レオは「機装医師 リ・ガド」と協力し、ゲムネモの企みを阻止して友人を助けるため、ライブラと共に戦う。
8巻のあらすじを振り返ってみましょう。
最高峰のレストラン
ライブラの面々は某国の王子に招待され、超一流レストラン「モルツォグァッツァ」を訪れていた。
モルツォグァッツァでは人界と異界それぞれの最高峰を結集した超一流の食とサービスが提供され、本来ならば超庶民のレオたちは足を踏み入れることもできない。
彼らがもう二度と食べられないであろう高級料理に舌鼓を打っている頃、レストランは王子を狙うテロリストによって密かに襲撃を受けていた。
従業員に案内されてトイレに向かったレオが部屋に戻ろうとすると、従業員の姿は消えており、代わりにフェムトと出くわしてしまう。
店の一大事を察したフェムトはレオを連れて犯人を見つけ出し、瞬殺した。
フェムトは「君とは出会わなかったことにしよう」と言って去っていき、レオは無事に部屋へ戻ることができた。
ブラッド・ベリ総合病院
重傷を負ったザップが担ぎ込まれたのは、クラウスとスティーブンが3年間探し続けていた「ブラッド・ベリ総合病院」だった。
3年前の大崩落の日、道端で拾った赤ん坊の保護を求めてブラッド・ベリに立ち寄ったクラウス達は、犬型の食獣動植物を連れたBBに出くわした。
リードを離された食獣動植物は病院内に侵入し、院内の人間を襲い始めた。
院内の人命を諦められないクラウスは、BBを1人で足止めし、スティーブンを院内へ向かわせようとする。
しかしスティーブンが病院の玄関に到達する前に街の崩壊は収まり、BBと病院は姿を消していた。
3年前の決着
3年前も勤務していた女医「ルシアナ」は、患者を助けるために異界の医師「マグラ・ド・グラナ」の治療を受け、分裂して高速処置ができるようになっていた。
当時病院にいた247名の延命治療を続けるうち、食獣動植物が放った種子が患者に融合して生命エネルギーを吸い取っていることを突き止めたルシアナ達は、犯人を追って病院を人界へ浮上させた。
現れた食獣動植物は協力要請を無視し、絡んできたザップに攻撃を加えた。
しかし次の瞬間、分身体を結合させたルシアナによって食獣動植物は生きたままバラバラにされ、強制的に被験体となった。
そこへ飼い主であるBBが殴りこんできたが、クラウスとスティーブンが応戦し密封に成功する。
3年前の因縁にけりをつけたクラウス達とブラッド・ベリの面々は、また日常に戻っていった。
【8巻のまとめ】
最高峰のレストランに招待されたレオは、フェムトと協力してレストランの危機を救う。
3年前に消えた「ブラッド・ベリ総合病院」を見つけたクラウス達は、当時倒せなかったBBとそのペットを倒し、因縁にけりをつけた。
【8巻の見どころ】
この巻の見どころは、「ブラッド・ベリ総合病院」で描かれる3年前の因縁との決着です。
崩壊と共に姿を消した病院で、患者を救うため分裂能力を得た女医ルシアナや、執念を燃やすクラウスたちの姿が胸を打ちます。
ペットにして凶器でもある異界生物を巡る戦いは、緊張感とドラマが交錯する展開です。

次巻へ続きます。
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