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拳闘団内の選抜試合、訓練の成果が見え始める『拳闘暗黒伝セスタス』9巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

15歳の少年セスタスはヴァレンス剣闘士養成所に所属する拳奴であり、「100勝すれば自由の身」という条件で過酷な戦いの道を歩み出した。

元拳奴のザファルに師事し、師の仇敵であるデミトリアスやその息子ルスカとの出会い、そして弱い17歳にしてローマ皇帝に即位したネロとその母アグリッピーナと、セスタスの周囲で物語が動き始める。

デミトリアスが先帝クラウディウス一派による皇帝暗殺計画を阻止したが、命を狙われたことにショックを受けるネロは、母アグリッピーナが先帝クラウディウスを謀殺したのではないかと疑心暗鬼になり、孤独に恐怖するようになる。

信頼できる味方としてセスタスを自分専属の奴隷にしようとするが、師や共に育った仲間たちのためにセスタスは皇帝のお願いを固辞した。

そんなある日、セスタスの所属するヴァレンス奴隷闘士養成所では虐げられてきた拳奴たちの不満が爆発し、ヴァレンスの娘でありルスカの婚約者でもあるヴァレリアを人質にとって奴隷の反乱が勃発した。

セスタスやザファルなど反乱に加担しなかった者を除いて奴隷たちは全員殺される一方、ヴァレリアもまた自暴自棄になった奴隷によって殺されてしまう。

婚約者を殺され錯乱するルスカは拳奴への憎しみを募らせ、セスタスとの間に芽生え始めていた友情も崩壊。

奴隷拳闘士養成所は解体され、新たな身請け先のドリスコ拳闘団でザファルや同年代のペドロ・エルナンド・ゲティや看板闘士のラドックらと共に巡業で帝都ローマを離れることとなった。

他方、衛帝隊内で腕を上げるルスカだが、絶対的な父デミトリアスの呪縛から逃れられずにいた。

そうとは知らない皇后オクタヴィアがルスカに惹かれ始めるなか、ルスカはアグリッピーナの黒い噂などを耳にして皇室に使え続ける意味に疑問を持ち始める。

そしてついに自らの内に秘めた鬱憤が爆発し、ルスカが父デミトリアスに反抗して決闘を挑む。

親子の激突は衛帝隊内部を巻き込む激しい喧嘩に発展するが、父デミトリアスを超えることはできずルスカは呪縛から逃れられない不自由さに涙するのだった。

9巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

地方農園に逗留するセスタスたち

カンパニア州の農園に逗留し、地主の農奴を手伝うこととなったドリスコ拳闘団。

そこに地主が抱える農奴のひとり、エチオピア出身の黒人奴隷であるゾラが絡む。

誰にも心を開かず腕っぷしだけで周囲に喧嘩を売っていく姿はまさに野良犬だった。

一方セスタスたちはのどかな風景で戦いから離れるかと思いきや、ラドックを始めとする古株の拳奴たちはみなピリピリしていた。

それもそのはず、ドリスコは使い物にならなくなった拳奴を切り捨てるため、選抜試合を開催することとなったのである。

かつては看板闘士でありながら、顔面を撃たれ過ぎて網膜剝離とパンチドランカーを患った古株のモンソンが引退を突きつけられる筆頭候補。

そしてペドロ・エルナンド・ゲティの3人も初めて自分たちに訪れる試練に緊張するのだった。

ペドロたち3人が成長を見せる

ザファルの訓練の通り、身長は低いががっしりとした体格のゲティは亀のように重心を低くして接近戦に徹する。

上体を振って相手の懐に潜り込み、同年代の拳奴を相手に見事に勝利を挙げた。

続くペドロは腰が引けながらも連打の回転や攻撃の組み立てで試合を有利に運び、判定勝ち。

続くエルナンドは長身を活かして相手の射程外から攻撃を浴びせ続け、鍛え上げたワンツーで完封してみせた。

ザファルの指導で3人が自信を手にする勝利を飾り、ザファルもまた弟子たちの成長を喜ぶのだった。

セスタスは古株闘士に引導を渡す役に抜擢

セスタスはペドロたち3人の初勝利を自分の事のように喜ぶ一方で、自分も進化し続けなければルスカやデミトリアスに追いつけないと焦りを感じていた。

さらにザファルがエルナンドに「セスタスには無理でもお前なら試せる戦術もすでに幾つか用意してある」と教えているのを聞いてしまい、ザファルが自分を見限ろうとしているのではないかと疑いを持つように。

そんななか、ドリスコは次に古株の拳奴たちの間引きを決め、モンソンの対戦相手にセスタスを指名。

戦って倒す以外に道はないが、それはモンソンに引導を渡すということ。

気乗りのしないまま、セスタスはモンソンとの戦いに臨むのであった。

相手を殺すということ

速攻で畳みかけ、力でねじ伏せようとするセスタスだが、打たれ強いモンソンの戦意を折ることはできない。

満身創痍になりながらも手痛い一撃を当てられ、セスタスはさらにギアを上げる。

セスタスのパンチがモンソンの頭部にクリーンヒットし、頭蓋骨が割れる手ごたえが。

しかしそれでもモンソンは倒れない。

このまま戦えば本当にモンソンを殺してしまいかねないという恐怖に駆られたところで、ようやく倒れるモンソン。

ドリスコからの訓練士としてのオファーを蹴ってモンソンが去る一方、セスタスは自分の未熟で無様な戦いぶりを反省する。

そんなセスタスにザファルは「殺せなければ価値は無い。それだけの威を備えてはじめて必死の敵を撃退し命を繋ぐことが可能になる」と教える。

正しく機能すれば拳で剣にも勝つことができる―。

思いもよらぬ厳しい助言に自分の甘さを知り、強くなる道を再認識したセスタス。

しかし同時に、このアドバイスをするザファルは果たして過去どんな戦いを繰り広げてきたのか疑問に思うのだった。

新たな黒人拳奴ゾラ

いつもフラストレーションを抱え込んでいたゾラは、他の農奴から自分の母をバカにされたことでキレ、乱闘騒ぎを起こす。

ドリスコ拳闘団は地主に協力する形で仲裁に入り、ゾラの気質を気に入っていたドリスコはそのままゾラを買い取った。

ドリスコの見立て通り、ゾラは拳闘士としてふさわしい見事な肉体を持っていた。

拳闘を学べば無敵になれる―。

ドリスコはゾラを育て、さらに金儲けすることを狙っているのだった。

【9巻のまとめ】

地方農園で拳闘団内の選抜試合をすることとなったセスタスたち。

ザファルのもとで訓練を積んできたペドロたち3人が成長を見せる一方、セスタスは古株の拳奴に引導を渡す役に指名される。

相手を倒したものの「本当に相手を殺してしまいかねない」という恐怖に駆られるセスタスは自分の未熟さを反省するが、ザファルは「殺せるだけの威を備えて初めて敵を撃退し自分の命を繋ぐことができる」とアドバイスを送った。

そして天性のバネと不屈の闘志を持つ黒人奴隷ゾラを新たに拳奴として迎え、セスタスたちの旅は続くのだった。

次巻へ続きます。

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