古代において當麻蹴速と野見宿禰という2人の剛力による決闘が相撲の起源。
同じ名前を持つ野見宿禰という若者が現代に姿を現し、規格外の体格とパワーを見せつける。
強き者との力比べを望む宿禰は、ご老公の差配によって実現した怪力自慢のオリバとの力比べも制した。
宿禰は現役大関との路上での喧嘩にも完勝したことで、現代の大相撲界との全面対決が決まり、刃牙たち地下闘技場の戦士たちにも声がかかる。
宿禰に加え、地下闘技場からは刃牙・渋川・独歩・花山・克己の参戦が決定。
大相撲からは横綱・零鵬、小結・炎、関脇・獅子丸、前頭筆頭・鯱鉾、大関・巨鯨、関脇・猛剣の6人が選抜され、いよいよ地下での激突が近づく。
そしてまずエキシビションとして総合格闘家との試合が組まれ、横綱・零鵬が臨むことになるのであった。
5巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
目次
横綱・零鵬のエキシビション
大相撲と総合格闘家とのエキシビション。
初戦で横綱・零鵬と対戦した岩浪は全力のバックハンドブローを当てるが、零鵬はびくともしない。
零鵬はあっという間に岩浪のズボンを掴んで持ち上げると、軽々と地面に叩きつけてKOした。
超小兵の炎のエキシビション
次の試合は身長165cmと超小兵の炎。
対戦相手の貝沼は空手から総合格闘家に転身したライトヘビー級王者。
しかし体格で勝る貝沼が対峙すると炎の威圧感から身体が大きく見える。
さらに貝沼の蹴りは炎のスピードの前に空振りに終わり、背後を取った炎は貝沼の身体をジャンプしながら地面に叩きつける怪力を披露。
超巨漢の巨鯨のエキシビション
第3戦、国内きっての巨漢格闘家である猪田は身長189cmだが、さらに大きい身長231cmの大関・巨鯨を見上げることとなる。
試合開始と同時に距離を詰めた巨鯨は、いつもどおり強烈な突きを繰り出し、一撃で猪田をKOした。
「博士」の異名を持つ猛剣のエキシビション
第4戦はライトヘヴィ級で技術に定評のある桑田、対するはベテランで「博士」の異名を持つ猛剣。
組み技に強い桑田は、素早いハイキックをフェイントに猛剣の片足にタックルを仕掛け、テイクダウンを奪いにかかる。
しかし倒れないために鍛錬している力士はびくともせず、桑田は肘の関節技に狙いを変更するも失敗。
逆に猛剣に肘を破壊され、重度の剥離骨折で全治7か月の重傷を負うのであった。
圧倒的なリーチを持つ鯱鉾のエキシビション
第5戦、ヘヴィ級でレスリング出身のアーロン村瀬は自慢のパンチ力で前頭筆頭の鯱鉾に挑む。
「角界一廻しの遠い男」の異名を持つ鯱鉾は、長い腕による圧倒的なリーチからの突っ張りで敵を寄せ付けないファイトスタイルが持ち味。
立ち合い直後、諸手突きでアーロンを吹き飛ばし、そこからの猛打で鯱鉾が圧勝した。
金星ゲッター・獅子丸のエキシビション
第6戦は急所へのピンポイント攻撃を得意とする伝統は空手出身の宮入VS幕内優勝3度を誇る金星ゲッターの関脇・獅子丸。
急所への攻撃であれば力士といえども有効のはず。
宮入は的確な打撃で獅子丸をダウン寸前に追い込むが、失神からいち早く目を覚ました獅子丸は強烈な鯖折りで宮入の脊髄を損傷させ、完勝。
エキシビションは全力士による秒殺という結果に終わるのであった。
克己に烈海王の右腕が合体
40日前にはかつて独歩の左手首の縫合(バキ9巻参照)も執刀した闇の名医である梅澤が、克己の身体に烈海王の右腕をつなぎ合わせた。
烈海王の右腕は違和感なく克己の腕にフィットし、他の面々も大相撲との対決に向けて準備は万端。
そして地下闘技場で激突の日を迎えるのであった。
【5巻のまとめ】
大相撲から参戦する6人の力士がエキシビションで総合格闘家と対決し、全力士が秒殺KO勝利を挙げた。
他方、克己には亡き盟友・烈海王の右腕が繋ぎ合わされ、いよいよ大相撲との激突の日を迎えるのであった。
次巻へ続きます。
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