赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道が試合デビューし大激戦を繰り広げますが、惜しくも敗戦。
そして次期キャプテン候補の宮城リョータがバスケ部に復帰しました。
大乱闘事件を経て三井もバスケ部に復帰し、インターハイ神奈川県予選が始まります。
準々決勝まで順調に勝ち進んだ湘北は藤真率いる翔陽も破り、決勝リーグへ進出。
決勝リーグ初戦の海南戦。
序盤に海南がペースをつかみ、劣勢の湘北。
海南の高頭監督に花道が初心者であることを見抜き、見事に抑えられる花道。
さらにゴリの負傷交代でピンチに陥った湘北でしたが、流川の大活躍で同点のまま前半を終えます。
後半にはゴリが痛みを堪えながら復帰。
14巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
立ちはだかる牧
ケガを抱えながら復帰し、後半早々にシュートを決めた赤木。
やはり足首の状態は悪いようですが、気迫が肉体を凌駕しはじめます。
しかし海南も牧が黙っていません。
全力を出し始めた牧が個人技で切り込み、赤木のファウルを受けながらシュートを決めます。
〈牧の個人技で同点に [スラムダンク14巻](c)集英社/井上雄彦〉
フリースローも決め、あっさり逆転。(後半開始1分半 湘北51 - 52海南)
赤木も負けじとゴール下で粘ってシュートを決め、再逆転。(湘北53 - 52海南)
しかし牧も赤木と花道のブロックをかわし、花道からのファウルを受けながらまたもシュートを決めます。
当然のようにフリースローを決め、点差が徐々に開きます。(後半2分 湘北53 - 55海南)
さらに牧のマークで疲れの見え始めたリョータの隙を突いてパスカットし、自ら持ち込んでシュート。(湘北53 - 57海南)
そのまま両チーム点を重ねますが、湘北が牧のマークに人を割いたところで、今度は外から神が3P。(後半5分 湘北59 - 66海南)
〈美しいフォームから放たれる神の3P [スラムダンク14巻](c)集英社/井上雄彦〉
牧と神のコンビで海南がリードを広げていきます。(残り10分 湘北63 - 73海南)
ここで湘北がタイムアウト。安西監督が勝負に出ます。
赤木・流川・三井・リョータでゾーンを作って牧のカットインを封じ、神にはまだまだ元気な花道をマンマークにつけます。
この采配が的中。
ボールを持った神が花道を抜いて3Pを放っても、後ろから俊敏に追いつく花道がブロック。
〈花道が神を抑える [スラムダンク14巻](c)集英社/井上雄彦〉
さらにその直後には速攻で先頭を走り、シュートへ持ち込みます。
残念ながら花道のレイアップははずれますが、後ろから走っていた赤木がフォローしてダンク。(残り9分 湘北65 - 73海南)
その後、牧と神の起点を封じられた海南は武藤がノーマークで3Pを放ちますが、入らず。
リバウンドを取った赤木から花道へパスが渡り、カウンター。
ダンクを狙った花道を、牧がわざとファウルして止めます。
〈ダンクを狙う花道に牧が立ちふさがる [スラムダンク14巻](c)集英社/井上雄彦〉
が、あまりの熱の入ったファウルはインテンショナルファウルを取られ、フリースローとその後も湘北ボールの攻撃に。
花道のフリースロー。
常識にとらわれない花道は入れる方法を必死に考えた結果、下手投げを編み出し、見事に2本とも決めます。(残り5分半 湘北72 - 78海南)
〈下手投げを編み出す花道 [スラムダンク14巻](c)集英社/井上雄彦〉
勢いづく湘北は、オフェンスリバウンドを取った花道からリョータへつなぎ、リョータが得意ではないミドルシュートを決めて追い上げます。(残り5分弱 湘北74 - 78海南)
ここで海南は武藤に代えて宮益を再投入し、シューターを2人に増やします。
対する湘北はリョータを宮益のマークにつけ、中のゾーンを3人に。
中のプレスが減ったところを牧が攻め、パスを受けた清田がダンクを狙いますが、赤木がブロック。
〈ゴリの気迫のブロック [スラムダンク14巻](c)集英社/井上雄彦〉
惜しくも赤木のファウルを取られてフリースローを与えますが、清田はプレッシャーから2本ともはずし、追加点ならず。
リバウンドをとった花道がカウンターを狙ってロングパスを出しますが、宮益にカットされてしまいます。
中でボールを受けた牧が個人技でシュートをねじ込み、6点差に。(残り4分 湘北74 - 80海南)
ここから試合は両チームの点の取り合いとなり、両チーム一歩も譲らず時間が過ぎていきます。(残り2分 湘北84 - 88海南)
【14巻のまとめ】
決勝リーグ初戦の海南戦。
ゴリもアドレナリン全開で痛みを感じさせないプレーを見せますが、海南も牧と神のコンビでペースを渡しません。
ほぼ互角の展開が続き、試合は終盤へ。
次巻へ続きます。
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