赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道はベンチ外でしたが、安西監督に詰め寄って無理矢理ベンチ入りしました。
4巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
練習試合 湘北vs陵南 試合開始
陵南との練習試合が始まりました。
湘北のスタメンは赤木(C)、安田(PG)、潮崎(SG)、小暮(SF)、流川(PF)です。
陵南のスタメンは魚住(C)、仙道(F)、池上(F)、越野(SG)、植草(PG)です。
開始直後から陵南が波に乗り圧倒
ジャンプボールはほぼ互角の勝負をゴリが制し、湘北ボール。
しかし安田が植草にスティールを許し、ボールは仙道へ。
仙道には流川がつきますが、仙道からパスをもらった池上がシュート。陵南が先制します。(湘北0 - 2陵南)
湘北の攻撃。ゴリが魚住とインサイドで激しく競り、パスを受けた小暮がノーマークでシュートするも魚住のブロックにあいます。
こぼれ球を拾った流川がシュートしますが、これも魚住がブロック。
こぼれ球を拾った安田がゴリにパスし、ゴリのシュート。
しかしまたも魚住にブロックされ、陵南が波に乗ります。
〈魚住のブロックが炸裂 [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
状況を打破するため、安田は流川に任せようとパスしますが、これを読んでいた仙道がカット。
カウンターの速攻となり、仙道は自らのレイアップで流川を引き付けながら越野にバックパス。
越野がノーマークでレイアップを決め、陵南が追加点を挙げます。(湘北0 - 4陵南)
「30点差をつける」と豪語した陵南の田岡監督に怒った花道がカンチョーしてテクニカルファウルを取られるなど、その後も陵南が圧倒し、点差が開いていきます。(前半5分 湘北0 - 15陵南)
さらにここから仙道が本領発揮。小暮をかわしながらパスして味方のシュートをアシストし、追加点を挙げます。(湘北0 - 17陵南)
〈勢いに乗る仙道 [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
場に沸き起こる「仙道」コール。
さらに湘北の3Pシュートがはずれたところで再び陵南の速攻となり、仙道が流川をかわしてダンクを叩き込みます。(湘北0 - 19陵南)
〈仙道のダンク [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
ゴリと流川の本領発揮で湘北が反撃
この超高校級のプレイがゴリと流川に火をつけました。
場の勢いに呑まれた安田から小暮へのパスを植草にカットされ、植草から仙道へアリウープのパス。
しかしこれを流川が高いジャンプでカットし、湘北の反撃開始。
流川は植草・越野を抜き、池上もスピードで振り切ってゴールへ迫ります。
そして仙道をひきつけながらゴリをアシスト。
チームを鼓舞するゴリラダンクが決まり、湘北が得点を挙げます。(湘北2- 19陵南)
〈ようやく湘北に得点が [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
これで勢いに乗った湘北は、池上のシュートのリバウンドをとったゴリからの速攻で安田がレイアップを決め、追加点。(湘北4 - 19陵南)
陵南は勢いを断ち切るべく魚住にボールを託しますが、ゴール下ではゴリが迫力あるディフェンスに阻まれ、3秒オーバータイムで湘北ボールに。
湘北の攻撃でもゴリがオフェンスリバウンドをとりそのままシュート。一度は魚住にブロックされますが、リングに当たって跳ねたボールを流川が直接ダンクで叩き込みます。(湘北6 - 19陵南)
〈流川のダンクで追い上げ [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
その後も湘北はゴリと流川の活躍で追い上げ、8点のビハインドで前半を終えます。(前半終了 湘北42 - 50陵南)
後半も好調を維持する流川
後半も湘北の勢いは止まらず、流川が早々に3Pを決めます。(湘北45 - 50陵南)
追い上げられる展開に業を煮やした陵南がタイムアウト。マンツーマンディフェンスに切り替え、魚住がゴリを、仙道が流川を徹底してマークします。
ずっとベンチから見ているしかできない花道もフラストレーションが溜まり、仙道につっかかりますが、仙道も流川のマークをものともせずにシュートを決め、花道を挑発し返します。(湘北45 - 52陵南)
花道、ガチガチの試合デビュー
そして試合が膠着状態に入り、互いに点を取り合ったところでついに花道がウォーミングアップ開始。
さすがに緊張しはじめた花道をよそに、湘北にアクシデントが起こります。
魚住のオフェンスファウルでゴリが流血し、治療のためにベンチへ下がります。
急遽代役として投入される花道。(残り9分 湘北61 - 68陵南)
〈ゴリと交代出場する花道 [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
しかし花道は緊張で頭が真っ白になり、いきなりトラベリング。
ディフェンスでも魚住に豪快なファウルを犯してしまい、今度は魚住が鼻血を出して一時退場します。
いっぱいいっぱいの花道に流川が蹴りを入れ、落ち着きを取り戻す花道。
タイムアウトを挟んでプレー再開します。
花道のファウルによるフリースローですが、魚住は2本ともはずし、得点ならず。
気合を入れる花道に対し、魚住も「どんどんオレにボールをまわせ!」と挑発します。
〈花道を挑発する魚住 [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
そしてボールを持った魚住と花道のゴール下対決。
花道のフンフンディフェンスが炸裂しました。勝負の行方はいかに。
〈花道vs魚住 [スラムダンク4巻](c)集英社/井上雄彦〉
【4巻のまとめ】
湘北と陵南の練習試合は最初は陵南が圧倒しますが、湘北もゴリと流川の活躍で追い上げる展開に。
後半にゴリが負傷交代し、花道が試合デビューします。
緊張でガチガチの花道でしたがすぐに落ち着きを取り戻し、赤木の代わりに魚住に挑む花道。
勝負の行方はいかに。
次巻へ続きます。
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