古代において當麻蹴速と野見宿禰という2人の剛力による決闘が相撲の起源。
同じ名前を持つ野見宿禰という若者が現代に姿を現し、規格外の体格とパワーを見せつける。
強き者との力比べを望む宿禰は、ご老公の差配によって実現した怪力自慢のオリバとの力比べも制した。
宿禰は現役大関との路上での喧嘩にも完勝したことで、現代の大相撲界との全面対決が決まり、刃牙たち地下闘技場の戦士たちにも声がかかる。
宿禰に加え、地下闘技場からは刃牙・渋川・独歩・花山・克己の参戦が決定。
大相撲からは横綱・零鵬、小結・炎、関脇・獅子丸、前頭筆頭・鯱鉾、大関・巨鯨、関脇・猛剣の6人が選抜され、いよいよ地下での激突が近づく。
大相撲から参戦する6人の力士がエキシビションで総合格闘家と対決し、全力士が秒殺KO勝利を挙げた。
他方、克己には亡き盟友・烈海王の右腕が繋ぎ合わされ、いよいよ対戦カードが決定し全面対決が開幕。
先鋒戦では最も小柄な渋川と最も大柄な巨鯨という無慈悲なまでの体格差の勝負となる。
体格差をものともせず渋川の合気が炸裂するが、巨鯨も力任せに対抗する意地を見せる。
7巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
渋川が巨鯨を下す
渋川の合気による投げを力ずくで耐え凌いだ巨鯨は、再び渋川を持ち上げて強烈な張り手を見舞う。
観客席まで吹っ飛んだ渋川は義眼が壊れるほどのダメージを負ったものの、試合を続行。
命を落としかねない戦いに躊躇を見せる巨鯨に対し、渋川は目潰しや延髄への攻撃、さらに鼻腔の痛点を利用した出し投げで豪快に巨鯨を投げて地面に叩きつけた。
巨鯨が地面に大の字に倒れ、先鋒戦は渋川が勝利を収めたのであった。
二陣戦:独歩vs猛剣
二陣戦は独歩と「博士」の異名を持つベテランの猛剣。
天下の大相撲力士との対決に、独歩は嬉々としながら試合開始と同時に駆け寄り、猛ラッシュを仕掛ける。
だが「武神」の異名を持つ独歩のラッシュを受けても、打たれる覚悟を固めていた猛剣は倒れない。
相撲の立ち合いの構えから距離を詰める猛剣に対し、独歩は飛び上がってからの足刀で猛剣の耳を削ぎ落した。
血だらけになりながらも試合を続行する猛剣は、突っ張りからのぶちかましでようやく独歩に反撃開始。
壁際に追い込まれてから猛剣の強烈な打撃が独歩を襲い、この試合で独歩が先にダウンを喫する。
だが倒れたのは独歩の擬態であり、猛剣も力士として倒れた相手への追い打ちはしない。
空手と相撲を代表する2人の勝負は立ち技で決着することとなり、猛剣の突進に独歩が拳を合わせる。
打たれる覚悟をしていながらも猛剣に独歩の打撃が通った。
しかし猛剣は倒れず、独歩の右腕を掴み取って肘関節を壊し、反撃に転じるのであった。
【7巻のまとめ】
先鋒戦では渋川が巨鯨を下し、二陣戦では独歩が「博士」の異名を取る猛剣と激突。
空手と相撲を代表する2人の勝負は激しい立ち技の応酬となり、独歩が優勢に立つが猛剣もただではやられない。
猛剣は独歩の拳でも倒れず、独歩の右腕を掴み取って肘関節を壊して反撃に転じるのであった。
次巻へ続きます。
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