少女漫画

東西決定戦開幕、新を惑わしながら戦う太一、一方の千早は絶好調で先勝『ちはやふる』38巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

小学6年生の千早は福井からの転校生・新との出会いをきっかけに新の特技である競技かるたに夢中になる。

千早の幼馴染である太一も加わり、仲良し3人組でかるたをするうちに千早はずば抜けた才能の片鱗を見せるようになるが、小学校の卒業が近づくと太一は進学、また新たも祖父が倒れたため東京を離れることが決まってしまう。

小学生最後の大会の団体戦では惜しくも敗退してしまい、悔しさと別れの切なさを噛みしめつつ再会を誓って卒業。

時は流れ、千早は太一と同じ高校に進学を果たすが、福井にいる新はA級昇格をかけた大会に出場した結果、その留守の間に祖父が亡くなってしまったという後悔からかるたから距離を置いてしまっていた。

新が競技かるた界に戻ってくることを信じる千早と太一は高校で日本一のかるた部を創ることを目標に、古典オタクで呉服屋の娘・奏、かるた経験者の西田、勉強が得意な勉を率いれて5人で瑞沢高校かるた部を創立。

千早は憧れの地である全国大会の個人戦で同年代で現クイーンの若宮詩暢と激突し、他を寄せ付けない圧倒的な正確さとテクニックを前に歯が立たなかったが、最後まで食らいついたことで詩暢も千早を生意気なライバルとして認識するように。

千早にとっては自分に足りないものを見せつけられ本気で悔しがると共に、クイーンになるという夢がリアルなものとなる一方、太一はB級で惜しくも準優勝となり、A級昇格を逃してしまった。

そして新学期を迎え、かるた部には太一を彼氏にするという野望に燃える筋金入りの恋愛体質女子・花野菫と、根拠の無い自信でチームの和を乱す男子生徒・筑波秋博という問題児2人が入部、新メンバーを加えて全国大会へと臨み、決勝では選任読手を務める山城今日子の孫、山城理音ら擁する優勝常連の富士崎を運命戦の末に破って悲願の全国大会優勝を決めた。

続く個人戦では太一がB級優勝して悲願のA級昇格、A級では新が詩暢を下して優勝し、C級では勉、D級では筑波が優勝を果たして全国大会は幕を閉じた。

新も太一も千早への好意を自覚するようになり、新が先に千早に告白するが、千早は唐突な告白に戸惑い、返事もできないまま。

一方、太一は高松宮杯で敢闘して周防も注目するようになるも、新との直接対決に敗れて4位入賞という結果に終わった。

千早は元気のない太一を勇気づけようとするが、太一からの告白を受けてその想いに答えることができない。

学力テストでも首位を陥落した太一は失意のなか、学業への専念を理由にかるた部を退部し、太一の退部のショックで動揺し集中力を欠いたままの千早も休部することに。

生意気だが不安定な強さを見せる翠らクセのある新入部員が入るなか、千早と太一を欠いたかるた部では奏らが必死に支える。

千早が復帰し、ギリギリの2位で全国大会出場の切符を掴んだ瑞沢かるた部は、団体戦準決勝で準決勝で富士崎に敗れ、新擁する藤岡東との試合では意地の全勝で3位を勝ち取った。

そして個人戦ではA級では太一がベスト4、新が詩暢を下して優勝、B級では勉が準優勝となるが、C級では奏が、D級では菫がそれぞれ優勝し、大会後に勉が奏に告白して交際することとなった。

それを見ていた千早も新へ告白の返事をするが、答えはYESでもNOでもなく、今はただ「もっとかるたが強くなりたい。世界一になりたい」という野心。

新は自分もかるたで高みへと昇って千早と距離が近づくのを待つことに。

太一は周防や須藤らの所属する東大かるた部で周防を相手に実力を磨き、千早はかるたも勉強も全力で両立することを宣言し、周防を倒すという野心を表明した須藤と協力するかたちで腕を磨く。

そして名人位とクイーン位への挑戦を賭けた予選が東日本と西日本で開幕し、千早と太一は激戦を制して東日本の代表者に決定。

夢の名人位・クイーン位への挑戦まで残るはあと1つ。

様々な人たちからの支えを背に、いよいよ新の待つ東西決定戦へと臨むのであった。

 

38巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

新を揺さぶる太一

髪をバッサリ切って東西決定戦に姿を現した太一。

名人位では太一と新が、クイーン位では千早と京都明星会(詩暢と同会)の結川が3本勝負で対決する。

太一は観戦に来ていた周防名人に対し、「自分が勝ったらひとつだけ言うことを聞いてほしい」と頼み込むと、新は心がざわつく。

新にとって太一との再会は楽しみなものであったが、太一が自分を通過点として見ていること、そして自分も太一に負けるわけがないと心のどこかで見下していたことを自覚したのである。

太一は新の心を揺さぶりつつ、自分のかるたに集中してこの勝負に勝とうとしているのであった。

千早が第1試合を制する

第1試合、千早は感じの良さと鋭い動きで主導権を握るが、結川も左利きであることを活かし、札の配置変更や送り札で千早を翻弄する。

それでも調子のいい千早がリードする展開のなか、結川は自分に恥じないクリーンな姿勢を貫き、誤魔化そうと思えばバレなかったかもしれないお手付きを自ら申告。

結局、7枚差で千早が第1戦を制した。

新も僅差で勝利するが…

名人位では際どい取りでは太一がことごとくモメ、新にペースを握らせない。

太一はモメながらもあっさり引くことが多かったが、最後に読まれた札を巡ってはフラストレーションを溜めた新が自分の取りだと主張し、ここでも太一があっさり引いたことによって3枚差で新が辛勝した。

しかし実際のところは最後の札に関しては太一のほうがわずかに早く札に触れていた。

新は第1戦で勝利を手にしたものの、卑怯な手によって勝ったという思いが毒のように新の心を蝕むのであった。

千早が悪い空気をリセット

周防が会場を後にするのと対照に詩暢が観戦に訪れる。

また新と太一の間には重い空気が流れていたものの、千早が明るく空気の入れ替えをしたことでリセット。

新は第1戦の最後は本当は太一の取りだったことを認めつつ、そのお返しを提案。

太一は困りながらも「運命戦になったら譲れ」と告げ、新はそれを受け入れるが、2人の様子はまるで幼いころに仲良くかるたを取っていたころのように戻った。

新は太一のことをライバルとして認め、太一のことを邪魔だという自分の気持ちも素直に受け入れて第2戦に集中するのだった。

第2戦、千早は苦しい立ち上がりに

第2戦、調子のいい千早は調子が良すぎるゆえに読手のクセに敏感になりすぎてしまい、出札の運にも恵まれずに立て続けに結川に5連取を許す立ち上がりとなる。

聞こえすぎるが故に別の札にも反応してしまい、その隙に札を取られる苦しい展開の千早に対し、観戦していた原田先生は珍しく怒りの視線を向けた。

今年からクイーン戦が名人戦に合わせて5番勝負になることが決まるなか、詩暢への挑戦権をかけて千早と結川の激闘が続くのであった。

【38巻のまとめ】

東西決定戦、名人位では太一が新を惑わしながら戦うが、新が第1戦で辛勝。

クイーン位では千早は第1戦を制したものの第2戦では耳が聞こえすぎるが故に苦戦する立ち上がりとなるのだった。

次巻へ続きます。

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