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幸せだったはずの孤児院に隠された残酷な真相『約束のネバーランド』1巻【ネタバレ注意】

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集英社/白井カイウ・出水ぽすか

孤児院で育てられた子ども達が過酷な運命に抗っていく物語。

さっそく、1巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

孤児院での幸せな生活

色々な孤児が集まる孤児院・グレイス=フィールド(GF)ハウスは、院のシスターで「ママ」と慕われるイザベラのもとで、38人の孤児たちが家族のように幸せに暮らしていた。

〈孤児院での幸せな毎日 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

ここでは赤ん坊のころに預けられた子供にそれぞれ認識番号が与えられ、日々特殊な勉強とテストによる育成が行われている。

11歳で最年長なのは頭脳明晰な天才ノーマン、博識で知恵にも長けるレイ、抜群の運動能力と学習能力を持つエマの3人で、3人とも毎回テストで満点を出すエリートである。

〈毎回満点の天才3人 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

ハウスの敷地は広く、自由時間には木登りやかくれんぼ、鬼ごっこをしながら育つ子供たちだが、外へ通じる「門」と森の「柵」の向こうは近づいてはいけないという決まり。

子供たちは絵本や小説、学術書でしか知らない外の世界を知らず、外界から隔離された状態で暮らしていた。

しかし平和と思えた暮らしの裏側にある残酷な真相を偶然にも知る時が来てしまうのだった。

孤児院に隠された残酷な真実

ある日、6歳のコニーが孤児院を卒業し、里親に引き取られる日が来た。

〈卒業が決まったコニー [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

トロくて抜けているところのあるコニーだが、「ママみたいな”お母さん”になりたい」という夢を口にし、皆との別れを済ませて巣立っていく。

しかしコニーが大事にしていたぬいぐるみを置き忘れていることに気づいたエマとノーマンは、コニーのために規律を破ってこっそり家を抜け出し、「門」でコニーに渡してあげようと決めた。

〈コニーの死体を見つけてしまう [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

誰にも見つからずに門まで来たエマとノーマン、しかしそこに停まっていたトラックの荷台で生贄のように花を挿されたコニーの死体を見つけてしまう。

事態が呑み込めないまま、誰かが近づいてくる気配がしてトラックの下に身を潜める2人。

〈鬼の存在を目の当たりに [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

近づいてきたのは食人鬼であり、その会話からGFは金持ちの鬼のために高級な人肉を提供する農園であることを知ってしまう。

さらに母だと思っていたイザベラは鬼と通じるGF農園の監督者であり、エマ達最年長の3人も「出荷」が近づいていた

〈ママも鬼側の人間だった [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

ショックと絶望に襲われながら家に戻ったエマとノーマンは、ここから全員で生き残るべく戦略を立てることを決意する。

鬼たちやイザベラとの戦いが始まったのだった。

イザベラに隠しながらの情報収集

ショックのあまりコニーのぬいぐるみを門に置いたままで帰ってきてしまったため、おそらくイザベラは誰かがあの時門にいたことに気づいているはず―。

ノーマンとエマは普段通りを装うことでイザベラからの犯人特定を避けながら脱出方法を探ることに。

〈生きるには逃げなければ [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

わからないことだらけだが、1つ1つの情報を整理していく。

まず次の出荷のタイミングは規則的にいけば2ヶ月後になること、そして誰も犠牲者を出さずにハウスから脱出するには昼間の自由時間に森を抜けて外に出るしかないこと。

初めに柵の外に進みその先を確認すると、高い塀に行き当たった。

〈森の先には高い塀が [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

ロープかその代わりになるものがあれば塀を越えることはできるが、どうイザベラに気づかれずに逃げるかが問題である。

昔からイザベラは子供たちを見つけるのが得意だった…それも今思えば、まるで子供たちの身体のどこかに発信機を仕掛けて位置を把握しているかのような不自然な早さ。

〈発信機で位置を管理されている? [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

今日もイザベラはまるで門にいた誰かに見せつけるかのように、森ではぐれてしまった子を懐中時計を手にすぐに探し当てて見せた。

まだイザベラは犯人を特定できていないからこその振舞いだが、ノーマンとエマはイザベラからの宣戦布告と認識するのだった。

イザベラの詮索

考えを巡らせるノーマンとエマは、レイを含めたエリート3人が最高級品としてずっと出荷を免れてきたという事実から、「脳の発達度合いが鬼にとっての価値に直結する」という推測を立てる。

またイザベラも常に子供たち全員の位置をリアルタイムで把握しているわけではなく、時計を確認したときに初めて位置を確認すること、そして子供の位置は知れても個人は特定できるものではないことに気づいた。

