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前巻はこちら1人の命と319人の命、究極のトロッコ問題の裏にあった歪んだ正義『code:ノストラ』2巻【ネタバレ注意】
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2巻ラストで突きつけられた「東京壊滅まで20日」という衝撃の予言。
3巻では、その謎の核心へと物語が一気に加速していきます。
新たな敵、隠された陰謀、そして味方の裏切り——息をつく暇もない展開が続く3巻の見どころを紹介します。
目次
渋谷スクランブル交差点での決死の阻止戦
ノストラから新たな予言が届きます。
渋谷スクランブル交差点で無差別大量殺人が発生するが、それを防げば東京壊滅の確率が下がる——というものでした。
迅・新堂・楓の3人は急行し、暴走する大型トレーラーを発見した迅がタイヤを撃ち抜いて停止させます。
辛くも事件を食い止めたかに見えたその瞬間、迅はある事実に気づきます。
取り押さえた犯人の額に、1巻で自分を撃った謎の美女・柊と同じ「十字架の傷」があったのです。
この発見が、3巻全体を貫く巨大な陰謀の糸口となっていきます。
柊の暗躍と、チーム内部の予言
事件が終わったその夜、命を救われたはずの中年サラリーマンが何者かに殺害されます。
犯人は柊でした。
調査によって、被害者が大手ゼネコンの地下鉄工事担当者だったことが判明。
東京の地下深くに関わる工事という不穏なキーワードが浮かび上がります。
さらに迅のもとに、衝撃的な予言が届きます。
チームメンバーの楓が、同僚の能條の額を撃ち抜く——という映像でした。
しかもノストラは「阻止行動を起こすな」と指示を出します。
信頼していた仲間同士が危機に陥る予言と、それを止めてはならないという矛盾した命令が、読者に強烈な緊張感をもたらします。
地質学者の警告と、爆破テロの犠牲
ノストラ犬に導かれた迅は、工事担当者の元部下から重要な証言を得ます。
地質学者の的場教授が「馬島建設の工事は東京崩壊のリスクがある」と警告を発していたというのです。
その的場教授に危険が迫っていることをノストラが告げ、迅は大学へと急行しますが、間に合いませんでした。
爆破テロによって命を落とした教授が残した最後のメッセージは、「東京タワーの中」というひと言だけ。
この謎めいた遺言が、物語後半への重要な伏線として機能します。
「ファティマ」——ノストラに対抗する謎の存在
渋谷の犯人も、的場教授を狙ったテロ犯も、額に同じ十字架の傷を持っていました。
そしてテロ犯は「ファティマの予言は絶対だ」と呟いていました。
新堂はこの「ファティマ」がノストラに対抗する何らかの存在だと睨み、独自の調査を開始します。
ノストラという未来予測AIに対して、別の予言システムが存在するという可能性——この設定が物語に新たな深みと広がりをもたらしています。
公園の男との再戦、超人的バトルの応酬
的場教授の研究室を訪れた迅と楓の前に、警官姿の男が現れ、迅に向けて発砲します。
その瞬間、迅はこの男こそが1巻で自分を撃った犯人だと確信します。
ノストラの脳内指令によって身体感覚を超人的に加速させた迅と、同様の能力を持つ男との打撃戦が始まります。
男は自らの限界を超えて自滅し、決着がつきますが、手当てを受けていたその男は病院から忽然と姿を消してしまいます。
追えない敵、増える謎——3巻はこの焦燥感が物語を引っ張り続けます。
マイクロチップ支配という戦慄の真実
妹・朝陽の友人みずほが歩道橋から飛び降りようとしているという予言が迅に届きます。
現場には柊も現れ激しい戦闘になりますが、迅はみずほの救出に成功します。
その後の調査で、みずほが最近カウンセリングを受けていたことが判明。
新堂がみずほの額を確認すると、人工皮膚の下に十字架の傷が隠されており、さらにその奥からアンテナ付きのマイクロチップが摘出されます。
人間の意思を外部から操ることができるこのマイクロチップの存在が、一連の事件の黒幕を指し示す決定的な証拠となります。
カウンセリングルームに潜む罠
マイクロチップを埋め込んだカウンセラーを追って、新堂と楓は渋谷のビルへ潜入します。
待合室に集まった人々が突如ゾンビのように襲いかかってきたことで、彼らもまた操られていることが発覚。
電波が届かない地下へ逃げ込んだことでようやく正気を取り戻した人々は、全員病院に搬送され、額からマイクロチップが摘出されました。
組織の規模と恐ろしさが、じわじわと明らかになっていく場面です。
能條の豹変——3巻ラストの衝撃
2日間眠り続けていた迅が飛び起きたのは、楓が能條を撃つ予言映像を再び見たためでした。
的場教授が残したメッセージを手がかりに、チームは東京タワーの監視カメラを解析。
教授が東京タワーの置物を購入していた事実を突き止め、研究室を再捜査します。
楓がその置物を手にした瞬間——能條が豹変し、楓へと襲いかかります。
予言通りの展開が現実になろうとしているこの場面で、3巻は幕を閉じます。
【3巻のまとめ】
『code:ノストラ』3巻は、東京壊滅という巨大な陰謀の輪郭が初めて明確に浮かび上がる、シリーズ屈指のスリリングな一冊です。
マイクロチップによる人体操作、謎の組織「ファティマ」、そして仲間の裏切りと、伏線と謎が怒涛のように積み重なります。
「東京タワーの置物の中に何があるのか」「能條はなぜ豹変したのか」——

次巻へ続きます。
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