ウイルスにより巨大化した昆虫が街を襲う、というわかりやすい設定のパニックホラー。B級映画にありそう。ゲームで言うなら「地球防衛軍」的な感じでしょうか。しかしウイルスの散布は何者かによって操作されたもので…という、サスペンス要素もあります。
徐々に進化を遂げ、最終的にはゴジラ並みの大きさにまで進化します。
登場人物の紹介がなく判別できるまで時間がかかるのが難点ですが、絵の荒っぽさが逆にグロさ、巨大化した虫の気持ち悪さを増長します。なお、虫が苦手な人には全くオススメできませんのでご注意ください。
登場人物紹介
«主人公たち»
森宮順…主人公。学生。
森宮(母)…専業主婦。避難の途中で順とはぐれる。
森宮(父)…出張中で難を逃れるが、巻き込まれた家族を心配する。
黒井英和…順の同級生。実家は商店。
水野紗奈…順の同級生。
«テルバイド化学社»
佐伯博士…有用なタンパク質を探求するプロジェクトの責任者。プロジェクトの失敗が決まり収拾不能に陥ると、自殺してしまう。
大橋…プロジェクトの副リーダー。佐伯の自殺後、チームを指揮する。
森宮辰彦…主人公(森宮順)の兄でプロジェクトのメンバー。
金子…プロジェクトのメンバー。辰彦と行動を共にすることが多い。
塩沢…プロジェクトのメンバー。
佐久間…プロジェクトのメンバー。
«政府関係者»
粟津…防衛省副大臣。崎村の上司。国を裏で操り、今回の事態の黒幕。
崎村…テルバイド化学が事故を国に報告後、国から送られてきた研究者。環境警備開発機構という普段は表に出ない公的組織の所属。今回の事態の虫たちを新薬の開発などに利用しようとしている。
武部…崎村の部下。現場指揮担当。
沼田…崎村の部下。分析担当。
«自衛隊員»
桐谷…責任感の強い自衛隊員。今回の上からの命令に疑問を抱いている。
東…桐谷とチームを組む。
久野(くの)…現場の惨状から、事件の発端となったテルバイド化学に敵意を向ける。
馬越…久野とチームを組む。
«外部の協力者たち»
近藤…ミクモ製薬。知人である大橋から協力を要請され、外部から事態の収拾に協力しようとする。
小田嶋…ミクモ製薬。近藤の部下。デキる女性。
辻原…森宮(父)の知人。テレビのプロデューサーをしており、事件のスクープを探る。
各巻のあらすじ