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怪しい動きをする「X」の正体が判明!そして文化祭で尾噛・呑頭らとの決戦へ『赤羽骨子のボディガード』7巻【ネタバレ注意】

~前巻のあらすじ~
3年4組がモラルと紫炎との激闘を制し、連れ去られていた孔蘭も救出するが、ここで死んだと思われていた尽宮組の若頭・弧堂惣慈が登場。

「猟犬商会」のモラルと「救世葬苑」の紫炎は共に惣慈の息子に当たる双子の兄弟で、孔蘭と骨子もその妹だった。

惣慈はずっと尽宮組の家長の座を狙って裏切り工作をしてきたことや、その一環で荒邦の母も殺させたことも明かされる。

惣慈が「弧堂一家」として旗揚げして尽宮組と敵対することを宣言しながら、モラルと紫炎を連れて撤退していったことで終業式の決戦が幕を閉じた。

夏休みには荒邦と骨子の夏祭りデートが実現するが、そのとき孔蘭とは別の何者かが裏切り者として潜んでいる可能性が浮上するのだった。

7巻のあらすじを振り返ってみましょう。

「X」は敵か味方か?

荒邦と孔蘭は、孔蘭になりすまして正親にメールを送った人物「X」の正体について考えるため、古びた映画館にやってきた。

正親に送ったメールは、荒邦に見られる前提で送られてきたものであり、「X」は3年4組のなかに裏切り者がいることにも、そして荒邦が裏切り者を探していることにも気が付いていた可能性が高い。

つまり、孔蘭の正体が荒邦にばれたのも、その「X」に誘導されていたということであり、「X」は3年4組の中にいるとしか考えられない。

そうなるようにうまく誘導してきた人物について孔蘭が記憶を辿ると、“詐欺師”海代朱雀が思い当たる。

すると映画館の後方座席で2人の話を聞いていた海代が姿を見せる。

荒邦はすぐさま海代に問い詰めるが、海代は荒邦にずっと協力してきた味方だという。

しかし戦闘班でもないのに自分の実力を隠していた海代は、どこまで信用できるかわからないのであった。

正人、行方不明になる

終業式決戦から3週間、行方不明になった正人は海代に監禁されていた。

海代はモラルに電話し、正人の身柄を手土産にして惣慈への接触を図る。

まだ海代の企みには3年4組の誰も気づいていないのであった。

海代の正体

正人の行方を捜すため、作戦会議を開く3年4組。

決戦直後、尽宮組本部にフルフェイスの男が侵入し、バイクで正人を攫う姿がログに残されていたことから、このフルフェイスの男の素性を調べることとなる。

だが映像を見ていた荒邦はフルフェイスの男が海代なのではないか、と直感で疑念を抱いた。

荒邦は海代の素性の調査も兼ねて海代と共に捜査に繰り出し、海代が在籍するホストクラブに潜入する。

上手く別の容疑者を仕立て上げて捜査の目を逸らした海代は、正人の身柄をモラルに引き渡すべく動き出す。

しかし部屋を出ようとした時、そこには荒邦の姿が。

独自に捜査していた荒邦は海代の正体が「織水秋作」という、荒邦の母を殺した犯人であることを知り、正人の引き渡しを阻止しに来たのである。

だが囚われていた正人が割って入り、海代の正体は正確には「織水秋作の弟・秋二」であることを明かした。

惣慈によって秋作が殺人犯として利用され、両親は心労で倒れ、秋作自身も服役中に自ら命を絶った。

その弟として苦しい人生を歩んできた海代は、身分を隠しながら尽宮組に流れ着き、正人をエサに惣慈をおびき寄せ、誰にも悟られずに惣慈と差し違えるつもりだったのだ。

荒邦からすれば母の仇の弟であり、共に骨子を守ることになったときは、自分の正体を隠しながらも海代は兄の罪を償うために荒邦に全力で協力することを決心。

海代の胸の内を知った正人は、「お前は何も悪くない。お前が兄の代わりに罪を抱える必要なんてない」と諭す。

そして荒邦も「一人で抱えんのは今日で終わりだ」と、海代を受け入れるのだった。

真実を語りだす正人

孔蘭は正体(骨子と双子の姉妹、惣慈の娘)を知られた今はもう正人と顔を合わせたくないと、骨子の警護につくなか、正人は3年4組の皆を集め、これまでの真実を語り始めた。

