私立鳳翔高等学園の生徒たちを乗せた旅客機が謎の事故によって墜落し、生徒たちは巨大な昆虫に支配された島に漂着した。
昆虫の生態に詳しい織部睦美たちを筆頭に、生徒たちは救助が来るまでの間、襲い掛かる昆虫たちから身を守りながらサバイバル生活が始まる。
次々と犠牲者が出るなか、親友の身を案じる者、自分だけが助かろうとする者、様々な思惑が交錯するパニック・ホラー作品。
エロ要素も多めです。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
飛行機が墜落
私立鳳翔高等学園の生徒たちを乗せた旅客機が謎の事故によって墜落。
事故に巻き込まれた織部 睦美が目を覚ますと、そこは見知らぬ島だった。
〈島に漂着した睦美 [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
サバイバルの知識をもとに必死に親友である成瀬千歳や他の生存者を探す睦美は、ソフト部の部長である松岡歩美(キャプテン)と遭遇した。
2人は互いに生存を喜びつつ、救助が出るまでの数日間、この島でサバイバル生活を送る決意を固める。
〈キャプテンと再会 [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
巨大化した蝶に襲われる生存者たち
他方、千歳は柘植寛、甲斐和彦、白川美紀、神野美鈴、上条アツシ、三浦真美、小田哲らと共に他の生存者を捜索していた。
〈生きていた千歳たち [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
中でも美鈴は自分の利益のためであれば他人を脅したり貶めたりすることに躊躇いの無い性悪女であり、売れない駆け出しアイドルの真美は美鈴に逆らえないようだ。
そこにワンダーフォーゲル部所属の伊能 愛が合流し、持ち前の知識で簡易な地図作成を目標とする一行。
しかし伊能が茂みに入ったところで、巨大なミヤマカラスアゲハに襲われてしまう。
〈巨大化した蝶 [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
伊能はそのまま体液を吸い尽くされ、真美を守ろうとした小田、柘植も死亡した。
ジカバチに拉致される千歳
悲鳴を聞きつけた睦美とキャプテンが駆け付け、睦美の持つ昆虫の知識を武器にミヤマカラスアゲハを撃退。
睦美は千歳は無事に再開を果たすが、それも束の間。
今度は巨大なジカバチが千歳を刺し、巣に連れ去ってしまった。
〈ジカバチに連れ去られる千歳 [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
ジカバチはその習性としてまず獲物に麻酔を注射するため、千歳はすぐに死ぬことは無い。
睦美たちは方針について揉めながら、千歳の救出へ向かうのだった。
ジカバチの巣へ突入
警戒しながらジカバチの巣を探しにでる睦美たちは、民家に巨大な巣が張られているのを発見する。
中には異臭が立ち込めており、既に手遅れになった島の住人と思われる犠牲者たちがいたが、そこに千歳の姿は無い。
と、一行はそこに同じくジカバチに連れ去られてきたアキラの姿を目撃する。
睦美の指示で集めたヘアスプレーや洗剤を武器に、アキラの連れていかれた別の巣である民家に突入する一行。
〈ジカバチの巣へ突入 [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
無事にアキラと千歳を救出し、ジカバチの襲撃を振り切って脱出した。
襲い掛かるマダニの群れ
アキラと千歳の治療のため島の医療施設を目指す睦美たちだが、今度は巨大なマダニの巣に足を踏み入れてしまう。
〈マダニに囲まれた [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
キャプテンは皆の安全を守るために迂回を提案するが、千歳を一刻も早く治療したい睦美は強行突破を譲らない。
他のメンバーは睦美の知識を頼りに睦美を支持し、キャプテンは内心孤立してしまう。
なるべくマダニを刺激しないように慎重に先を急ぐ睦美たち。
ところが道中で美術の野沢先生がマダニに取りつかれて手遅れになっている姿を発見し、真美がパニックを起こしてしまう。
睦美はとっさの判断で野沢先生を囮にし、一行は一目散に海岸を目指した。
〈先生の遺体を囮に [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
辛くも脱出し、海水で冷静にマダニを払い落す睦美たち。
そんななか、恐怖に耐えかねた真美は自分を守ってもらうためにキャプテンに、また野心家の美鈴はアツシにそれぞれ迫り、関係を持つのだった。
〈悪巧みを図る美鈴とアツシ [巨蟲列島 1巻](c)秋田書店/藤見泰高〉
【1巻のまとめ】
飛行機が墜落し、島に漂着した私立鳳翔高等学園の生徒たち。
そこは巨大化した虫が巣食う島だった。
蝶に襲われ早速犠牲者が出る中、織部睦美は他の生存者らと共にジカバチの巣から親友の成瀬千歳を救出。
しかし今度はマダニの群れに襲われ、辛くも難を逃れる。
生存者たちのなかには恐怖に耐えかね、集団への協力よりも自らの安全を最優先に考える者も出始めていた。
次巻へ続きます。
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