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前巻はこちら沖縄合宿実現を賭けて県内最強のライバル・聖母学苑との力試しへ『ラストイニング』4巻【ネタバレ注意】
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5巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
彩珠学院が幸先よく先制
試合前から鳩ヶ谷は聖母学苑の桐生監督との挨拶で揺さぶりをかけにいく。
対する桐生監督は鳩ヶ谷がただの新人監督ではないことを見抜き、捕手である佐倉に3回までのゲームプランを任せて試合が始まった。
聖母学苑のベストメンバーを相手に先制点を狙う彩珠学院は、1番の日高が狙いすましたスイングでエース明石から先頭打者ホームラン。(1回表 彩1-0聖)
2番の大井が四球で出塁し、3番八潮のエンドランはセカンドゴロに終わるも、4番大宮がツーランホームランを放ちさらに突き放すのだった。(1回表 彩3-0聖)
大崩れせず反撃の機会をうかがう聖母学苑
これ以上ない形でゲームに入った彩珠学院だが、チームの勢いと試合の流れは別のもの。
聖母学苑の部員たちは監督の指導なしでも自力で立ち直り、1回裏の攻撃では日高に三者三振を喫しながらも合計で30球以上も投げさせて日高の投球データを集めていく。
2回表、彩珠学院の攻撃は無得点に終わり、2回裏の聖母学苑の攻撃。
4番の佐倉が八潮の配球を読み切ってクリーンヒットで出塁し、ノーアウト1塁。
5番にも綺麗にはじき返されるが、なんとかボールの飛んだ先は運よく内野陣の正面であり、ダブルプレーで2アウトランナー無しに。
6番を三振に仕留め、ラッキーに助けられる形で3回表の彩珠学院の攻撃が始まる。
日高の2回目の打席は手玉に取られて凡退、3回を終えて未だ彩珠学院がリードする展開だが、彩珠学院の分析を終えた聖母学苑は着々と反撃の牙を研いでいるのだった。
「0点ゲーム」を実践する聖母学苑
どうにか粘りを見せてリードを守る彩珠学院だが、試合の流れが悪くなっていく。
聖母学苑からノーアウトで先頭打者を出しながらも得点が奪えない状況は、まるで自分たちが練習してきた1点ゲームの発展形だった。
聖母学苑の狙いに気づいた鳩ヶ谷は追加点を狙うため奇襲をしかける。
4番大宮にバントさせると見せかけてランナーの八潮に盗塁させ、さらに3盗も敢行。
捕手佐倉の送球が逸れたところを見て八潮はそのまま本塁に突入するが、素早くカバーに入ったレフトの返球でアウトに。
これも聖母学苑にとっては守備の想定内であり、1点が取れなかったことでさらに試合の流れが聖母学苑へ傾いてしまうのだった。
聖母学苑の桐生監督が直々に采配を解禁
6回裏、聖母学苑の攻撃。
ノーアウトでランナーが出塁し、今度は聖母学苑が送りバントと見せかけてランナーが一気に3塁を狙う奇襲に出る。
不意を突く形で1アウト3塁となり、打者 明石の大きな犠牲フライで1点を返した。(6回裏 彩3-1聖)
続く先頭打者の新発田は何とか打ち取り7回に入るが、ここからは桐生監督が直々に采配を解禁する。
調子を保っていた日高だが、7回裏には滑川のエラーでついに失点。(7回裏 彩3-2聖)
ここから調子を崩し、さらに1アウト満塁のピンチを背負ってしまう。
何とか滑川のファインプレーとファールフライでピンチを凌ぎ、試合は8回に突入するのだった。
貴重な追加点のチャンスを逃す彩珠学院
8回表、彩珠学院は9番の岩槻が四球を選んで出塁し、ようやく流れを引き寄せる。
1番の日高は三振、2番の大井が送りバントを決めて2アウトランナー2塁のチャンス。
鳩ヶ谷は3番八潮の打席で勝負を決めに行こうとするが、八潮は死球を受けて出塁。
4番大宮を前に聖母学苑は左のエース投手・日向に交代し、大宮を打ち取って失点を許さない。
チャンスを逃した鳩ヶ谷は手痛さに頭を抱えるのだった。
八潮の経験不足が露呈し、逆転を許す
左右のエース級、鋭い洞察力を持つ捕手、堅い守備と戦力的には何枚も格上の聖母学苑。
あと2回の攻撃を凌ぎたい鳩ヶ谷は、その策を自分が八潮に教えるか八潮が自分で気づくチャンスに賭けるかで迷う。
8回裏、なんとか2アウトまでこぎつけたところで鳩ヶ谷が出した結論は「八潮を信じて教えない」というもの。
八潮はスライダーの後にいつも通り一呼吸おいて日高のストレートで仕留めようとしたところを佐倉に痛打され、走者一掃の長打で逆転されてしまった。(8回裏 彩3-5聖)
スライダーとストレートの間に一呼吸置いた方がいいのは正しいが、「投手の指の感覚を戻すため」という目的までは知らなかった八潮。
冷静にボール球を要求したり牽制球すれば防げたものの、経験不足に付け込まれてみすみす佐倉にストレートを狙い打ちされてしまった形である。
残る9回表の攻撃で彩珠学院に打つ手はあるのか―。
【5巻のまとめ】
ベストメンバーの聖母学苑を相手に幸先よく先制し、苦しい展開ながらもリードを保って終盤までこぎつけた彩珠学院。
しかし8回裏、八潮の経験不足に付け込まれて手痛い逆転を許してしまう。
残る9回表の攻撃、彩珠学院に打つ手はあるのか―。
次巻へ続きます。
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