始まりは正人の妻、睦美が突如行方不明になったことだった。

どんなに探しても行方は見つからず、1年経った頃、背中を銃で撃たれた睦美が、赤ん坊を連れて正人の元へ帰ってきた。

この赤ん坊が骨子であり、睦美はそのまま正人に骨子を託して命を落とした。

今となって考えれば、睦美は惣慈に攫われて骨子と孔蘭の双子を産み、睦美はそこからかなり無茶をして逃げ出したものの、骨子しか連れ出すことができなかったようだ。

それから正人は睦美の遺言どおり、骨子を守るために骨子を里子に出して隠したうえ、ボディガード部隊を創設。

そして時が経ち、丈夫の妻・桜が殺されると、丈夫は組を辞める時に「尾噛と呑頭が若頭である惣慈を殺すつもりだ」という情報を得る。

その数ヶ月後、正人は独自の調査によって何もかもが惣慈の仕業だったことを突き止め、惣慈を撃った。

これで決着がついたと思いこみ、孔蘭の存在に気づいてやれなかったことを後悔する正人。

睦美が死に際に何度も謝っており、睦美が確かに孔蘭のことも愛していたことを孔蘭に知ってほしい―。

正人のその言葉は、荒邦からの電話越しに孔蘭にも確かに届いており、孔蘭は大粒の涙を流す。

こうして一連の過去が明かされ、3年4組は一致団結するのだった。

骨子と正親の恋のバトル、孔蘭の告白

夏休み最終週、荒邦は骨子に誘われレジャープールに来ていた。

可愛らしい水着で現れた骨子とセクシーな水着で現れた正親。

恋敵である2人はそれぞれあの手この手で荒邦に自分をアピールするが、荒邦には2人が喧嘩しているように映った模様。

しかしなんやかんやで仲良しでもある骨子と正親。

荒邦は正親の近況を心配するが、正親は骨子からの勧めで「私立探偵」をしており、天職として生き生きとしているようだ。

こうしてプールでの勝負は決着がつかないまま引き分けに。

夏休みも終わりが近づくなか、同じくプールに来ていた孔蘭は荒邦に対し、改めて卒業後に骨子に告白するのかと意思を問う。

荒邦が照れくさそうに「そうだよ」と返すと、孔蘭は「じゃあフラれたら私が付き合ったげる」と耳打ち。

孔蘭は精一杯の告白をした後、恥ずかしさを隠すように足早に去っていくのだった。

赤羽骨子の涙

夏休みが明け、文化祭の季節。

3年4組の出し物は「演劇」に決まった。

翌日、皆が登校すると、学校中に骨子を中傷するビラが貼られていた。

尾噛組と呑頭会の構成員の仕業である。

学校の中や街中にまで生徒会長である骨子の誹謗中傷の落書きが広がり、動揺が広がっていく。

骨子は生徒の前で気丈にも「これは自分でなんとかするから」と謝り、陰で涙する。

それを見た荒邦は、犯人への怒りに燃える。

そして、尾噛組と呑頭会の構成員が錚々児高校の生徒を雇って嫌がらせを指示している密会場所を特定。

正親が探偵として錚々児の生徒に扮しており、荒邦に情報を提供したのである。

荒邦はすぐさま犯人たちを捕らえ、裏で糸を引く尾噛と呑頭のもとへ案内させるのであった。

死のボーリングゲーム

ボーリング場で密会していた尾噛と呑頭のもとへと乗り込んでいく荒邦と正親。

尾噛と呑頭は悪びれる素振りもなく、あくまで絶縁した正人への復讐が目的であり、骨子への嫌がらせはそのための手段のひとつだと明かす。

正親は、ボーリングのゲームで正親が敗けたら正人を連れてくる代わりに正親が勝ったら骨子から手を引くように勝負を持ちかける。

だが尾噛たちは勝負のルールとして「1ゲーム(10フレーム)投げ、1投でもストライクを外したらこの施設にいる人間を全て殺す」と言い出した。

最初の2投で正親と荒邦がストライクを出すと、「同じやつが投げるのはルール違反だ」と無理難題を押し付けてくる。

しかしこの展開を予め予測していた正親は「猟犬商会」の面々を助っ人として用意しており、順調にストライクを連発。

荒邦は敗色濃厚となった尾噛たちに対し、惣慈が生きていることを明かしつつ「一緒に「孤堂一家」を潰さないか」と提案する。

しかし尾噛は受け入れるフリをしながら高らかに拒絶し、文化祭の日に錚々児高校にカチコミをかけると宣言したのだった。

『赤羽骨子のボディーガード』の開演

文化祭当日、早速尾嚙組と呑頭会が錚々児高校へ乗り込んできた。

3年4組の面々は普段は一般の生徒に扮しているため、骨子を守るために戦うことはできないはず―。

しかし何も知らない生徒たちはヤクザが来たことを大喜びしており、尾嚙と呑頭の目論見は早々に崩れることとなる。

荒邦は「骨子がヤクザの親分の娘である」という中傷のビラが大量に配られていたのを逆手に取り、ヤクザの敵対勢力が骨子を襲いに来ること、そして3年4組がボディガードとして骨子を守る、という設定の演劇を文化祭の出し物にしたのである。

これにより、3年4組も思う存分力を発揮して戦闘することが可能に。

こうして『赤羽骨子のボディガード』が開幕するのだった。

【7巻のまとめ】

謎のメールの発信者は、”詐欺師”海代だった。

海代は惣慈に利用されて荒邦の母を殺した男の弟であり、惣慈と刺し違えるつもりで正人を監禁し、惣慈に接触しようとしていた。

荒邦がそれを阻止し、正人は3年4組の面々に惣慈の悪行や3年4組創設の経緯を明かし、3年4組が団結を深める。

だが夏休みが終わり、文化祭が近づくと、尾噛と呑頭が錚々児の生徒を使って骨子への嫌がらせを開始。

荒邦と正親が尾噛と吞頭のもとへ乗り込むが、文化祭の日にカチコミをすることを宣言されてしまう。

これを受けた荒邦は、「3年4組がボディガードとなってヤクザの襲撃から骨子を守るために戦う」という設定の演劇を文化祭の出し物とし、劇という建前のもとで文化祭での決戦を迎えるのだった。

【7巻の見どころ】

海代の正体が明かされるシーンは、この物語の重要な転換点となります。

荒邦と孔蘭が映画館で海代に問い詰める場面では、海代が荒邦に味方だと語るものの、その隠された実力に対する不信感が漂います。

さらに、海代の過去と正人をエサにして惣慈と対決を目論む計画が明かされ、彼の複雑な感情が浮き彫りになります。

このシーンは、海代がただの裏切り者でないこと、そして彼がどれだけ深い苦しみを抱えているかを知る重要な瞬間です。

また、正人が真実を語るシーンも見逃せません。

彼がこれまでの経緯や睦美の死について語り始めることで、物語の謎が解き明かされ、登場人物たちの絆が再確認されます。

そして始まった文化祭での決戦は総力戦、必見です!
管理人

次巻へ続きます。

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