書道家と離島の島民の交流を描く「ばらかもん」の主人公・半田清の高校時代を描いたスピンオフ。
ネガティブな清と同級生達のすれ違いだらけの高校生活をコミカルに描く。(U-NEXT作品紹介文より引用)
さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。
半田くんへのラブレター
高校2年生、半田清。
書道の大家、半田清明を父に持ち書道の世界では知られた存在。
そんな半田くんは、男子・女子からも人気者で一目置かれている。
しかし半田くんは、みんなから嫌われている、イジメられていると思い込んでいた。
ある日、自分の下駄箱にラブレターが入っていたを見つけた半田くんは、ラブレターを「果たし状」と勘違い。
めんどくさいと感じた半田くんは、ラブレターをゴミ箱に捨ててしまう。
しかし、その捨てている現場を差出人である麻衣子と親友ジュリに目撃されてしまった。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
半田くんは麻衣子に手紙を書いて、用件を伝えることを思いつく。
ジュリに手紙を渡すが、ジュリは自分宛に書かれた手紙と勘違いして喜んでいた。
半田くんは私のことが好きなんだと思い込んでしまう。
放課後、ジュリと麻衣子が半田くんと対峙する。
何で呼ばれたかわからない半田くんに対して、麻衣子がまたラブレターを渡そうとするが、ジュリは制止して半田くんを麻衣子の元から逃がそうとする。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
そんな光景を見た半田くんは、「親友なんて簡単にできるものじゃない、大切にしろよ」と残して去っていった。
そして、ジュリと麻衣子は恋のライバルとして、壊れかけた友情を元に戻したのだった。
半田くんを面白がる川藤
半田くんにも親友がいる。その名も川藤。
中学の時に知り合い、書道のことで仲良くなったが、半田くんが心を閉ざしてしまった原因は川藤にあった。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
その頃の半田くんはピュアで純粋過ぎた。
ある日、人気者であった川藤は美人の先輩から半田くんへの橋渡し役に使われてしまった。
それがショックで、半田くんに冗談で「先輩がお前のこと字ばっか書いてるナルシスト毛筆野郎って吹聴してたぞ」と話してしまった。
それから半田くんは心を閉ざしてしまったのである。
半田くんは川藤のことを唯一の親友だと思っているが、川藤にとって半田くんは単なる友人の中の1人…と半田くんは思い込んでいた。
みんなからイジメられていると感じている半田くんに川藤は「お前はみんなの人気者だ」と言いたいところだが、そんな半田くんの心の閉ざし具合が面白いと本当のことを伝えるのをやめている川藤だった。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
半田くんがクラスの委員長に
ひょんなことから学級委員長にさせられそうな半田くん。
それを黙っていられないのが現委員長、相沢順一だった。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
匿名投票で委員長を決めることになったが、同票になってしまった。
更に先生の提案でじゃんけんにて委員長を決めることに決まった。
半田くんは辞退を申し入れるが相沢はプライドが許せず、じゃんけん3勝負を申し込んだ。
しかしそれでも半田くんが勝ってしまい、委員長は半田くんになった。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
半田くんは「とにかく俺はやらない」と言って教室を後にするが、半田くん自身が相沢に投票していたことがわかると、相沢は「半田くんに認められていた」と好意的に解釈。
相沢は、「1人1人の大切さと、人を信じることを教わった…大した男だよ」と半田くんに心酔し、委員長は半田くんがやるべきと納得してみんなの意見が一つになったのだった。
元モデルとのイケメン対決
モデルでモテ男の二階堂礼緒。半田くんと一緒のクラスになる前までは、学校で一番モテていると思っていた。
そして女子たちがレオと半田くんを比べる。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
半田くんのことを口々に「カッコいい、彼は何かを持っている」とウワサしているので、その半田くんの秘密を尾行して突き止めようとするレオ。
半田くんはネコを見つめたり、モデルのスカウトをされたりする「わかすぎ通り」でお母さんのおつかいをしていた。
そこにキャロライン山内に洋服を着させられそうになるが、目の前にいるボロボロの洋服を着たレオにそっと洋服をかぶせ、「本当に必要としているひとにあげてください」とつぶやく。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
それを聞いたレオは「人にこびず、世俗に染まらない…これが半田清の魅力なのか」とレオもまた半田くんに心酔する一人になった。
引きこもりの不良
半田くんのクラス、2年7組には不登校の生徒がいる。
その名も筒井あかね。
委員長になってしまった半田くんは、副委員長の相沢に頼まれて筒井の家までメモ入りの封筒を届けに行くことになった。
いざ、筒井の家の前に着いたら、ゴツい男が現れた。
最初はヤバい不良に絡まれたと思った半田くんだったが、その男は可愛らしい見た目の写真からは程遠い見た目に変貌した筒井あかねだった。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
そして筒井は金属バットで威嚇する。
とっさの行動に身動きが取れなかった半田くんを筒井は、「すごい男だ」と勘違いする。
そしてイジメられていた時の話をし始めた。
1年前は女の子の様にカワイイ生徒だったが、それが仇で男子からも女子からも相手にされなかった。
それに嫌気がさし、テレビで通販のマッスルバンドを見て購入し、半年で筒井のテリトリーにいた不良たちを片っ端から倒していった。
そんな筒井だったが、半田くんから感じ取れる間合いやオーラを感じて震えていた。
そうこうしているうちに、仲間の復讐にやってきた不良が筒井の元へとやってきた。
半田くんは帰ろうとして不良たちから抜け出そうとしたとき、「おまえ何者だ!?」と声をかけられた。
すると、半田くんは「は?」とオーラ全開にしてにらみつけ、不良たちから瞬く間にウワサが広まる。
「はんだくん」1巻©スクウェア・エニックス/ヨシノサツキ
「熊殺しの半田だっ!」と叫ぶものもいて、その場にいた不良たちはみんな逃げて行った。
そんな半田くんの姿を見た筒井は半田くんのことをもっと知りたいと思い、学校に行くことにした。彼もまた半田くんに心酔した一人となった。
【1巻のまとめ】
高校2年生、半田清。
書道の大家、半田清明を父に持ち書道の世界では知られた存在で、男子・女子からも一目置かれている。
半田くん本人は、みんなから嫌われている、イジメられていると思い込んでいたが、委員長キャラの相田、元モデルのレオ、そして元引きこもりの不良である筒井らが半田くんに心酔していくのだった。
次巻へ続きます。
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参考『ばらかもん』の主人公・半田清のカオスな高校時代を描くスピンオフ漫画『はんだくん』全7巻【ネタバレ注意】
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