5人の死刑囚との死闘を制した地下格闘士たち。
しかし戦いの中で毒に蝕まれ、刃牙は衰弱してしまう。
見かねた烈が刃牙を気絶させてヘリで中国へ搬送する。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
伝説のボクサーの息子であるマホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
中華一の毒手の使い手、李海王と対戦した刃牙は身体の毒が裏返って完全復活。
郭の息子、春成と”凶人”龍書文を助っ人に加え、中国連合軍と日米連合軍のチーム戦となった。
第1試合ではオリバが龍を下し、第2試合では刃牙が春成を一蹴。
早くも後がなくなった中国連合は烈を送り出し、寂海王が挑む。
卑劣なだまし討ちを仕掛ける寂に観客からは大ブーイングが起こるのだった。
25巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
第3試合 寂海王 vs 烈海王 続き
二度にわたり握手を装っただまし討ちを試みた寂。
どちらも失敗に終わりながら、寂はまた握手を求める。
烈はこれにも応じ、今度は烈が握手をした状態で攻撃を仕掛けた。
寂はダメージを受けながらも烈の関節をとり、右腕を脱臼させる。
〈烈の右腕をとる [バキ 25巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
烈の片腕が使えなくなった状態で「起きて闘いたまえ」と話しかける寂。
この卑劣さに怒った観客たちが闘技場に乱入するが、烈は「ちょうどいいハンデだ」と観客たちを諫めた。
〈観客を諫める烈 [バキ 25巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
烈は靴を脱ぎ、足技を駆使して寂を追い詰める。
寂はそんな烈を何としても日本へ招聘すべく、手段を択ばずに勝利を目指す決意を固めた。
寂は完全な状態の烈の攻撃を受け切ってこそ意味があると考えを改め、烈の腕を元に戻すことを申し出、仕切り直しに。
烈の全身全霊の攻撃が始まり、試合は一方的な展開に。
〈寂には防御態勢が精いっぱい [バキ 25巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
寂は完全な護身の構えで耐えたものの、最後は烈に屈した。
第4試合 マホメドJr vs 範海王
四試合目はマホメドJr vs 範海王。
ボクシングには蹴り技がないという弱みをついて攻める範だが、ボクシングは大地を蹴る格闘技。
マホメドJrの強烈なアッパーがクリーンヒットし、範は崩れ落ちるのだった。
〈ボクシングは大地を蹴る格闘技 [バキ 25巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【25巻のまとめ】
寂が食い下がるも、烈が上回り中国連合が一矢を報いる。
続く試合ではマホメドJrが範海王に強烈な一撃を食らわせるのだった。
次巻へ続きます。
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