地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
自らアリゾナ州立刑務所に収監され、見事オリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
烈と克己が敗れて身体の一部を失い、ジャックもまた「日に2度の敗北」を再び味わう。
そして烈と克己からバトンを託された刃牙もまた武術をもって翻弄しペースを握るが、最後は武術を捨てて真っ向からの勝負をあえて望み敗北した。
烈はボクシングの門を叩き大物プロモーターのカイザーに連れられてアメリカへ。
デビュー戦では元王者のワーレフに余裕で勝利し、衝撃的なデビューを飾る。
しかし"スモーキン"ジョーとの対戦では、不覚にもダウンを喫してしまう。
他方、激突に向かっていく刃牙と勇次郎。
不意に実現した親子団欒では喧嘩には発展しなかったが、力づくで相手に要求を飲ませればいい、という親子の明確なルールが再確認される。
そして刃牙に対し何度でも勝ち目のない喧嘩を仕掛ける柴千春。
その真意は…?
28巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
烈 vs "スモーキン"ジョー 烈が反撃へ
スモーキンに不覚を取りダウンを喫した烈。
グローブの使用法に長けたボクサーのパンチは烈がこれまで味わってきたものとはまた異なるものであった。
柔らかいグラブによって脳への衝撃が大きくなった結果、立ち上がった烈の視界が揺れる。
2度目のダウンを喫する烈だが、烈は過去の修行を思い出し、を脳震盪の揺れに合わせて自らの頭を叩き、農振盪を治めた。
〈脳震盪からの回復を図る烈[範馬刃牙 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ここからは烈がこれまで培ってきたものすべてをボクシング相手にぶつける戦い。
右脚の義足を軸に回転しながら放った強烈なパンチでスモーキンからダウンを奪うのだった。
〈烈が反撃[範馬刃牙 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙 vs 千春 心を折る闘い
何度叩き伏せられてもあきらめない千春。
今度は刃牙の自宅で返るのを待ち、また喧嘩を売る。
実力差がありすぎるために穏便に済まそうとしていた刃牙だが、一度徹底的に戦意を折る必要があると考え始める。
しかしそのとき、千春がガラスのドア越しに放った渾身の不意打ちが刃牙の顔面にクリーンヒット。
〈千春のパンチがクリーンヒット[範馬刃牙 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
技術を持たないながらも闘志だけで追い詰められた事実に刃牙はヒントを得る。
千春にとっての勝敗とはどちらかの心が折れたときに決まるもの。
刃牙もまた、千春の流儀に合わせて容赦なく喧嘩を仕掛けるようになる。
さらに千春の流儀に倣い、あえて自ら相手の攻撃に突っ込むことで千春の拳や脚にダメージを与えていく。
さすがの千春も自分の流儀の極致ともいえる芸当を味わい、メンタルにダメージを負うのだった。
〈千春の流儀を真似る刃牙[範馬刃牙 28巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【28巻のまとめ】
烈が"スモーキン"ジョーに苦戦しながらも反撃へ。
そして刃牙も千春の戦い方にヒントを得て流儀を真似、千春の戦意を折る戦いをするのだった。
次巻へ続きます。
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