光速の脚を持つセナが、極悪非道のヒル魔に目をつけられて正体不明の選手「アイシールド21」としてアメフトデビュー。
デビュー戦で見事初勝利を飾りました。
2巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
まも姉がマネージャーに
デビュー戦の恋ヶ浜キューピッドに勝利したデビルバッツ。
しかし表向きは主務のセナは、終了後に大慌てで着替え、ボロボロの状態。
そんなセナの姿を見たまも姉は、「セナをいじめるのはやめて!」とヒル魔に詰め寄ります。
ずっとまも姉に守られてきたセナですが、自分の力で立っていきたいという気持ちとアメフトのデビュー戦の感触が重なり、アメフト部を続けることを宣言します。
〈自らの足で立ち始めるセナ[アイシールド21 2巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
それどころか、ヒル魔はまも姉の心配を逆手にとり、「まも姉がマネージャーとして入部すればセナの負担が軽くなる」などと吹き込みます。
まも姉はこの提案を受け、マネージャーを務めることになりました。
次の相手は王城ホワイトナイツ
デビルバッツの次の相手は王城ホワイトナイツ。
黄金期を支えた代が卒業しましたが、固い守備力を誇る強豪チームで、デビルバッツは昨年99-0という大差で敗れています。
泥門の偵察が最後までできなかった責任をとり、進はスタメンをはずれます。
ヒル魔とまも姉の勝負
対するデビルバッツは1にも2にも攻撃を重視するチーム。
ヒル魔により、アイシールド21には「ロシアの学校で基礎訓練を積んだ後、ノートルダム大のアメフト部に飛び級留学し伝説を作った男」という設定が加えられます。
作戦会議ではそのアイシールド21がすべての攻撃を担うこととなりますが、アイシールド21の正体がセナであることはまも姉には秘密。
そうこうしているうちにヒル魔とまも姉の言い合いが勃発し、「アメフトのルールについてヒル魔が3つ問題を出し、まも姉が1つでも間違えたらまも姉は二度と逆らわない。3つとも正解したらヒル魔は二度とみんなをいじめない」という勝負になります。
〈ヒル魔とまも姉の勝負[アイシールド21 2巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
ヒル魔のイジワルな出題にも関わらずまも姉は2問連続で正解。
ラスト1問というところで、分が悪いと察したヒル魔は勝負を切り上げます。(最後の1問が後々の伏線となります)
春季東京大会2回戦 泥門デビルバッツ vs 王城ホワイトナイツ
パワー・スピードともに最強のラインバッカーである進を筆頭に、超絶バカだがパワーでは進に匹敵する大田原や長身の桜庭を擁する王城。
芸能人でもある桜庭を目当てに多くのファンやテレビ局が詰めかけますが、桜庭の表情はすぐれません。
桜庭の所属する事務所ジャリプロの社長であるミラクル伊藤の指示のもと、桜庭はその実力とは関係なしにチームのエースとして祭り上げられ、スポンサーへのアピールなども強要されていたのです。
〈祭り上げられる桜庭[アイシールド21 2巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
関東最強のチームである神龍寺ナーガも王城の偵察で見ているなか、試合がキックオフ。
最初からアイシールド21の走りで攻めますが、王城の固い守備をなかなか突破できません。
ベンチで見ている進は、アイシールド21の走りを評価する一方で、ボールの持ち方が素人であることや衝突を恐れていることを見抜きます。
すぐさまヒル魔や栗田がアイシールド21を指導し、ボールの持ち方と走り方を修正。
怯えが消えたアイシールド21が圧倒的なスピードでそのままフィールドを駆け抜け、タッチダウン。泥門が先制します。(1分 泥門6 - 0王城)
〈アイシールドが先制のタッチダウン[アイシールド21 2巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
タッチダウン後のボーナスゲームはランを選択しますが、大田原の守備が勝り、追加点はなりません。
攻守交替し、王城の攻撃。
長身でミスの少ないクォーターバック、高見伊知郎のパスで着実にゴールへ近づいていきます。
しかしこれはヒル魔の罠。最後に高見からのパスをアイシールド21にインターセプトさせるつもりだったのです。
読み通り、偽りのエース桜庭へ来たパスをアイシールド21がカット。
こぼれたボールをヒル魔が奪い、再びアイシールド21にバックパス。
アイシールドがまたもや圧倒的なランで逆にゴール目前まで押し返します。
続く攻撃でアイシールド21のランを囮にして着実に前進。
このピンチに王城ベンチが動き、エース進が投入されます。
〈王城のエース進が投入[アイシールド21 2巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
進の圧倒的な実力
そのまま泥門の攻撃。
アイシールド21のランで中央突破をしかけますが、防衛役の栗田が進にあっさりと抜かれ、進の高速タックル(スピアタックル)がアイシールド21に炸裂。アイシールド21の攻撃を止めます。
続く攻撃でも進はアイシールド21が素人であることを見抜き、今度は倒すことなくボールを奪い取ります。
進がアイシールドを転倒させなかったことでプレーは続行。
高校最速のスピードをもつ進がそのままフィールドを駆け抜け、そのままタッチダウン。さらにボーナスゲームではキックが決まり、王城が逆転します。(泥門6 - 7王城)
切り札であるアイシールド21が完璧に止められたことで打つ手がなくなった泥門は、王城にどんどん差をつけられていきます。(前半終了 泥門6 - 35王城)
〈進を相手に太刀打ちできない泥門[アイシールド21 2巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
ハーフタイム
ハーフタイム。王城のベンチでは監督から喝が入ります。
そして桜庭のヘルメットにスポンサーのシールが着いていたことも一喝されますが、ミラクル伊藤は桜庭にこっそりとシールを付けるよう指示。
〈ミラクル伊藤の指示で苦悩する桜庭[アイシールド21 2巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
自分の実力不足を自覚しながらも進に張り合い、アメフトに真剣に向き合いたい桜庭は、周囲の過度な期待や社長の指示によって苦悩することになります。
一方の泥門ベンチ。勝利を諦めないヒル魔は、セナにメモを渡し、セナも仲間を信頼して進に立ち向かうことを決意するのでした。
【2巻のまとめ】
まも姉がデビルバッツのマネージャーに就任しますが、アイシールド21の正体がセナであることは秘密。
そして春季東京大会2回戦の王城ホワイトナイツ戦がキックオフ。
いまのデビルバッツの最強カードであるアイシールド21が高校最高のラインバッカーである進にいとも容易く止められてしまい、前半だけで大差をつけられます。
しかし勝利を諦めないデビルバッツ。
それとは対照的に、自分の置かれた境遇に思い悩む王城の偽りのエース桜庭。
後半はどうなるのでしょうか。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
[…] 小早川瀬那(2巻) 引用元:https://readagain-comic.com/%E6%B3%A5%E9%96%80vs%E7%8E%8B%E5%9F%8E%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%… […]