ある日「小さな巨人」と呼ばれ躍動する地元・宮城県立烏野高校のエースに心奪われバレーボールを始めた小柄な少年・日向翔陽。
中学時代は環境に恵まれず、3年最後の大会にようやくメンバーを集めて出場するも、「コート上の王様」と呼ばれる天才セッター・影山飛雄擁する強豪・北川第一中に惨敗してしまう。
影山へのリベンジを果たすべく憧れの烏野高校バレーボール部に入部した日向だが、奇しくも影山もチームメイトとなり、他の1年生である月島・山口や主将の澤村、副主将の菅原、2年でムードメーカーの田中らと共に新チームとして始動する。
早速県内の強豪である青葉城西高校との練習試合が実現し、超攻撃的セッターの及川が不在ながらも勝利を挙げた烏野。
迫るインハイ予選に向け、烏野は烏養を新たな指導者に迎え、リベロの西谷とエースの東峰も帰ってきた。
GWの合宿では長年のライバルである東京の古豪・音駒高校との練習試合に完敗したが、烏野は全国の舞台でのリベンジを誓いインハイ予選へ臨む。
そしてインターハイ予選が開幕し、初戦を危なげなく突破した烏野は2回戦で鉄壁のブロックを誇る伊達工業も撃破。
3回戦で及川率いる青葉城西と対戦することとなりセッター対決に気合の入る影山だが、強烈なジャンプサーブや巧みな試合運びで翻弄され烏野は劣勢に立たされる。
流れを切るため、烏野は影山を一時ベンチに下げ、菅原を投入するのだった。
7巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
第1セットを落とす烏野
及川を意識するあまり冷静さを失いかけていた影山に代わり、菅原がコートに立つ。
試合に出ていない間も集中していた菅原は月島や日向と連携を取ってすぐさま3点を返し、(烏14-20青)に。
〈菅原が流れを変える [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
そのまま両チーム点を取り合い、(烏15-22青)となったところで今度は及川のサーブ。
及川は西谷と田中のちょうど真ん中をジャンプサーブで撃ちぬき、今度は緩いサーブで立て続けにサービスエースを連取。
〈見事なサーブ [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
次のサーブは澤村が拾いラリーとなり、日向が2度目のブロックを試みるが、惜しくもブロックアウト。
烏野は第1セットを落とし、守備を少数精鋭に切り替えて第2セットに臨むのだった。
〈第1セットを落とす [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
第2セットは互角の展開
安定感のある菅原を引き続き続投させ、及川のサーブには澤村と西谷の2人で対抗する烏野。
〈守備体制の変更 [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
この賭けが見事にハマリ、澤村のレシーブから菅原がトスを上げ、田中がスパイクを決める。
及川のサーブのターンを1本で切り、着実に青葉城西に食らいついていく展開に。
しかし第2セット中盤で烏野が連続してブレイクを許し、(烏16-17青)となったところでついに菅原を下げ、再び影山を投入する。
〈影山を再投入 [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
落ち着きを取り戻した影山はまずサービスエースで同点、さらに続くサーブでも相手のレシーブを乱し、変人速攻であっという間に逆転。
先に烏野が20点台に乗るが、日向に代わって前衛に来た月島とは影山はうまく連携が取れていない様子。
普段仲の悪い2人だが、影山は菅原のアドバイスで月島に自ら歩み寄り、影山・月島の連携でも点が取れるようになってきた。
〈月島とも息があってきた [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
ギリギリで第2セットを奪い返す
(烏24-23青)と先に烏野がセットポイントを握るが、ここで再び及川のサーブ。
〈西谷のスーパーレシーブ [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
及川はミスできない場面で渾身のジャンプサーブを打ち込み、西谷がスーパーレシーブ。
ボールはそのまま青葉城西のチャンスになってしまうが、及川のトスを上げる先を読んだ影山が月島と連携してブロックに跳び、見事にシャットアウト。
烏野がセットを奪い返し、試合はファイナルセットにもつれこむのだった。
〈第2セットを奪い返す [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
ファイナルセットも点の取り合いに
ファイナルセットも互角の展開となる。
セットの中盤、青葉城西はリベロが後衛からジャンプしてトスをあげ、及川がバックアタックという新たな攻撃などで(烏8-11青)とリードを奪った。
〈多彩な攻撃を見せる青葉城西 [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
徐々にチームの地力の差が出始め、両チームとも点を重ねて(烏12-14青)となったとき。
ついにフラストレーションを貯め込んだ日向が新たな攻撃、ワイド移動攻撃(ブロード)を見せる。
〈日向の新たな攻撃 [ハイキュー!! 7巻](c)集英社/古舘春一〉
日向の勢いによって再び追い上げ、さらに日向を囮にした東峰のバックアタックで烏野が同点に追いつくのだった。(烏15-15青)
【7巻のまとめ】
青葉城西に第1セットを奪われるも第2セットは影山を再投入して盛り返し、試合はファイナルセットへ突入。
多彩な攻撃を見せる青葉城西に対し、烏野も日向が新たな攻撃で勢いに乗り猛追。
セット中盤で同点に追いつくのだった。
次巻へ続きます。
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