光速の脚を持つセナが、極悪非道のヒル魔に目をつけられて正体不明の選手「アイシールド21」としてアメフトデビュー。
デビュー戦で見事初勝利を飾りましたが、2回戦では王城ホワイトナイツのエースである進にほぼ完全に抑えられて完敗し、春の大会は敗退。
東京地区優勝を果たした王城も、関東大会準決勝では神龍寺ナーガに惨敗。力の差をみせつけられます。
各チームとも秋の大会に向けて再始動し、泥門は新メンバーを加えながら賊学カメレオンズ、太陽スフィンクス、NASAエイリアンズと練習試合を行う中で、少しずつ成長していきます。
NASAエイリアンズに僅差で敗れた泥門デビルバッツはそのままアメリカ合宿で地獄の猛特訓「デス・マーチ」を敢行。どぶろくトレーナーと瀧兄弟も加わり、帰国。
そして秋大会が開幕。泥門は1回戦で網乃サイボーグス、2回戦で夕陽ガッツ、3回戦で独播スコーピオンズを撃破し、ベスト8に進みます。
次の相手は強豪とみられていた柱谷ディアーズが新鋭の巨深ポセイドン。
体格に恵まれた相手にどう戦うのか。
14巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
泥門デビルバッツ vs 巨深ポセイドン キックオフ
泥門の攻撃でキックオフ。アイシールドが中央付近までボールを運びます。
続く攻撃では小結が相撲で練習した立ち合いを活かし、水町の懐に飛び込んで吹き飛ばします。
このまま小結の勝ちかと思われましたが、続く攻撃では本気を出した水町の前に撃沈。
泥門の攻撃は失敗し、攻守交代となります。
巨深の攻撃では水町が絶好調。いきなりタッチダウン目前まで進みます。
しかしここで小結が親父からのゲキを受けて目覚め、懐に飛び込んで相手をかち上げる必殺技「リップ」を繰り出します。
〈小結が水町を初めて破る[アイシールド21 14巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
上から覆いかぶさる水町とのパワー勝負となり、小結が力ずくで水町を撃破。
そのまま相手にタックルし、こぼれたボールをアイシールドがキャッチします。
泥門の攻撃。小結が水町を破った間をアイシールドが突破しますが、筧に止められてしまいます。
巨深の後ろを守るのは筧、大平、大西の長身トリオ、通称「高波(ハイ・ウェーブ)」。
〈長身トリオによる「高波」[アイシールド21 14巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
続く攻撃もハイ・ウェーブの前に止められ、攻守交代。
巨深は水町の活躍でクオーターバックの小判鮫がタッチダウン。ボーナスキックも決まり、巨深が先制します。(泥門0 - 7巨深)
ハイ・ウェーブを破れない泥門は、セナとモン太のコンビによる新技「鳥の叉骨(ウィッシュ・ボーン)」を繰り出します。
〈セナとモン太のコンビプレイ「鳥の叉骨」[アイシールド21 14巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
セナとモン太の連携、石丸のランなどをヒル魔が操り、最後はヒル魔がタッチダウン。点を返し、そのまま前半を終えます。(前半終了 泥門6 - 7巨深)
ハーフタイムを挟み、後半。
巨深はウィッシュ・ボーン対策としてアイシールドに走らせ、それを筧が止める作戦に出ます。
アイシールドはデビルバットゴーストで抜こうとしますが、長身の筧はそのリーチを活かしてアイシールドを完璧に止めました。
〈アイシールドを完璧に止める筧[アイシールド21 14巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
その後、逆に巨深のフィールドゴールキックを決められ、3点追加。(第3クオーター途中 泥門6 -10巨深)
対する泥門は相手が無警戒のロングパスを瀧に通し、さらにパスを意識させたところで今度はモン太のランでタッチダウンを奪います。(残り7分 泥門12 - 10巨深)
対する巨深の攻撃も栗田が止め、攻守交替。
追い詰められた巨深はハイ・ウェーブの3人に水町を加えた必殺の秘密兵器フォーメーション「ポセイドン」を発動します。長身の4人を後ろに固め、ロングパスも大外からのランも同時に防ぐ戦術です。
〈必殺フォーメーション「ポセイドン」[アイシールド21 14巻](c)集英社/稲垣理一郎〉
泥門は中央突破を図りますが、僅かな前進しか稼ぐことができず、ポセイドンを破ることができません。
逆に巨深がタッチダウンとボーナスキックを決め、再逆転します。(残り2分 泥門12 - 17巨深)
そのまま時間は進み、残り18秒。
ヒル魔は最後にアイシールドが筧を抜くことに賭けるのでした。
【14巻のまとめ】
泥門と巨深の試合がキックオフ。
長身を相手に互角に渡り合う泥門ですが、キックの差で巨深にリードを許します。
試合終了まで残り18秒。
最後にヒル魔はアイシールドのランに賭けます。
果たしてアイシールドはタッチダウンを奪えるか。
次巻へ続きます。
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