偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かっている。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集めて全面戦争へ踏み切ることを決意。
しかし相手は死刑囚。ドイルは前回の最大トーナメント出場者であるロブ・ロビンソンを隠し武器であっさり半殺しに。
さらにスペックが刃牙を、柳が渋川を、ドリアンが克己と烈を襲う。
勝つために手段を厭わない死刑囚たちの戦いぶりに劣勢の地下格闘士たち。
しかし闘いはまだ始まったばかりだ。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
刃牙の体力測定
高校の体力測定で刃牙は突出した身体能力を見せるが、あまりにも飛びぬけすぎていて記録としては残らなかった。
100m走では一歩目で地面が陥没して走れず、砲丸投げはワンバウンドで上空高くへ。(距離は伸びず記録上は最低記録)
走り幅跳びでは止まった状態で砂場を越えて記録なし。
懸垂は早すぎてカウントされず、本気を出したら鉄棒が壊れる。
1500m走ではオリンピック並みの記録で走るも、巨大なローラーをイメージしながら走ったために途中でバテてしまった。
体力の無さを感じる刃牙であった。
猪狩を襲うシコルスキー
アントニオ猪狩の紹介で、ご老公と食事をする舘岡というファイター。
自信満々に振る舞う舘岡だったが、背後にはシコルスキーの姿が。
突如としてシコルスキーが喧嘩を仕掛け、舘岡の顔を拳で切り裂く。
舘岡はその場で崩れ落ち、救急車で搬送されていった。
シコルスキーはその場に残った猪狩もボコボコにし、顔面を容赦なく切り裂いていく。
〈猪狩を襲うシコルスキー [バキ 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ご老公はシコルスキーを連れて、後楽園の闘技場へ向かった。
死刑囚5人が後楽園に集結
時を同じくして、強者の匂いに誘われるようにドリアン、スペック、ドイル、柳の4人も後楽園の地下に集結。
ご老公は彼らに敗北をプレゼントすることを約束し、地下闘技場の戦士たちを招き入れる。
現れたのは刃牙、愚地独歩、花山薫、烈海王、渋川剛気の5人。
日常生活において、出逢った瞬間に試合を開始するルールを採用し、5人対5人の戦争が始まった。
〈メンバーが出揃う [バキ 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
とりあえずはその場を解散する戦士たち。
死刑囚らはお目当ての戦士を決め、期待を膨らませるのだった。
独歩 vs ドリアン
帰り道に早速ぶつかったのはドリアンと独歩。
〈独歩とドリアンが早くも接敵 [バキ 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
烈もまた、ドリアンに目をつけていたが、先に独歩が喧嘩を仕掛けた。
ドリアンはすぐさまアルコールを利用して火を噴きかけるが、独歩の回し受けのの前には通用しない。
しかし、ドリアンはこの時すでに独歩に罠を仕掛けていた。
独歩の左腕に細くて頑丈な最先端の繊維を巻き付けており、それを思いっきり引っ張ると独歩の左手首がいとも簡単に切り落とされたのである。
〈独歩の左手首が切り落とされる [バキ 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
独歩は脇を締めて止血しながらも、左腕でそのままドリアンを殴打する。
〈手首のない左手で反撃 [バキ 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
不意打ちを食らわせ、治療のためにその場から脱出。
ドリアンは倒れながら、思わぬ攻撃と闘志に感激するのだった。
シコルスキーを拉致する猪狩
その頃、シコルスキーの前には包帯で顔を覆ったアントニオ猪狩が立ちはだかっていた。
〈シコルスキーの前に立ちはだかる猪狩 [バキ 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
猪狩は用心棒2人を引き連れてシコルスキーを拉致する。
猪狩の逆襲なるか。
【3巻のまとめ】
シコルスキーも東京に上陸し、猪狩を襲う。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
早速激突したのは独歩とドリアン。
独歩はドリアンの仕込んだ特殊繊維で左手首を切り落とされ、勝負は持ち越しに。
そして復讐に燃える猪狩も用心棒を連れてシコルスキーを拉致。
猪狩の逆襲の行方は…?
次巻へ続きます。
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