少女漫画

我慢の限界で破局、失意の倫子はKEYのおかげで仕事の情熱を取り戻すが、思わぬ追い打ちに号泣…『東京タラレバ娘』4巻【ネタバレ注意】

 

~前巻までのあらすじ~

33歳の誕生日を迎えた脚本家の倫子は昔、フッた男・早坂から再度告白があるかと期待するが見事にフラれてしまう。

そこで高校時代からの親友、香と小雪と行われる「女子会」という名のタラレバ話をしているとモデルのKEYが現れ、初対面なのに「タラレバ女」とののしられることに。

そして倫子は自身が書いた脚本への出演をKEYから拒否され、若い女の脚本家に枕営業されて仕事を取られてしまう。

そしてやけになり酔っぱらった倫子は、KEYから迫られ枕営業してしまう。

恋愛から離れすぎていて、次なる一歩が上手く踏み出せない倫子たち3人。

倫子はKEYとのことでどう接していいかわからないし、香は売れたバンドマンの元カレ・涼と衝撃的な再会を果たすが、涼に彼女がいるにもかかわらず身体の関係になってしまう。

そして小雪も自分の中でどストライクの男・丸井と運命的な出会いを果たすが、丸井は既婚者で不倫することになった。

倫子は仕事を取られた若い女の脚本家が入院したため、ピンチヒッターをする羽目になる。

一方、小雪も丸井が食中毒になり入院するが、丸井の妻はもうすぐ出産予定であることが判明。

香もまた、涼に都合の良い女扱いされ翻弄される一方、倫子は代打の仕事がうまくいかず、DVDを借りに行った先でイケメンと運命の出会いを果たした。

そして、イケメン・奥田と少しずつ距離を詰め始め、仕事を投げ出すようになってしまう。

そのころ、KEYたちはマミが練習で書いた脚本が面白いと、マミの脚本で代打のドラマを撮ることにした。

そして、倫子はKEYにも結婚したい人がいると告げ、仕事はやめると、言い奥田と付き合うことにしたのであった。

 

4巻のあらすじを振り返ってみましょう。

あなた色には染まれません

恋人の奥田から映画の主人公と同じ髪型にしてくれとせがまれた倫子。

女子会が開かれ、倫子は香と小雪に男が髪型を変えてくれと言われたら変えられるか?と問うと2人は変えないと声を揃えて答えた。

2人は倫子に対して、結婚するなら髪型を変えるくらいは妥協すべき、33歳の今、奥田を手放したらもう結婚はできない、と説得。

そこへ、KEYも現れ、倫子の結婚について「仕事から逃げたのか」と問う。

倫子は仕事よりも結婚の準備の方が大変、あんたは若いくせに結婚なんかしたことないのに偉そうなクチ聞くな、と反論すると、KEYは詳細を語らないものの、結婚したことがあることを明かした。

倫子は1人店を出て、KEYが結婚したことがあるから若い地に足がつかないような、ままごと結婚をしたことがあると今まで生意気なクチを聞いていたのだ、と1人で解釈することにした。

翌日、倫子が事務所にいるとマミが髪の色を黒く変えて出勤してきた。

付き合っている早坂から黒髪のマミも可愛いのでは?と言われてイメチェンしたのだ。

若い女の子は、「あなた色」に染まりやすいのだ。

マミはさらに、倫子が仕事を辞めて結婚しようと思っていることを知ると、敷金礼金引っ越し代なしで仕事を続けたいがために「この事務所を使いたいから貸してください」とずけずけと頼んできた。

倫子は思う。若い女の子のがめつさは、33歳の自分にはもう持ち合わせていない、と。

奥田の映画愛についていけません

倫子は美容室に行き、奥田が言っていた髪型にしようとするが美容師のアドバイスもあって髪型を大きく変える勇気が出せなかった。

奥田からは美容室に行く暇がなかったのかと問われ、苦し紛れに肯定する倫子。

その後も奥田は自分の好きな映画について勧めたり語ったりしてくるが、自分の好みでもない映画の話題を押し付けられることに倫子は苦痛を感じ始める。

奥田との結婚のためにどうにか嘘をつきながら話を合わせる倫子だが、そうと知らない奥田はさらに美容室に行く時間があるかについても質問攻めしてくるのだった。

もう限界です

倫子は香と小雪に、奥田と付き合っていることが正直つらいとこぼす。

映画の話をしている時はいいが、それを倫子も観た前提で話をされるのがつらい、と。

香と小雪はそれ以外の趣味はいいんでしょ?それくらい我慢しなよ、と念を押すが、倫子はもう限界が近づいていた。

倫子は奥田に対してウィッグの使用という妥協案や、自分の好みの映画を見ることを提案するが、いずれもバッサリと否定されたことで、やはり一緒にいることに耐えられないと強く思うように。

