古代ローマのテルマエ技師ルシウスは、何故か何度も現代日本の様々な風呂に迷い込む。
迷い込むたび文明レベルの差にショックを受けるが、そのアイディアをローマに持ち帰り再現することで、皇帝からも頼りにされるほどの大人気テルマエ技師となっていく。
皇帝お抱えのテルマエ技師となったルシウスだったが、頑張りすぎたことにより各方面で摩擦が生じていた。
誠実に一生懸命仕事をするルシウスが報われる日は来るのか。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ルシウス、村をつくる
市民に人気のテルマエをつくるルシウスを消せば次期皇帝の人気も落ちると考えた元老院は、ルシウスにウソの書状を送り、山賊のいる危険な土地へ呼び出した。
「テルマエ・ロマエ」3巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
山賊に囲まれ脅されるルシウスだが、逆に彼らを説得して即席のテルマエを作り上げる。
さらに山賊たちが平和に暮らしていく案があると話すルシウスだが、バランスを崩して湯に落ちてしまった。
ルシウスが湯から上がると、そこは日本の温泉街だった。
「テルマエ・ロマエ」3巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
温泉饅頭やラーメンを食べ、たくさんの土産物を購入して温泉街を満喫するルシウスだったが、的あてで獲得した景品を川に落としてしまう。
なんとしても景品をローマに持ち帰りたいルシウスは、川に飛び込んだ。
山賊たちのもとに戻ったルシウスは、さっそく「温泉施設が集まる村」の建設を始める。
完成した村は温泉だけでなく食堂やお土産屋なども充実しており、山賊だった者たちも店員として真面目に働いていた。
新たな村で皆が喜び楽しんでいる様子に、元老院は暗殺計画を諦めるしかない。
「テルマエ・ロマエ」3巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
そしてその村のテルマエには、的宛で獲得した景品のぬいぐるみが神として祀られているのだった。
ルシウス、はじめての樽風呂
ルシウスのもとにパンノニアに赴任しているケイオニウスから「浴場がボロいので修理してほしい」と依頼が届くが、ルシウスは他にも仕事を抱えており駆けつけることができない。
何とかできないかと悩むルシウスは、またも事故によって水に落ちてしまった。
ルシウスが送り込まれたのは山の中にある小屋にある、樽の風呂だった。
「テルマエ・ロマエ」3巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
樽であればケイオニウスがいるパンノニアまで馬車で簡単に運ぶことができる。
ルシウスは樽の構造や湯の沸かし方を持ち主の老人から教わるが、樽風呂が壊れ大量の水を被ると同時にローマへ帰還する。
ローマに戻ったルシウスは職人に丈夫な樽とボイラーを作らせ、ケイオニウスに届けさせた。
2カ月後に届いた書状によれば、ケイオニウスは樽風呂ですっかり元気を取り戻し任務に当たっているようだ。
調子に乗ったケイオニウスはさらに書状で「田舎臭くないローマの美しい女性を2~3人、皇帝には内緒で工面してほしい」と依頼してきたが、さすがのルシウスもこれは無視するのであった。
ルシウス、日本でも大活躍
友人の彫刻師・マルクスを通じて、財をなした解放奴隷による成金の集団「結社アウグスタレス」からルシウスに依頼がきた。
高価で派手なものばかりを寄せ集めたいかにも成金趣味の屋敷に案内されたルシウスとマルクスは、依頼主から官能的な女神像や黄金をたくさん使った悪趣味なテルマエを作ってほしいと言われる。
「テルマエ・ロマエ」3巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
さらに皇帝の死後自分たちの専属技師にならないかと勧誘され、全く気乗りしない仕事に頭を抱える。
勧誘を断りながらも、注意を怠ったルシウスは高級魚の生け簀に突っ込んでしまい、日本へ。
今度のルシウスは、錦鯉が泳ぐ池へと送り込まれた。
池の持ち主は、温泉旅館をリニューアルするため古代ローマを模したド派手な風呂にしたいと業者に無理難題をふっかけていた。
悪趣味で無茶苦茶な依頼を受けさせられ頭を抱える業者の若い青年は、錦鯉を抱えるルシウスと運命の出会いを果たす。
言葉の通じない二人だが、情熱と設計図を通して意思疎通をしていった。
「テルマエ・ロマエ」3巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
派手すぎる黄金の浴槽や女神像も、二人でアイディアを出し合いながら風呂にマッチさせていく。
しかしアイディアがまとまったところでルシウスは池に落ち、ローマへと帰っていった。
3か月後、温泉旅館は以前の風情を残しながら、客も依頼主も大満足のローマ風温泉にリニューアルした。
ローマに戻ったルシウスは、シンプルだからこそ黄金の浴槽と女神像が際立つ、神々しくも美しく厳かなテルマエを完成させていた。
「テルマエ・ロマエ」3巻©KADOKAWA/ヤマザキマリ
最初は一見地味な出来栄えに渋っていた依頼主も、完成形を見て納得しルシウスを賞賛するのだった。
【3巻のまとめ】
ルシウスは、次期皇帝の失脚を画策する元老院に命を狙われ始める。
しかし計画は失敗し、ルシウスはさらなる成功をおさめた。
彼の活躍はローマだけに留まらず、ついには現代日本の青年と協力して温泉旅館のリニューアルまでも成功させてしまう。
次巻へ続きます。
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参考古代ローマと現代日本の“風呂”を巡るタイムスリップ冒険ギャグ漫画『テルマエ・ロマエ』全6巻【ネタバレ注意】
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