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王者マリナーズとの3連戦に全試合先発登板!?『ONE OUTS』3巻【ネタバレ注意】

 

~前巻までのあらすじ~

リカオンズ悲願の優勝を目指す”悲運の天才打者”児島は、ミニキャンプに来た沖縄で天才勝負師の渡久地東亜と出会う。

渡久地は1打席勝負の賭け野球「ワンナウト」で無敗を誇る投手であり、速球も変化球もないが並外れた度胸、洞察力と読心術で相手打者を翻弄する。

児島は勝負への執念で渡久地とのワンナウト勝負に勝ち、渡久地は児島に従って「リカオンズを優勝させる」という目的のもと入団することとなった。

球団経営を銭勘定でしか考えないリカオンズオーナーの彩川と「1アウトで+500万円、1失点でー5000万円」という完全出来高制の年俸契約(通称:ワンナウツ契約)を結び、渡久地のプロ野球選手としてのシーズンが始まる。

渡久地は相手打者をことごとく手玉に取りオープン戦で快投を見せ早くも荒稼ぎするも、損益を懸念した彩川オーナーは開幕後簡単には渡久地を投げさせないことを決めたことでチームは開幕11連敗と厳しい船出となり、イーグルス戦で初回に大量失点し投手を使い切ったところでようやく渡久地に初マウンドの機会が与えられた。

渡久地は見事にピンチを脱したうえにチームを発奮させ、相手の守護神を打ち崩して試合をひっくり返す。

そして最終回イーグルスの攻撃、疲れが見える渡久地はわざと危険球を投げて退場し、リリーフには遊撃手の吉田がマウンドへ。

始めは彩川オーナーのイヌだったが、試合を通して渡久地に触発され自分の可能性を信じる吉田は、チームを勝利に導けるのか―。

 

3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

吉田のリリーフ

身勝手な渡久地にペナルティとして条件変更を突きつけるオーナー。

「吉田の投球はすべて渡久地が責任を取る。さらに4倍のレート(1失点で2億円)」という条件を渡久地は了承し、プレイ再開。

緊張でまったくストライクが入らない吉田に対し、渡久地は「自分の為だけに球 放ってみろ」とアドバイスを送る。

〈吉田へのアドバイス[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

すると吉田のピッチングに球威が戻り、相手打者のバットをへし折った。

ボテボテのゴロをダブルプレーで仕留め、試合終了。

〈見事なリリーフで試合終了[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

4倍のレートで吉田が2アウト取ったことにより渡久地のワンナウツ契約にさらに加算される。

まだ12試合消化時点、それでも渡久地の契約金は4億2,000万円にまで膨れ上がっていた。

そしてオーナーに反旗を翻した吉田は現役引退を宣言し、自分の夢と可能性を追ってアメリカ1Aで投手として再挑戦するのだった。

〈膨れ上がる渡久地の年俸[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

ワンナウツ契約の具体的な条件

何とか自分に有利にことを進めたいオーナーは、渡久地にワンナウツ契約の具体的な条件を提案する。

〈ワンナウツ契約の具体的条件[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

・ベンチの指示には必ず従うこと(違反した場合は違約金5億円のペナルティ)
・「失点」とは自責点ではなく投球中に失った点を指すものとする
・重要な試合では契約のレートを増額できるものとする
・この契約についての一切を口外しないこと(違反した場合は違約金5億円のペナルティと、それまでの年俸額を無効とする)

