偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
花山がスペックを破り、独歩と烈がドリアンを追い詰めて勝利した。
シコルスキー、ドイル、柳の捕獲に向け、各国の機関はビスケット・オリバに協力を依頼。
目の前で梢江を拉致され、怒る刃牙がシコルスキーを追う。
しかしそこにオリバが横やりを入れ、刃牙に実力の差を見せつけながらシコルスキーを捕らえる。
オリバが次に狙うのはドイル。
鎬昂昇も名乗りを上げ、先にドイルを追い詰めるも、最後はドイルが隠し持っていた爆薬によって敗北を喫する。
如何なる手段を用いてでも勝利するのがドイルのやり方だった。
そして死刑囚たちとの戦いにジャック・ハンマーも参戦。
ジャックの身体は前回の最大トーナメントよりも大きくなっていた。
14巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
パワーアップして帰ってきたジャック
体格も身長も明らかに大きくなっているジャック。
その秘密は紅葉が施術した骨延長手術だった。
両腕、両脚2か所ずつ、計8か所を切断し延長するという地獄のような苦しみと引き換えに、ジャックは2mを超える体格を手に入れたのである。
〈大規模な骨塩長を施したジャック [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ドイルを圧倒する烈
とある夜、デパートの本屋で買い物を終えた烈はエレベーターのなかでドイルと出くわす。
〈偶然出会う2人 [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
2人とも予期しない遭遇。
烈はいつでも戦える気でいたが、ドイルの誘いでバーへ向かう。
鎬に対し爆薬を使用したことが話題に出ると、烈は仇を討たんとばかりに忍ばせていたクナイをドイルの目に投げ刺した。
さらに烈は武器を使用した中国武術でドイルを追い詰める。
〈烈が圧倒する [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
烈はドイルの仕込んだ胸部の爆薬すら避け、あと一歩でドイルの敗北をほぼ確実なものにする。
しかしトドメを刺そうとする寸前で、何者かによって背後から鎮静剤を打たれ、意識を失ってしまった。
〈ジャックが戦いに横やりを入れる [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ドイルの心に芽生えた変化
烈を襲ったのはジャック。
ジャックは個人的な興味からドイルに日を改めて戦うことを提案し、解放した。
しかしドイルは道端で意識を失っている烈をチンピラや野犬から守ることを選ぶ。
翌朝、烈が目を覚ますと眼前には自らを守り抜いて立ったまま気絶しているドイルの姿があった。
〈烈を守り抜いたドイル [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
烈はすぐさまドイルを背負い、常勤医師のいる神心会本部へ走る。
〈ドイルを背負ったまま川を渡る [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
道中の川もドイルを背負ったまま渡り、治療を受けてドイルは回復した。
ドイルが神心会本部を爆破
烈とドイルの間に奇妙な絆が生まれていたが、それでも2人は敵同士。
治療室を抜け出したドイルは克己らのいる本部道場を訪れ、神心会に喧嘩を売る。
ドイルは耐火服を着たうえで薄力粉を撒いて着火。
〈耐火服を着るドイル [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
粉塵爆発により神心会の本部で大爆発が起きた。
街が騒然とするなか、立ち去ろうとするドイル。
しかしその前に独歩が立ちはだかるのだった。
〈見逃さない独歩 [バキ 14巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【14巻のまとめ】
烈がドイルを追い詰めるも、あと一歩のところでジャックの横やりが入り、決着は持ち越しとなってしまう。
しかし意識を失った烈をドイルが夜通し守り抜き、2人の間には奇妙な絆が生まれていた。
烈はドイルを神心会本部まで運び介抱するも、ドイルは抜け出し、克己たちのいる神心会の道場を爆破。
街が騒然とする中、今度は独歩がドイルの前に立ちはだかるのだった。
次巻へ続きます。
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