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前巻はこちら覚醒したお屋形様が形勢逆転、2度目の臨死で貘に限界が近づく『嘘喰い』47巻【ネタバレ注意】
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48巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
失敗できない状況に追い込まれた貘
貘はエコロケーションで感知されないように床に平たくハンカチを置いていたが、それすらも見透かしたお屋形様は開始直後に振り向き、完璧な0秒チェックを成功させた。
8回表、崖っぷちの貘は、即C失敗して4分半ほどの臨死と引き換えにシリンダーをリセットするか、このゲームで勝負をかける場合は蓄積を26秒以内に抑えながらC成功させなければ、次に失敗した際には累計5分を越えるデッドラインに達してしまう。
貘はこの回は時間ギリギリまで振り向かず、C成功したものの、座視の際は55秒。
これにより貘はもうC失敗すれば死亡、このままのシリンダーで累計5分を超えないように勝負するしかなくなった。
残る目はいま1分34秒分蓄積しているお屋形様の蓄積を2分36秒まで増やし、一撃死させること。
いよいよ戦いは佳境を迎えたのだった。
2度目の臨死でお屋形様に記憶喪失が起きるが…
8回裏、蓄積狙いの貘を見透かしたようにお屋形様は即C失敗し、臨死と引き換えにシリンダーをリセット。
リスクを取ったものの、最後に蘇生できればお屋形様の勝ちはほぼ揺るぎないものになる。
死の淵を彷徨ったお屋形様は臨死を経て蘇生。
妃古壱は次の9回表を8時57分から開始する旨を告げるが、このときお屋形様には走馬灯によって流れ込んできた大量の情報と記憶が災いして認知負荷がかかり、持病の記憶喪失が再発してしまう。
これまでお屋形様の記憶喪失は1か月前後に1度のペースで安定しており、この日は前回お屋形様が記憶を失ってからちょうど1か月後。
このまま指定された時間にゲームを開始できなければお屋形様の負けとなるが、臨死の前にルールに抵触しない範囲で妃古壱に状況とルールの再説明をお願いしていたことで、お屋形様は状況を把握した。
再び勝負に戻ったお屋形様はかつてのハルとしての人格を取り戻し、貘と対峙するのだった。
崖っぷちの貘、切り札を手に運命の9回裏へ
9回表、お屋形様は開始直後にハンカチを落とすが、もうC失敗できない貘は時間ギリギリまで振り向かず、座視の際は上限いっぱいの60秒に。
これでもはやお屋形様は自分のCのターンでは安全策をしているだけで逃げ切れる状況。
負けを認めた貘はこうして8時59分から始まる9回裏に臨むが、このときまだ貘は最後の切り札を隠し持っていたのだった。
貘の切り札が炸裂
9回裏、貘はハンカチを落とさずお屋形様も安全策を取って時間だけが刻々と過ぎていく。
そして60秒の「ポーン」という合図と共にお屋形様が振り向いた。
しかしこのとき貘はまだハンカチを落としておらず、続けて鳴った2回目の「ポーン」という合図と共に貘はハンカチを投下。
ルール上はこの時報の音が何よりも優先されるため、お屋形様はまさかの安全策でのC失敗となった。
誰もが混乱したが、その秘密は3年ぶりにこの日に挿入された「うるう秒」にあった。
8時59分59秒と9時ちょうどの間に通常では存在しないはずの8時59分60秒が入ったことにより、時報の合図も2度鳴ったのである。
このうるう秒の存在を貘が知っていたということは、屋形越えのゲームの最中もインターバルや臨死といった時間の管理をずっとしていたこと、そしてプロトポロスでの卍勝負のときからこの時に合わせてタイムリミットを設定していたことになる。
時報の合図が1回か2回かは電話回線によって異なるが、これも貘はゲーム終了後にりゅうせいに依頼して電話を立会人から借りさせ、回線を確かめていた。
この勝負がハンカチ落としだったこと、時間の計測に梶が仕込んだ時計ではなく時報が使われたこと、8時59分から貘がDとなるターンで山場を迎えたこと、今思えば貘は驚異的な読みと強運によって勝利を手繰り寄せていたのだった。
【48巻のまとめ】
崖っぷちに追い込まれた貘だが、9回裏に切り札が炸裂。
数年に一度のうるう秒が挿入されるタイミングを利用してお屋形様に3度目の臨死を与え、勝利を確信する。
ここに至るまで、全ては貘の壮大な策の内なのであった。
次巻へ続きます。
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