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妃古壱vs撻器、最高峰の號奪戦!お屋形様の記憶喪失で賭郎に緊急事態発生…『嘘喰い』25巻【ネタバレ注意】

~前巻までのあらすじ~

多重債務者の冴えない青年・梶隆臣はひょんなことから凄腕のギャンブラー・斑目貘と出会い、行動を共にするようになる。

さらに梶は命すら対価にするギャンブルや、それを成立させるために立会人を派遣する中立の秘密組織「賭郎」の存在を知り、廃ビルでの命懸けの脱出勝負に勝った貘は、全てを凌駕する暴力を持つ別人格の怪物・ロデムを宿すマルコを仲間に加え、賭郎の会員権や大金を得た。

賭郎の会員権を梶に譲った貘はさらに賭郎の能輪立会人の手配で新たな賭郎勝負の場を設定してもらうこととなり、貘と顔なじみである立会人の夜行妃古壱が梶の専属につくなか、富士山中のトンネルでテロリストの佐田国との賭郎勝負に勝ち、お屋形様との取引で再び賭郎会員に復帰。

しかしその裏ではお屋形様の思惑通り警察以上の力を持つ新組織成立へと動き始めており、さらに賭郎の乗っ取りを企む米国の犯罪組織「アイデアル」も実行部隊リーダーである暗殺者カラカルが暗躍する。

貘は警察とグルになって未解決事件の犯人をでっち上げるための迷宮ギャンブルを利用して自分が屋形越えに失敗した事実を無かったことにし、さらにイカサマを読み切って勝利を手繰り寄せ、合計11億円とこの迷宮ギャンブルに関与していた警察関係者の名前として天真という男の名前を得た。

貘の命を狙ってその天真とその部下である密葬課の箕輪が現れ、この迷宮ギャンブルの関係者のデータが入ったLファイルを賭けて門倉が仕切る勝負が行われるが、これにも勝利して天真からLファイルを獲得する。

他方、梶は自らの力で無実を証明すべく立ち上がり、貘から得た情報で殺人事件の真犯人である羽山邸へと潜入、羽山家に取り入るヤクザの鞍馬と滑骨の代理戦争に巻き込まれる形で完全な証拠を賭け、梶・カール・郁斗の3人で「ファラリスの雄牛」の勝負。

焼かれたカールが瀕死の重傷を負うが、カールとの協力もあり梶が最終的に勝利して事件の証拠を獲得、負けを認めようとしなかった滑骨は屋敷の外で伽羅によって葬られるが、伽羅は滑骨が契約していた伝説的ボディーガードのキョンホ・ジョンリョに狙われることとなり、姿を消した。

貘は梶が獲得した証拠と犯罪者が載るLファイルを使い、テレビ局を乗っ取って生放送での暴露番組を企画、賭郎勝負としてスタジオには弥鱈立会人が目を光らせるなか、番組ではゲストたちがパネルと共に事件の犯人として暴かれていき、貘はゲストの中に潜ませていた梶と共謀して500億もの大金をゲストから巻き上げることに成功。

放送市場類を見ない番組を終えた貘は、500億に続いて屋形越えの権利を得るため、次の手としてLファイルに残る犯罪者たちに賭郎が用意した搦手の人員を受け入れさせることを目的に電波ジャックを継続。

旧電波塔である帝国タワーで賭郎勝負をすることで、電波ジャックの発信源に何者も邪魔させない構えだが、放送を阻止しようと警視庁の副総監が独断でSAT出動を指示、そこにお屋形様と棟耶立会人が対峙する。

帝国タワーでは零號立会人の切間撻器を連れた謎の男・捨隈を相手に、互いの珠の数を読み合い、タワー最上階の端末に正しい合計数を入力した方が勝ちという勝負が行われることに。

アイデアルのカラカルとマーティンや鞍馬組も割り込み混沌とした戦いとなるが、アイデアルの工作員だった捨隈の思考をも看破した貘が勝負を制した。

他方、タワーの外では賭郎と警察が互いの代表による激しいバトルが繰り広げ、搦手の成立と笹岡副総監の死によって決着し、密葬課は解体、真鍋と三鷹の2人は賭郎に吸収されることとなる。

賭郎勝負は貘の勝利、しかしまだ妃古壱と撻器による凄絶な號奪戦が控えているのであった。

 

25巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。

数当て勝負の幕引き

マルコがパスワードの入力に成功し、貘はパスワードを変更させる。

決着を見届けたお屋形様だが、口数が少なく何やら様子がおかしいことに棟耶が気付く。

「栄羽」とつぶやいたことに、棟耶は目の色を変えるのであった。

タワーの外では警察へ撤収指示が下るが、SATの隊長は自分の正義を信じて戦い続け、その生き様を気に入った泉江が自ら相手をして倒した。

電波ジャックは司会役のカールは放送を見ていた観衆を煽るだけ煽ってルーレットの開示はせずに終了。

そして賭郎勝負が終わり、撻器と妃古壱の號奪戦が始まるのだった。

妃古壱vs撻器 最高峰の號奪戦開始

撻器は先代お屋形様でありながら戦いと自由を求めて立会人に転向した。

最古参にして完璧立会人の妃古壱と、先代お屋形様の撻器による10秒間の殺し合い。

合図と共に目まぐるしい攻防が繰り広げられるが、実力は撻器が上。

妃古壱は防御した左手の拳を折られ、壁に叩きつけられながらもダメージで身体が悲鳴をあげる前に立ちあがり、撻器に打ち合いを仕掛けるのだった。

貘と伽羅の絆に憧れた妃古壱

過去、妃古壱は基地成金の男の専属として貘との賭郎勝負に立ち会ったことがあった。

勝負は互いに順番にカードを引き、数の大小を競う。

負けた方は試験管の水を1つ選んで飲むが、7つのうち1つだけは無色無臭の有機過酸化物が入っているというもの。

貘がした行いの禊を笠に、男は自分に有利となるようにどれが酸の試験管かを把握していたが、貘はそれでも勝負に応じた。

男は確実に貘に酸を飲ませるようにカードの順番を仕組み、さらに酸は2本仕掛けていたが、貘は誰にも気づかれないほど見事に引くカードの順番を変え、男に勝利。

逆上した男が投げた試験管が貘の専属立会人だった伽羅に当たり、伽羅の左目の目尻がただれる。

しかし酸は1本しかないはずであり、伽羅はあくまで最後の1本である酸を男に飲ませるように突き付ける。

このあと男は一思いに粛清された方がマシと思えるほど悲惨な末路を辿った。

勝負を見ていた妃古壱は、馴れ合いでももたれ合いでもないが、言葉交わさずとも固い絆で結ばれた貘と伽羅の関係を見て羨望が芽生えた。

そして今、妃古壱は貘という最強の会員と共に頂点が見たいという、偽らざる自分の本心に気付き、撻器に立ち向かうのだった。

妃古壱が撻器を撃破

撻器と妃古壱の拳が正面からぶつかり、衝撃で互いの手の骨が砕けて複雑に絡み合う。

撻器はいち速くもう一方の手でパンチを繰り出すが、それよりも早く妃古壱は手刀で撻器の首に裂傷を負わせた。

2人とも倒れ込むが、凄絶な勝負は妃古壱に軍配が上がったのだった。

賭郎の緊急事態、消えたお屋形様

號奪戦が終わったが、能輪立会人はすぐさま撻器を蘇生させるように指示を飛ばす。

というのも、賭郎には緊急事態が起きていたのである。

お屋形様は突如として記憶を失う病に侵されており、そのことを知るのは能輪や棟耶を含むお屋形様付きのみ。

そして今、お屋形様は人知れず記憶を失い、棟耶の目を誤魔化して行方をくらませたのである。

お屋形様が行方不明、先代は瀕死という前代未聞の危機。

異変に気付いた棟耶はすぐに警視庁に応援をよこし、お屋形様の捜索を急ぐのだった。

500億がアイデアルに横取りされる

ただ1人タワーの放送室にいたカールのもとには、アイデアルの刺客が迫る。

アイデアルの男は端末がある最上階の映像記録を要求し、そこから貘が変更したパスワードを盗み見るのが狙い。

カールの抵抗むなしく、録画のデータはアイデアルのボスへと流れ、腕の動きからパスワードが解析される。

そしてデータを受け取ったアイデアルのボスは遠隔操作で放送室を爆破、カールは瀕死となるのであった。

お屋形様の秘密を握っていた栄羽

幼い頃から切間 創一は一度読んだだけの絵本をそらで暗記するなど稀有な才能を発揮し、お屋形様付の栄羽がお守役として創一を育てた。

そして最初に創一を蝕む記憶喪失の病に気付いたのも栄羽。

突発的に現れ、忘却時間も変動する可能性があることから、栄羽はこの記憶喪失については賭郎の中でも一部の者しか知らない極秘とし、記憶を失ったと感じたら立会人であろうと誰にも悟られぬように自分のもとへ来ることを創一に伝えていた。

いま大幅に記憶を失った創一は、棟耶のことすら判別できておらず、約束どおり誰にも気づかれぬように栄羽のもとを目指す。

しかし栄羽は既に故人。

下手をすれば創一がずっと行方をくらませるかもしれないとあり、能輪と棟耶は捜索を急ぐが、創一と面識のある男が偶然にも警視庁内で創一に接触するのであった。

機密漏洩事件を追う大船額人

創一は表向きは内閣調査室の蜂名直器という名前を持っており、接触してきたのは暗謀設置に関わった(※7巻参照)防衛省の大船額人という男。

記憶を失っている創一は適当に話を合わせつつ、額人の協力を取り付けて警視庁を脱出。

試作中の新型国産対艦ミサイルの機密漏洩事件を追う額人は、裏金のマネーロンダリングを主とする地下銀行グループの内偵からそのロンダリングの依頼人であるブローカーを割り出そうとしており、その裏には大物の黒幕がいる可能性があることから、秘密裏の捜査に蜂名も協力することとなる。

地下銀行グループを盗聴していた額人は、盗聴がグループにバレてしまうも蜂名に助けられ、取引でグループが受け取ったばかりの1億円を押収するとともにブローカーの男との取引現場の情報を得る。

額人から情報を受けた蜂名はすぐさまターゲットに接触。

取引場所であるレストランにいたその相手は、旧防衛施設庁の元職員にして大食漢の城道なのであった。

【25巻のまとめ】

零號の称号を賭けた號奪戦が始まり、死力を尽くした妃古壱が撻器から勝利を挙げた。

しかしその勝負の裏ではカールがアイデアルに狙われ、監視カメラの映像からパスワードが流出、貘の500億が横取りされてしまう。

さらに持病の記憶喪失を起こしたお屋形様がかつてお守役だった栄羽と合流すべく、賭郎の追っ手を振り切って行方をくらませた。

お屋形様の表の顔である内閣調査室の蜂名直器と面識のあった防衛省の大船額人が逃走を助け、蜂名は額人が追う機密漏洩事件の捜査に協力することとなる。

秘密裏の捜査を進める2人は、武器のブローカーで重量参考人である城道とレストランで接触するのであった。

次巻へ続きます。

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