美人で伝説的な女優である母・淵透世の元に生まれた醜いかさねは、その風貌からいじめられていた。
亡き母の口紅で他人と顔を入れ替えられることに気が付いたかさねは、その力を使って美人と顔を入れ替え舞台で演じ始める。
そんなある日、母の秘密を知りながら女優としての活動を支援していた羽生田 欣互(はぶた きんご)と名乗る男性がかさねの前に現れた。
かさねをプロの舞台女優に引き合わせた羽生田、果たしてその目的とはー。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ニナとの契約
終演後、かさねは羽生田に連れられ、舞台裏で先ほど見惚れた美しい女優、丹沢ニナと会う。
かさねは口紅を使ってニナに顔を入れ替える能力を見せる。
台本を覚える早さと演技力、かさねは女優として求められる才能を遺憾なく発揮し、羽生田もそれを目の当たりにした。
ニナも自分が女優として成功するためにかさねの演技力を欲し、利害が一致した2人は顔を入れ替えながら女優として活動することを決めた。
眠り姫病
ニナは眠り姫病という、一度眠ると数週間目が覚めない難病を抱えていた。
そのせいでニナは友人も出来ず不登校だった。
そんな時ワークショップで演出家の鳥合と出会い声をかけられ、救われる。
それからは鳥合に褒められた美しい顔を生かし女優として大成することを目指すように。
有名になって烏合ともう一度会うためには舞台に立ち続けなければならない。
いつ自分に眠り姫病が発症して活動できなくなるかわからないため、ニナはかさねによる代役という手段も厭わないのだった。
鳥合への恋心
かさねはニナと顔を入れ替えて鳥合が演出を務める舞台「かもめ」のオーディションに挑戦し、合格する。
かさねはニナとして舞台稽古に参加する。
かさねは容姿が美しいだけで今までとは全く違う居場所が出来たことに感動した。
反対にニナはかさねの容姿で過ごすことに生きづらさを感じていた。
ニナはかさねの様子が心配で稽古を見に行くが、かさねの演技力に圧倒されてしまう。
かさねは容姿だけではなく、自分の内面まで見抜く鳥合に好意を抱くようになっていた。
キスシーンの練習として鳥合とキスをしてから、2人は恋愛関係になる。
ニナは2人がキスをしているところを目撃し、ショックを受ける。
しかしキスをしてもかさねと鳥合の顔が入れ替わっていないことから、顔を入れ替えるためには口紅が必要であることに気が付く。
入れ替えた顔は12時間しか保てない。
かさねは鳥合と一夜を過ごすために、ニナにキスし直してほしいと頼む。
ニナは鳥合を奪われることを恐れ、かさねから口紅を取り上げる。
ニナは美しい顔を取り戻し、鳥合に会いに行く。
かさねはどうすることも出来ず号泣した。
かさねはニナから口紅を取り返そうとニナの家の前で待ち伏せするが、帰ってきたニナとは喧嘩になってしまう。
これでニナとのパートナー関係は解消…。
しかしかさねが帰ろうとしたその時、ニナは眠り姫病を発症し倒れてしまうのだった。
かさねの進化
ニナが目を覚ましたのは12月、顔はかさねの姿だった。
ニナは羽生田に終わった舞台「かもめ」の映像を見せられ、かさねの演技には敵わないと確信する。
口紅もかさねが取り返していた。
羽生田はニナの望み通り、ニナの女優としての地位は確固たるものになったと伝える。
しかしそれはかさねあっての地位だ。
そこへかさねがやって来る。
ニナの顔をしたかさねは、ニナが眠る前より美しくなっていた。
【2巻のまとめ】
かさねは美しい顔を持つが演技力のなさに悩む丹沢ニナとの合意のもと、顔を入れ替えて舞台に出演することになり、演出家の鳥合と恋に落ちる。
一夜を共にしようかというとき、鳥合に思いを寄せていたニナはかさねを裏切って口紅を奪って鳥合に会いに行ってしまい、恋のライバルとなった2人のパートナー関係は解消へ。
しかしちょうどニナが眠り姫病という持病で長期間眠りこんでしまい、ニナの同意を得ることなく顔を奪い続けたかさねは舞台を成功させ「注目すべき若手女優・丹沢ニナ」の地位を自分の物にしたのだった。
次巻へ続きます。
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