格闘漫画界の巨塔であるバキシリーズの第二作。最凶死刑囚編の始まりです。
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
死刑囚5人が同時に脱走
時を同じくして、世界の死刑囚5人が「敗北を知りたい」というメッセージを残して脱獄した。
ドリアン(アメリカ)は絞首台で10分以上首を吊られながらも生き延び、執行人や看守たちを皆殺しにして逃走。
ドイル(イギリス)は電気椅子にかけられながらも絶命せず、目隠しをしたまま看守たちを殺害。空軍関係者の協力を得て飛行機で東へ向かう。
シコルスキー(ロシア)はミサイル発射口の100mの壁にあるわずかな傷や錆をロッククライミングの要領で登って脱獄。さらに付近の小屋にいたロシアの英雄にして巨漢のアレクサンダー・ガーレンを半殺しにして逃走した。
スペック(アメリカ)は強化アクリル板に囲われた独房から天井伝いに脱出。さらに水深200mの海底刑務所という位置的ハンデをものともせず、5分以上も無呼吸で泳ぎ続けて海面へ浮上して逃走した。
柳龍光(日本)は特製強化ガラスに囲われた独房で、看守たちの監視のなか、掌に真空を作り出していとも容易く穴を空け、正面から堂々と突破。
表と裏の全面戦争へ
全く無関係の5人の死刑囚たちが偶然にも同じ言葉を残し、東京を目指している。
このことを知った徳川のご老公は刃牙にこのことを伝え、地下格闘技の戦士たちを集めて全面戦争に踏み切る。
〈表と裏の全面戦争へ [バキ 1巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
命を懸けた戦争の始まり
その頃、キックボクシングのチャンピオンにして前回の最大トーナメントにも出場したロブ・ロビンソンが日本でのトレーニング中に襲われる。
襲ったのはドイル。
襟にカミソリを仕込み、さらに肘に仕込んだ刃物でロブの首を切った。
〈ロブの首を切るドイル [バキ 1巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
スポーツを前提とした格闘技とは明らかに違う危険な戦い方。
犯罪者たちとの命を懸けた戦争が始まろうとしていた。
【1巻のまとめ】
偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かっている。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集めて全面戦争へ踏み切ることを決意。
しかし相手は死刑囚。ドイルは前回の最大トーナメント出場者であるロブ・ロビンソンを隠し武器であっさり半殺しに。
スポーツとは明らかに違う危険な戦争が始まろうとしていた。
次巻へ続きます。
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