ドラゴンに食べられた妹ファリンを救うため、迷宮に入ったライオス一行。
マルシルは禁じられた黒魔術でファリンの蘇生に成功するが、迷宮の主であるシスルに見つかり大敗、ファリンの下半身を魔物に変えられてしまう。
ライオスは自分が新しい迷宮の主となり、魔物と共存する世界を作ることが理想かもしれないと考え始める。
カブルーはミスルンがかつて迷宮の主であり悪魔に欲望を奪われた話を聞き、ライオスが王となることに不安を覚える。
シスルの家に辿り着いたライオス一行はファリンを眠らせ、窒息死させることに成功。
シスルは翼獅子に欲望を食べられ抜け殻となってしまった。
到着したカナリア隊とカブルーから本を守ろうと、マルシルは自ら迷宮の主となり翼獅子と共に逃げ出す。
ライオスはカブルーにマルシルを必ず連れ帰ることを約束し、パーティの仲間と共に探しに出る。
マルシルは人種による寿命の差をなくすという自分の夢のため翼獅子と魔物を操って戦うが、ライオスたちに説得され正気を取り戻す。
\こちらも併せてチェック!/
それでは13巻のあらすじを振り返ってみましょう。
悪魔を倒すしかない
マルシルを説得することに成功したライオス一行だったが、もう魔物はマルシルの力では止められない。
マルシルは本に翼獅子を封印し迷宮の主を辞めたいと考えるが、どうしたら辞められるのか分からない。
死ぬか迷宮を離れれば迷宮の主を辞めることはできるが、今はもうマルシルのせいで迷宮の魔力が外の世界を侵食し続けており、このままでは外の世界が悪魔に飲み込まれてしまう。
ライオスがやはり悪魔そのものを倒すしかないと話すと、それを聞いていた翼獅子はライオスを迷宮の主にしてその欲を叶えるため、ライオスたちを食べようとする。
「ダンジョン飯」13巻©KADOKAWA/九井諒子
慌ててライオスはカナリア隊など周りにいる全員に、戦いが終わった暁にはみんな一緒に食事をするという約束を取り付ける。
もちろんライオスが振る舞うのはファリンの竜になった部分だが、そうとは知らないミスルンは快諾。
ライオスは必ず悪魔を倒すことを約束し、翼獅子に呑まれていくのだった。
ライオスが新たな迷宮の主に
ライオス一行は体内の宝物庫で翼獅子と再会、ライオスは自分が新しい迷宮の主となることを申し出る。
悪魔を武器で傷つけることはできないため、倒すには「主の欲望を叶えずにはいられない」という性質を逆手に取り、「悪魔が人間に手出ししない平和な世界を願う」という作戦を立てていた。
「ダンジョン飯」13巻©KADOKAWA/九井諒子

ライオスはパーティのみんなに自分が正気を失わないよう、担って欲しい役割を伝える。
イヅツミには自分が正気を失った場合、すぐに殺害するよう命じた。
そして作戦決行。
翼獅子は喜んでライオスを迷宮の主に変えるが、すぐにパーティのみんなの姿が見えなくなり、さっそくの想定外の事態にライオスは焦る。
さらに翼獅子はライオスの本当の願いは悪魔を倒すことではなく、ライオス自身が魔物そのものになることだと指摘。
「ダンジョン飯」13巻©KADOKAWA/九井諒子

仲間の望みも叶える代わりに自分と協力してこの世界を支配しようとそそのかし、自分の肉を食べるよう命じる。
翼獅子の口車に乗せられたライオスは、夢中で翼獅子の体にかぶりつき、魔物に変身してしまうのだった。
悪魔のライオス
イヅツキはライオスの様子がおかしいことに気が付き、ライオスの頼み通り首を切るが、ライオスはすぐに自分で首をくっつけ生き返る。
その様子を見たマルシルは、それがライオス本人ではなく、悪魔がライオスの姿を乗っ取ったのだと確信。
悪魔にすり替わったライオスは外に出て地上の世界へと逃げようとするが、ミスルンに気づかれ捕らえられる。
だがその時、ライオスが考案して本に記していた「俺の考えたカッコいいモンスター」が実物となって立ちふさがるのだった。
「ダンジョン飯」13巻©KADOKAWA/九井諒子

翼獅子の最期
悪魔にすり替わったライオスはミスルンを吹き飛ばし、魔物を使って敵を妨害している隙に地上へたどり着く。
すると空に開いた次元の裂け目から無数の手が伸びてきて、次々と冒険者たちを悪魔の世界に攫っていく。
喜ぶ悪魔のライオスだったが、ライオス本人が作り出した最強の魔物が悪魔を食し、ライオスの姿をした悪魔と魔物の姿をしたライオスの戦いに。
その結果、魔物の姿をしたライオスが悪魔の執着していた「食欲」そのものを食べ、悪魔は戦意を失っていった。
どうやらライオスは「俺の考えたカッコいいモンスター」の設定として、「欲望を消化することができる」というアイデアを付け加えていたようだ。
「ダンジョン飯」13巻©KADOKAWA/九井諒子

悪魔は必死に抵抗するが、ライオスはそのまま悪魔の欲望を食べきり、欲しいものがなくなってしまった翼獅子はその存在ごと消えていく。
最後に翼獅子はその復讐として「お前の今一番の願いは決して叶わないだろう」とライオスを呪い、塵となって消えたのだった。
【13巻のまとめ】
ライオスはマルシルに代わり、自分が迷宮の主となることを決断。
翼獅子は喜んで受け入れライオスの体を乗っ取り、地上へたどり着いた。
次々と悪魔の世界に攫われていく冒険者たち。
だがライオスが翼獅子の執着していた欲望そのものを食べ、何も欲しくなくなった翼獅子はその存在ごと消えていく。
最後に翼獅子はその復讐として「お前の今一番の願いは決して叶わないだろう」とライオスを呪い、塵となって消えたのだった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
\こちらも併せてチェック!/
全巻まとめに戻る
-
-
参考魔物をおいしく料理しながら迷宮攻略!新発想の冒険グルメ漫画『ダンジョン飯』全14巻【ネタバレ注意】
続きを見る