オーナーに有利な条件だらけで、首脳陣の中で唯一チームの勝利を願う良識派の及川広報部長は渡久地を心配する。

しかし渡久地はそんな心配をよそに条件をすべて快諾、逆にオーナーをハメる気マンマンでいるのだった。

3戦連続で渡久地を先発させる

契約条件を変え、さっそくオーナーが動き出す。

ダントツ首位を走る最強王者マリナーズとの3連戦を控え、全試合渡久地の先発を高らかに予告したのである。

〈3戦連続の渡久地先発を宣言[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

マリナーズのクリーンナップは俊足巧打の3番トマス、ホームランを量産する典型的パワー打者の4番ブルックリン、恐るべき動体視力で頭もキレる天才打者の5番高見。

最強打線を相手に渡久地はベンチの指示に逆らうことはできず、3連投を強いられるのだった。

渡久地の能力を見破る天才打者・高見

試合前練習から王者の雰囲気に呑まれるリカオンズの選手たち。

そんななか渡久地はマリナーズの選手たちの挙動の1つ1つを丁寧に観察し、付け入るスキを探していく

〈勝つためのヒントを探せ[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

さらに試合開始から2連続で敬遠し、あえてピンチを演出することで味方チームを鼓舞する。

渡久地は3番トマスと4番ブルックリンを手のひらで転がすようにして打ち取り、5番高見を迎える。

渡久地のボールを見極めようとする高見の心理を逆手にとって甘い球で追い込み、3球目で仕留めにかかった。

結果は見逃し三振。

しかし高見はこの3球目で「渡久地がボールの回転数を自在に操ることで翻弄している」と見抜き、渡久地も高見が一筋縄ではいかない打者であることに気づくのだった。

〈高見が渡久地の謎を早くも暴く[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

渡久地vsマリナーズ 第1戦

渡久地がストレートの回転数を自在に操る―。

その情報を共有しながらも、渡久地は打者の心理を次々と読んで簡単に打ち取っていく。

両チームとも攻めあぐね、気づけば9回まで渡久地はノーヒットノーランを維持する一方、リカオンズも無得点。

ここで打開策を閃いたのは高見。

〈渡久地の攻略作戦[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

読み合いで渡久地には勝てないことを悟り、挙動を極限まで抑えること、スイングは一振りに賭けること、そして通常より重いバットを使用することの3つを思いつく。

渡久地が打者の裏をかいて低回転の落ちるストレートを投げてくるところを、重いバットのスイングでうまく捉える作戦である。

高見の作戦はハマり、2アウトながら満塁のチャンスで打者は高見。

高見は裏の裏をかいて普通のバットを使用し、渡久地のストレートを仕留めにかかる。

ところが2ストライクの後に渡久地が放ったのは今まで一度も見せていない高回転の伸びるストレート。

〈渡久地が高見の上をいく[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

その後リカオンズが何とか1点をもぎ取ってサヨナラ勝ちを収め、第1戦は渡久地に軍配が上がるのだった。

第2戦は渡久地を疲れさせる作戦

完封勝利を挙げたもの疲れが見える渡久地。

2戦目では高見がそこにつけこみ、ひたすら渡久地の体力を削る作戦に出る。

 

ボールを多く投げさせ、さらにファーストゴロのベースカバーなどで渡久地を走らせる。

すると試合後半から徐々に渡久地からヒットを打てるようになっていく。

得点にはまだ結びつかないが、着実に渡久地にダメージを蓄積させていった。

〈渡久地のスタミナを奪う作戦[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

この試合も両チーム無得点のまま延長に突入。

味方の好守にも助けられながら粘る渡久地。

ここでケガから復帰した児島が代打で出場する。

対するマリナーズもリリーフエースの伴坂を投入。

渡久地は児島がまだ右肘に包帯を巻いていることを利用し、伴坂が児島へのデッドボールを無意識に怖れ内角を攻められないことを見抜く。

〈渡久地の予言[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

読み通り、伴坂が放ったボールは外角への失投。

渡久地のアドバイスでヤマを張っていた児島がそれを見事にスタンドへ放り込み、この試合もリカオンズが劇的なサヨナラ勝ちを収めるのだった。

〈児島のサヨナラホームランで勝利[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

第3戦はレート20倍、渡久地が打たれる

2試合連続の完封勝利で渡久地の年俸は7億を越えた。

ところが第3戦を前にオーナーはレートを20倍、1失点10億に釣り上げる

〈レートを釣り上げる彩川オーナー[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

シーズン終了後に球団売却を考えるオーナーは、売却益を取り返すために疲労困憊の渡久地が打ちこまれることを確信していたのだ。

マリナーズも打線を変え、好調の高見を3番、不調のブルックリンを5番に下げる。

そしてオーナーの読み通り、調子が上がらない渡久地。

初回から高見にソロホームランを浴び、プロ初失点とともに10億を失い年俸が赤字に突入するのだった。

〈高見が渡久地から本塁打を放つ[ONE OUTS 3巻](c)集英社/甲斐谷忍〉

【3巻のまとめ】

緊急登板した吉田は渡久地のアドバイスで見事ピンチを乗り切り、渡久地のワンナウツ契約の年俸が膨れ上がっていく。

何とか有利に進めたい彩川オーナーは、レートを変えられることや渡久地はベンチの指示に必ず従うことなど、ワンナウツ契約に具体的な条件をつけた。

そしてパ・リーグの最強王者マリナーズとの3連戦に全試合渡久地を先発させるよう指示。

渡久地はマリナーズの天才打者・高見の立てる対策をさらに上回って2戦連続の完封勝利を挙げるが、疲れが目に見えて溜まっていく。

第3戦で渡久地が打たれることを確信した彩川オーナーはレートを20倍(1失点ー10億円)に釣り上げた。

その読み通り渡久地は初回に高見にソロホームランを浴び、初失点と同時に10億円を失ってしまうのだった。

次巻へ続きます。

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