男と付き合うというのは、奥田の好みに合わせるように自分を殺してでも付き合っていくってこと。

でも自分にはそれができないから、今になっても結婚できない。

しかし、話をしていてかみ合わないのはどうしても妥協できない。

倫子の気持ちに気付かない奥田は、倫子を自分と好みの合う映画マニアに育てる願望があることを明かすが、それを聞いた倫子はいっそう、好みの合わない奥田に付いていくのは無理だと確信するのだった。

別れる決意

重要な考え事をするときは高いところへ上る癖のある倫子は、東京タワーで奥田との別れについて考えこんでいた。

10年前、早坂から告白されて、その時に付き合っていればよかった。

早坂は押しつけがましくうんちくなんか語ってこない男だろうし、良い人だ。

できることならタイムマシンに乗って、10年前の自分に教えてやりたい。

そして決意を固めた倫子は、香と小雪に奥田と別れることを告げ、どう切り出したら良いかアドバイスを求める。

2人は、奥田に不満をぶつけてみてはどうか?というが、倫子は奥田はそれが出来ないようなタイプだから別れることにしたと明かす。

33歳にもなると自分の感情をぶつけることが出来なくなってくると共感する2人。

倫子の場合のように、独身だが一緒にいて疲れるような男と、香と小雪の場合のように他人の男だが一緒にいて心おきなく楽しめる存在、いったいどちらが良いのだろうか。

「独身の方が良い」という香と小雪に対し、今の倫子は「自分が楽しくて安心できて1日が終われば幸せ」という気持ちだった。

香が倫子にKEYについてはどう思っているのかと問うと、倫子は「あんな奴は問題外!」と強く否定するのであった。

香と小雪の恋の行方

倫子の話を受け、香は涼に「自分といて疲れることはないか?」と聞くと、涼は18歳から付き合ってる仲だからそんなことない、彼女といるときの方が時々疲れる、と返す。

一方の小雪は、丸井と今後の話をする。

丸井の妻はあと2か月ほどで里帰り出産から帰ってくる予定。

丸井は元々、妻は家事が苦手で1人目の子どもを産んだ後、産後クライシスになったが、「後々子どもは2人いたほうが楽」という理由で2人目を作ったこと、そして自分が描いていた結婚生活とはまるで違うものだったことを小雪に打ち明ける。

対する小雪は、やっていることはクズだが、自分の気持ちを正直に話す丸井をかわいいと思ってしまうのだった。

サヨナラを告げる

倫子は奥田をカフェに呼び出して、仕事に集中したいからと別れを切り出した。

奥田はあくまで倫子のことを気遣いながら、2人は円満に別れる。

そして倫子にはまたタイムマシンで未来の自分が見える。

「その人にしておきなさい。その人を逃すともう誰もいないのよ。目を覚まして」と切実なアドバイスを送ってきていた。

未来の自分からのアドバイスが見えるのは香と小雪も同様。

倫子はせめて、2人にはパートナーを奪って未来を変えて欲しいと願うのであった。

倫子、戦意喪失

KEYとマミたちはドラマの撮影が順調。

マミは倫子の結婚祝いをしようと提案し、KEYのことも誘い、盛大にお祝いの会を開くことにした。

だが、姿を現した倫子は奥田と別れたことを告げ、その場は凍り付く。

また、マミは自分が脚本を書き始めてから倫子と立場が完全に逆転しており、倫子はマミから脚本の直しを依頼される始末。

マミは突然の脚本修正にも機敏に対応するなど要領の良さを存分に発揮し、仲間からの信頼も厚い。

マミは大物脚本家になるかもしれないと感じた倫子は、奥田と別れてから仕事も恋も何もかも投げ出してしまうのだった。

KEYからの贈り物

恋も仕事も、すべてにおいてやる気を失ってしまった三十路オンナ倫子。

一方のKEYは自分の事務所に赴き、社長に何か小さくてもいいからドラマや映画などの企画が来てないかを聞き、北伊豆で撮影が予定されている観光PRのネットドラマに目を付けた。

そして、倫子の元へ向かうと、だらけた倫子に対してその北伊豆のネットドラマの脚本を担当するように指示する。

「こんな小さな仕事は嫌だ!」と駄々をこねる倫子。

しかし話はもうKEYがつけてしまっており、倫子は受けざるを得ないのだった。

倫子の中の忘れかけていた何か

北伊豆に赴いた倫子は地元の素人同然のオジサマたちから歓待を受ける。

初めは本当にドラマが撮れるのか不安もあったが、「若い女の子」ともてはやされ、その上に地魚も酒も美味しくいただき、倫子にとっては天国のような場所だった。

そんななか、高齢化が進んだ地元を活性化するためにネットドラマにかけるオジサマたちの意気込みを聞いた倫子も、絶対に面白い脚本を作って盛り上げてやるとやる気に火が付く。