〈ノーマンの推理 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

おそらくコニーが出荷された日も、「あの場にいたのは2人」というところまでは把握しているだろう。

イザベラの詮索を躱しながら、情報を集めつつロープを探すノーマンとエマ。

しかしイザベラも農園で育ち生き抜いた者として、自身が生き残ることに並々ならぬ覚悟を固めているのだった。

〈イザベラも農園の出身 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

レイが合流、全員で逃げるのを目標に

ロープの代わりにテーブルクロスを使う案を閃いたノーマンとエマ。

残る課題は発信機と全員で脱獄する方法の2つ。

ここで2人の様子がおかしいと感じていたレイも姿を現し、仲間に入ることに。

〈レイが仲間に [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

状況を冷静に飲み込んだレイは、「全員で脱獄してもその先にある鬼の社会で生き延びる方法がなければ意味がない」という正論を突きつける。

「全滅を避けるためには子供たちをハウスに置いていくのが最善」というのがレイの答えだったが、どうしても家族のことを見捨てたくないエマの愛と、そんなエマに惹かれるノーマンに説得され、レイも「全員で逃げて生き延びる」という無理難題な作戦の実現に向けて協力することとなるのだった。

〈エマの強い意志 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

新たな監視役・クローネの登場

着実に戦略を立てていく3人、しかしイザベラもただ手をこまねいているわけではなかった。

年長の子たちに狙いを絞ってあえて雑用を押し付けて時間を奪っていく。

頭脳明晰にして冷酷無比なイザベラにしては手ぬるいやり方だったが、イザベラの目的はただの時間稼ぎ。

そうこうしているうちにイザベラの補佐役としてシスター・クローネと幼いキャロルが新しい家族として迎え入れられ、エマたちは新しい監視役と手のかかる家族という負担に直面することになった。

〈シスター・クローネの登場 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

イザベラに出し抜かれる格好となったが、新たに来た2人を「情報源」とポジティブに考えることにしたエマたち。

いまの状況から大事なのは3つ。
1:イザベラとクローネという大人が外の世界を知る鍵であること
2:キャロルの身体を調べれば発信機についてわかるかもしれないこと
3:イザベラが犯人を死に物狂いで捜して即出荷しないことから、それができない何らかの事情か狙いがあること

イザベラとクローネを躱しながらの情報収集となり数少ないチャンスを逃せないエマは、年長の女子が頼まれる仕事である幼子たちの看護の時間を利用して、新しく来たキャロルの身体を調べる。

そして発信機が耳の裏側に注射で埋め込まれていることを特定

〈発信機の場所を特定 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

残るは発信機をどう壊すかだけになった。

クローネの野心

イザベラの補佐役として派遣されてきたクローネだが、自身も農園の生き残りとして並々ならぬ野心を持っていた。

「子供に農園の真相を気づかれる」というイザベラのミスを知り、イザベラに手を貸して恩を売るよりもミスをイザベラの上司にチクり、ママの座を奪い取る方が得だと判断

〈クローネの野心 [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

そのためには犯人を自ら捕えて即出荷することが必須条件である。

まだイザベラの上司である「大母様(グランマ)」はイザベラのミスを知らず、その上にいるボスからは最上物の3匹(ノーマン・レイ・エマ)の出荷に備えるよう指示が下る

〈出荷の準備が進む [約束のネバーランド 1巻](c)集英社/白井カイウ・出水ぽすか〉

儀祭(ティファリ)という場で、鬼の中でも特別な存在である王の御前に捧げられる予定のようだった。

【1巻のまとめ】

色々な孤児が集まる「孤児院」・グレイス=フィールド(GF)ハウスは、院のシスターで「ママ」と慕われるイザベラのもとで、「きょうだいたち」にも血縁関係はないが、幸せに暮らしていた。

ここでは、赤ん坊のころに預けられた子供を、特殊な勉強とテストにより育てあげ、6歳から12歳までの間に里親の元へと送り出す...と孤児たちは教えられていた。

里親が見つかり、外の世界に出ることになったというコニーが人形を置き忘れたため、主人公で身体能力に優れるエマと、知略に優れるノーマンはそれを届ける。

しかし二人は、近づくことを禁じられていた「門」でコニーが食肉として出荷される瞬間を目撃する。

今までママやきょうだいたちと幸せに暮らしていた孤児院は、実は「鬼」に捧げる食用児の養殖農園だった。

そして「鬼」の存在を知ったエマとノーマンは、リアリストで博識なレイを仲間に引き入れ、GFから全員で逃げ延びるための脱獄計画をスタートさせる。

農園の真実を知られたことに気づいたイザベラは犯人の詮索を始め、さらに増員の監視者としてシスター・クローネを招聘。

イザベラのミスを知ったクローネが犯人を特定してイザベラからママの座を奪い取ることを考え始める。

イザベラとクローネ、2人に気づかれずにエマたちは脱獄の作戦を練らなければならないのだった―。

次巻へ続きます。

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