平凡な毎日が突然終わりを告げた。
明石靖人は親友の青山との喧嘩が原因で学校をサボるが、このときに突如として全国の高校で生死を賭けた理不尽な選別ゲームが始まる。
出席した生徒たちは「神の子」として神小路かみまろが選別する一方、明石をはじめこの日学校に行かなかった不良たちはセイン・カミという少年が選別。
途中でセインの姉アシッド・マナが進行を強奪するなか、明石は親友の青山や惹かれ合っていた持田 涙・夏川めぐ(ナツメグ)との別れを乗り越え、最後のゲームまで生き残った。
過酷な試練を勝ち抜いたのはリリィ、オスメス、丑三 清志郎、天谷 武、高畑 瞬、ハンナ、柴村 影丸、秋元いちか、天馬 遊、イパネマ、アルフ・E(太陽の国門番)、メルト・カルカヴァン、明石の13人。
かみまろもプレイヤーに加わり、最後のゲーム「神罰ババ抜き」が始まる。
「引かれたら死」や「引かれたらその相手にキス」など、様々なルールを記したカードが組み込まれたババ抜き。
ゲームは進み、柴村、イパネマと天馬が死亡。
妹であるファトマの敵討ちに燃えるメルトがオスメスを殺そうと画策するが、なぜかオスメスには神罰は下らなかった。
そしてゲームは後半へと移っていく。
19巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
メルトの死で明石に光明が差す
明石と同様、かみまろを殺す方法を考える瞬。
かみまろが自分の手札から「J:前の席の人と神罰シンクロ」を引いたことで、次にかみまろが「4:引かれたら死」を引けば自分の死と引き換えにかみまろも殺せることに気づく。
〈かみまろとの道連れを狙う瞬 [神さまの言うとおり弐 19巻](c)講談社/金城宗幸・藤村緋二〉
その巡、オスメスがメルトから「4:引かれたら死」を引き、メルトはファトマの仇を討てずに散っていった。
ここでメルトが死んだことでプレイヤーの数が減り、今度は明石の持つ時限爆弾に光明が差す。
〈メルトの死が運命を変える [神さまの言うとおり弐 19巻](c)講談社/金城宗幸・藤村緋二〉
オスメスを撃破
次の巡、生き残っていたアルフがオスメスからJOKERを引いた。
JOKERは「持ってる間死の神罰を受けない」というルールで、最後まで持っていれば死ぬが、それまでは死なない無敵のカードだった。
〈JOKERは神罰免除 [神さまの言うとおり弐 19巻](c)講談社/金城宗幸・藤村緋二〉
これでオスメスは無敵ではなくなる。
ここで冷静に戦略を練る明石。
オスメスの手札は「Q」「8」「8:7見える」の3枚で、クリアするためには「Q:引かれたらキス」のカードが必要な状況。
明石は丑三とのキスの約束を利用して「10:時限爆弾で死」のカードをカモフラージュしながらオスメスに回ることに成功。
〈オスメスを罠にはめる [神さまの言うとおり弐 19巻](c)講談社/金城宗幸・藤村緋二〉
このタイミングで時限爆弾のカウントがゼロになり、オスメスが死ぬのだった。
クリア第1号は天谷
オスメスの手札が再分配され、ゲーム再開。
天谷はうまくペアが揃い、残り手札1枚。
順々に引いていき、「5:持ってる間ハイテンションでなければ死」のカードがアルフに渡る。
そのアルフから「K:引かれたらその相手にデコピン」を引いたら天谷。
〈天谷の強烈なデコピン [神さまの言うとおり弐 19巻](c)講談社/金城宗幸・藤村緋二〉
天谷の強烈なデコピンでアルフが失神し、ハイテンションを維持できなくなったアルフが死亡した。
アルフのカードの再分配を利用し、天谷がここで一足先にゲームクリア。
〈天谷がクリア第1号 [神さまの言うとおり弐 19巻](c)講談社/金城宗幸・藤村緋二〉
新たな神の第1号となるのだった。
【19巻のまとめ】
瞬がかみまろを殺すチャンスを虎視眈々と狙う一方、明石が巧妙な作戦により危険分子だったオスメスを撃破。
メルト、アルフが犠牲となるなか、天谷が最初にゲームをクリアし、新たな神第1号となるのだった。
次巻へ続きます。
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