
長身レシーバーを相棒とするクオーターバックの高見もこれを喜び、さらに今年新加入で停学していた暴れん坊のライン猪狩大吾も加え、確実に戦力をアップさせていました。
秋大会 開幕
泥門の1回戦の相手は網乃サイボーグス。
試合会場へ向かう前に、TVの取材で遅れたセナと瀧夏彦は乗るバスを間違えて大遅刻が確定。
知らせを受けたヒル魔は賊学の葉柱ルイにバイクで迎えにいくよう手配します。
1回戦 泥門デビルバッツ vs 網乃サイボーグス キックオフ
そしてアイシールドと瀧夏彦を欠いたまま試合はキックオフ。
泥門のライン組は緊張からデス・マーチの成果を見せることができず、網乃の屈強なラインに圧倒されてしまいます。
そのまま網乃は圧倒的なパワーでタッチダウン。ボーナスゲームでもタッチダウンを奪い、先制します。(第1クオーター 泥門0 - 8網乃)
先制されたことで気合を入れなおした泥門は、デス・マーチを思い出して網乃のラインを押し返し、なんなくタッチダウン。同点に追いつきます。(第2クオーター 泥門8 - 8網乃)※泥門はボーナスゲームでタッチダウンを奪ったようです。
〈デスマーチの成果が出る[アイシールド21 11巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
泥門が徐々に優勢になりますが、泥門の攻撃はモン太へのパス頼み。
網乃の主将である胸肩(むなかた)はモン太を徹底マークし流れを止めると、試合は一気に膠着状態に。
そのとき、ようやく葉柱のバイクに乗せられたアイシールドが会場に到着。
〈アイシールドが到着し会場が沸く[アイシールド21 11巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
主役の登場を受け、一気に会場の空気が変わりました。
【11巻のまとめ】
デス・マーチを経て進化した泥門デビルバッツ。
瀧夏彦がタイトエンドに選出されますが、雪光がレギュラーメンバーからはずれます。
そして秋大会が開幕。アイシールドと瀧夏彦を欠いたまま網乃サイボーグスとの試合が始まり、試合は膠着状態に。
しかしそんな空気を打破するべく、アイシールドが到着。
試合の行方はいかに。
次巻へ続きます。
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