古代において當麻蹴速と野見宿禰という2人の剛力による決闘が相撲の起源。
同じ名前を持つ野見宿禰という若者が現代に姿を現し、規格外の体格とパワーを見せつける。
強き者との力比べを望む宿禰は、ご老公の差配によって実現した怪力自慢のオリバとの力比べも制した。
宿禰は現役大関との路上での喧嘩にも完勝したことで、現代の大相撲界との全面対決が決まり、刃牙たち地下闘技場の戦士たちにも声がかかる。
宿禰に加え、地下闘技場からは刃牙・渋川・独歩・花山・克己の参戦が決定。
大相撲からは横綱・零鵬、小結・炎、関脇・獅子丸、前頭筆頭・鯱鉾、大関・巨鯨、関脇・猛剣の6人が選抜され、いよいよ地下での激突が近づく。
大相撲から参戦する6人の力士がエキシビションで総合格闘家と対決し、全力士が秒殺KO勝利を挙げた。
他方、克己には亡き盟友・烈海王の右腕が繋ぎ合わされ、いよいよ大相撲との激突の日を迎えるのであった。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
対戦カードが決定
満員の観客が熱狂するなか、地下闘技場で大相撲との激突が始まる。
対戦表は次のとおりとなった。
先鋒:渋川 vs 巨鯨(身長231cmの巨人大関)
二陣:独歩 vs 猛剣(「博士」の異名を持つベテラン)
三陣:花山 vs 鯱鉾(圧倒的なリーチでの突っ張りが武器)
四陣:克己 vs 獅子丸(幕内優勝3度を誇る金星ゲッター)
副将:刃牙 vs 炎(スピードに優れる小兵)
大将:宿禰 vs 零鵬(角界の頂点に君臨する横綱)
先鋒戦:渋川vs巨鯨
先鋒戦は最も小柄な渋川と最も大柄な巨鯨という無慈悲なまでの体格差の勝負となる。
渋川は15か16歳の頃に柔道で全国区の強さを持っていたが、合気道の前に手も足も出ず、そこから合気道の達人にまで上り詰めた。
果たして合気の技術は約6倍もの体格差を覆すことができるのか。
試合開始後、巨鯨はゆっくりと歩み寄って渋川の襟元を掴む。
渋川の合気によって得体の知れない重さと危険を察知した巨鯨は思わず張り手を繰り出すが、渋川は見事にそれに合わせて巨鯨を投げて見せた。
何とか転倒を免れた巨鯨は、仕切り直して全力で突進しながら張り手を仕掛ける。
渋川はそれを躱して巨鯨の喉元にピンポイントで攻撃。
普通の相手ならばここで決着がついてしまうところだが、巨鯨はそれを食らいながらも張り手、渋川はそれを食らいながらもひらりと着地する。
またも仕切り直すと、今度は渋川がゆっくりと歩み寄り、組み合いでの勝負を提案。
がっぷり4つで組み合えば巨鯨のやりたい放題かと思われたが、渋川の合気によって巨鯨にはまるで巨大な水風船を背負わされているかのような重さがのしかかった。
それでも巨鯨は力任せに渋川を持ち上げ、闘技場の壁に向かって投げつける。
渋川は上手く着地を取ったものの、初めて合気が破られる展開となった。
しかし渋川は再度組み合っての勝負を提案し、今度は合気で巨鯨を投げにかかるのであった。
【6巻のまとめ】
対戦カードが決定し、全面対決が開幕。
先鋒戦では最も小柄な渋川と最も大柄な巨鯨という無慈悲なまでの体格差の勝負となる。
体格差をものともせず渋川の合気が炸裂するが、巨鯨も力任せに対抗する意地を見せる。
果たして勝負の行方はー。
次巻へ続きます。
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