5人の死刑囚との死闘を制した地下格闘士たち。
しかし戦いの中で毒に蝕まれ、刃牙は衰弱してしまう。
見かねた烈が刃牙を気絶させてヘリで中国へ搬送する。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
伝説のボクサーの息子であるマホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
中華一の毒手の使い手、李海王と対戦した刃牙は身体の毒が裏返って完全復活。
郭の息子、春成と”凶人”龍書文を助っ人に加え、中国連合軍と日米連合軍のチーム戦となった。
第1試合ではオリバが龍を下し、第2試合では刃牙が春成を一蹴。
早くも後がなくなった中国連合だが、烈が寂海王を上回り一矢を報いる。
続く試合ではマホメドJrが範海王を一蹴し、日米連合の勝利が確定。
互いの尊厳を賭けた最終試合では勇次郎と郭海皇が激突。
試合は勇次郎が郭を上回るが、郭もまた死を偽装して見事に護身を貫き、擂台祭は幕を閉じた。
そして勇次郎に挑む決意を固めた刃牙の前にマホメドJrが姿を現し、対決を申し込む。
刃牙は相手にしないが、引き下がらないマホメドJrは梢江に電話をかけ始めるのだった。
28巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
マホメドJrの狙い
マホメドJrに呼び出された梢江。
マホメドJrは梢江にプロポーズし、刃牙と戦うことを宣言する。
〈梢江にプロポーズ [バキ 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
そして刃牙と戦う前に自らの強さを証明するため、マホメドJrは地下格闘士たちに立ち合いを挑んでいく。
マホメドJr vs 渋川
最初に接触したのは渋川。
マホメドJrは人間の反射神経を凌駕したハンドスピードでパンチを繰り出し、一度は寸止めしたものの渋川の顎を打ち抜く。
〈渋川の顎を打ち抜く [バキ 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
渋川は脳震盪を起こしKOを喫した。
マホメドJr vs 独歩
次に挑んだのは独歩。
反応できないほどのハンドスピードとあっては、独歩の受け技も通用しない。
独歩は構えを変えることで間合いを操って対抗、渾身のカウンターを繰り出すものの、マホメドJrの驚異的な反射神経で躱され顎を撃ち抜かれた。
〈独歩にも完璧なカウンター [バキ 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
渋川に続いて独歩もマホメドJrの前に敗北を喫したのである。
刃牙に自らを意識させる
梢江からプロポーズの話を聞き、少し動揺を見せる刃牙。
マホメドJrもあえて刃牙のいる前でそのことを話題に出し、刃牙に自らとの戦いを意識させる。
〈刃牙に宣戦布告 [バキ 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙は「梢江が決めること」としてマホメドJrとの戦いを受け止めた。
マホメドJr vs ジャック
次にマホメドJrが接触したのはジャック。
人目の着かないところへ場所を移し、範馬の血を継ぐ者との戦いが始まった。
ジャックのパンチが空を切り、マホメドJrのカウンターがこめかみに入る。
〈ジャックにもカウンターを合わせる [バキ 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ジャックは一瞬膝を着くが、決定的なダメージには至らない。
果たして2人の激突の行方は…?
【28巻のまとめ】
梢江にプロポーズし、自らの強さを示すために刃牙との対戦を熱望するマホメドJr。
自らを意識させるため、渋川・独歩に挑んで勝利した。
次に目をつけたのはジャック。
しかし渾身のカウンターもジャックのタフネスの前には決定的なダメージを与えられないのだった。
次巻へ続きます。
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