地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
自らアリゾナ州立刑務所に収監され、見事オリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
烈と克己が敗れて身体の一部を失い、ジャックもまた「日に2度の敗北」を再び味わう。
そして烈と克己からバトンを託された刃牙もまた武術をもって翻弄しペースを握るが、最後は武術を捨てて真っ向からの勝負をあえて望み敗北した。
烈はボクシングの門を叩き大物プロモーターのカイザーに連れられてアメリカへ。
デビュー戦では元王者のワーレフに余裕で勝利し、衝撃的なデビューを飾る。
しかし"スモーキン"ジョーとの対戦では苦戦を強いられながらも反撃へ。
他方、激突に向かっていく刃牙と勇次郎。
不意に実現した親子団欒では喧嘩には発展しなかったが、力づくで相手に要求を飲ませればいい、という親子の明確なルールが再確認される。
そして刃牙に対し何度でも勝ち目のない喧嘩を仕掛ける柴千春。
刃牙も千春の戦い方にヒントを得て流儀を真似、千春の戦意を折る戦いをするのだった。
29巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
烈 vs "スモーキン"ジョー 決着
すぐにダウンから立ち上がったスモーキン。
烈は「頭上から来る攻撃は防御することしかできない」というかつての師の教えを思い出し、高く飛び跳ねてスモーキンの頭上からパンチ、再びダウンを奪った。
〈頭上から攻める烈[範馬刃牙 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
スモーキンは虫の息となり烈が猛攻を仕掛けるが、スモーキンも最後の粘りを見せる。
仕留めきれない烈はさらなる強敵のためにとっておいた秘術、グラブの中で中指を突っ張る一本拳を解禁。
〈一本拳を解禁[範馬刃牙 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
スモーキンの人中の急所を突き、KO勝利を飾った。
心が折れる千春
何度も刃牙に挑み続けた千春。
しかし最後には目つぶしに刃牙が自ら超スピードで突っ込み、眼球で千春の指を負傷させる。
いくら千春の根性でも真似できない芸当に千春の戦意が折れ、敗北を認めるのだった。
〈眼球から突っ込んだ刃牙[範馬刃牙 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
烈の次の相手は最強王者ウィルバー・ボルト
スモーキンをも退けた烈を、現役のヘヴィ級チャンピオンであるウィルバー・ボルトがロックオンする。
20歳でオリンピック陸上短距離走の金メダルを取り、そのままボクシングへ転身。
瞬く間にKO勝利の山を築き、世界最強のチャンピオンとなった男である。
〈最強王者ウィルバー・ボルト[範馬刃牙 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙を説得する渋川
勇次郎も刃牙も、互いに親子喧嘩の時が近づいていることを予感している。
ご老公の指示のもと、総理大臣らが動いて周辺住民を避難させる手配が進められていく。
そんな2人の激突による影響を危惧してか、渋川は刃牙に「あのお父上から離れなさい」と諭すのだった。
〈刃牙を説得する渋川[範馬刃牙 29巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【29巻のまとめ】
烈が"スモーキン"ジョーに逆転勝利。
次の相手は最強王者ウィルバー・ボルトに決定した。
他方、刃牙も千春が敗北を認めたことで勝利。
いよいよ勇次郎との決闘が近づいたところで、今度は渋川が刃牙を説得しようとするのだった。
次巻へ続きます。
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