すぐさま夜通しパソコンに向かい脚本を書いていく倫子。

どんなに小さな仕事でも、今の時代には無限の可能性があることを忘れていたのだ。

倫子は溶け出てた自分の何かをここで止めようと決意する。

そして撮影が始まると、順調に進みだし、なんと倫子の様子を見に来たKEYと香と小雪もエキストラとして登場。

仕事モードを取り戻した倫子は、女子会で愚痴を言いながら飲んでいる酒よりも、仕事の後に飲む酒の方が何倍も美味しいということを思い出すのだった。

長いトンネルを抜けた先

北伊豆の脚本でやる気を取り戻した倫子は、今は仕事に生きることを決意し、マミに事務所の家賃を折半にすることに。

だが大事なのは、なぜ多忙なKEYがわざわざ倫子の様子を見に北伊豆にまで足を運んだのかということ。

香と小雪は、ファミレスで女だけでKEYに対する思いを倫子と3人で話し合うことにする。

香はKEYは倫子のことを好きなのではないかと予想。

好きな女以外とセックスしたりしないだろうし、わざわざ遠くまで倫子を追ってやってこないだろう。

対する倫子はKEYへの気持ちについて問われると、「好きと言わないまでも、あいつのことをギャフンと言わせたい、仕事で見返したい」と返すのであった。

KEYにフラれてしまう

色々とハッキリさせるためには、KEYとご飯を食べるしかない。

倫子はKEYの連絡先を知らなかったが、香はすぐさま涼を通じてKEYに連絡を取り、倫子に電話するように伝える。

すると早速、KEYから電話がかかってきた。

倫子はまず伊豆のドラマの仕事をくれたことへのお礼を述べ、当たり障りのない会話に逃げようとするが、見かねた香が電話を代わり、倫子がご飯に誘いたいと思っていることをKEYに告げる。

意外にもKEYはOKを出し、倫子と2人で食事をすることが決まった。

だが食事が始まるや否やKEYはこの食事の目的について倫子に問いただす。

それに戸惑った倫子はただKEYとゆっくり会話してみたかっただけだが、問い詰められたためになぜ箱根でセックスすることになったのか、どうして次の日の朝、何も言わずに帰ってしまったのか、そして、「私の仕事を壊すようなことをするのに、一方で私を助けるような仕事をくれるの?」という疑問を打ち明ける。

KEYの態度に気分を悪くした倫子は答えも聞かずに帰ろうとするが、KEYに手を取られ阻止される。

KEYは「じゃあ自分で電話して来い」と言い放ち、倫子がいい年して自分1人で動かず香と小雪とつるんで行動することを非難。

そして「あんたらを見てるとイライラする。そんな女とは恋愛できない」とまで言われ、倫子はきっぱりとフラれてしまった。

店を飛び出し、公園の自動販売機でワンカップを一気飲みする倫子。

そこへ「タラの白子」と「レバー」の幻覚が現れる。

KEYからは騒いで女子会をするような女は好きじゃないと言われたが、それならそういう女が好きな男を探せばいい。

そこまでして、自分を曲げたくない。

自問自答しているうちに、いつもは厳しい指摘ばかりしてくるタラとレバーが珍しく倫子を慰める。

現実の倫子は涙をボロボロ流し、その場に立ち尽くしているのだった。

【4巻のまとめ】

奥田から倫子の髪型を映画の主人公と同じにしてほしいとせがまれるが、どうしても奥田の色には染まれない。

奥田からは、映画の趣味を押し付けられたり、自分の好きなものを否定されたりと、段々、気持ちが覚めて行っていくのがわかった倫子だった。

香と小雪からは妥協することも大切、と言われるが、それが出来なくて今まで結婚できずに33歳まで独身だったのだ

。一方、香と小雪はセカンド女と不倫から抜け出せずにドロ沼にハマっていた。

倫子はと言うと、奥田に別れを告げる決意をし、奥田に打ち明けると快く別れを受け入れてくれたのであった。

しかし、倫子は失恋に仕事のやる気をなくしていた。

それを見かねたKEYが自分の事務所からネットドラマの企画を倫子に任せて、倫子を北伊豆へと送り込む。

そこで倫子が見たものは、地元の人たちのドラマを日本中に届けたいという思いだった。

倫子はやる気を出し、仕事熱を取り戻す。

ネットドラマも上手くいき、再び女子会が開かれ、今度はKEYが倫子のことを好きなのでは?倫子はどう思っている?食事に誘いなよ、ということになり、香が涼にKEYの連絡先を聞いて食事の約束を取り付けることに。

倫子とKEYは食事をしようとしたが、「なんで自分から誘ってこなかったんだ、それがイライラする、そんな女と恋愛できない」とバッサリ。

そして、倫子は席を立ち、1人公園でワンカップを飲み、涙を流すのだった。

次巻へ続きます。

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