赤髪の不良、桜木花道が同級生の赤木晴子に一目ぼれし、彼女目当てでバスケ部に入部。
しかしバスケ初心者の花道に待っていたのは地味すぎる基礎練習。
不満を募らせた花道は一度は部を辞めかけますが、晴子への思いが勝って思いとどまります。
安西監督の指導のもと行われた部内の紅白戦では流川がスーパープレイを披露。
一方の花道も将来に期待を持たせる身体能力を発揮し、超初歩的なレイアップシュートを練習し、リバウンドの極意をゴリから教わりました。
そしていよいよ陵南との練習試合。
花道が試合デビューし大激戦を繰り広げますが、惜しくも敗戦。
そして次期キャプテン候補の宮城リョータがバスケ部に復帰しました。
大乱闘事件を経て三井もバスケ部に復帰し、インターハイ神奈川県予選が始まります。
準々決勝まで順調に勝ち進んだ湘北の次の相手は翔陽に決定。
決勝リーグ進出を賭けた大一番を迎えます。
10巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
インターハイ県予選準々決勝 湘北vs翔陽
決勝リーグ進出をかけ、ブロック首位を争う湘北と翔陽。
翔陽は海南に次ぐ第2シードの強豪で、長身の選手が多いチームです。
湘北のスタメンは赤木(C)、三井(SG)、リョータ(PG)、流川(SF)、花道(PF)。
対する翔陽は選手権監督の藤真(PG)をベンチに置き、伊藤(C)、高野(C・F)、永野(F)、長谷川(F)、花形(C)がスタメン。180cmの伊藤以外全員が190cm超です。
正念場を迎えた湘北は緊張から動きが固く、赤木がいきなりのジャンパーヴァイオレーション。
伊藤が宮城との身長差を活かして簡単に花形へパスを入れ、花形がフェイダウェイシュート。赤木のブロックも届かず、翔陽が先制します。(湘北0 - 2翔陽)
〈花形のフェイダウェイで先制 [スラムダンク10巻](c)集英社/井上雄彦〉
インサイドは県内No.1センターの座を賭けて赤木と花形の勝負となります。
対する湘北の攻撃は流川から赤木のパスが永野にカットされ、逆に花形が赤木を翻弄して追加点。
その後も翔陽がペースを掌握し、湘北を突き放していきます。(6分 湘北0 - 11翔陽)
対する湘北は流川が奮起。
花形からボールを奪って個人技でゴールへ迫り、2人のブロックをかわしてシュートをねじ込みます。(湘北2 - 11翔陽)
「全員動きがカタい。パスが出せねー」という流川の生意気な鼓舞に緊張がとけた湘北は、一気に反撃開始。
〈流川の喝で緊張がとける [スラムダンク10巻](c)集英社/井上雄彦〉
守備でも赤木が花形の、花道が高野のシュートを完璧にブロックするなど、ペースを引き戻します。
リョータも攻守で活躍が光り、湘北が追い上げます。(湘北8 - 11翔陽)
ここで流れを切るべく翔陽がタイムアウト。藤真のアドバイスでチームを落ち着けます。
しかし湘北の勢いは止まらず。
三井が3Pを決め、ついに同点となります。(湘北11 - 11翔陽)
しかし翔陽も花形が意地を見せます。
オフェンスリバウンドを取ってそのままダンク。(湘北11 - 13翔陽)
その後も翔陽がジリジリと差を広げ、再び9点差がつきました。(前半残り30秒 湘北22 - 31翔陽)
前半を1ケタの点差で終えるため、決死の守備を見せる湘北。
花形が放ったシュートがリングに嫌われ、リバウンドを取ったのは花道。
〈リバウンドを取る花道 [スラムダンク10巻](c)集英社/井上雄彦〉
このまま前半を終えます。(前半終了 湘北22 - 31翔陽)
藤真の出場で勢いを取り戻す翔陽
後半に入ってからも花道がゴール下での好調を維持。
リバウンドを立て続けに取り、チームに勢いをもたらします。
花道のリバウンドのもと赤木が確実に点を取り、1点差に。(残り14分強 湘北34 - 35翔陽)
「リバウンドを制する者はゲームを制す」
その言葉通り、花道がリバウンダーとしての才能を開花させはじめていました。
さらに湘北は速攻から流川がダンクを決め、逆転。(残り14分 湘北36 - 35翔陽)
ついに藤真を翔陽のベンチから引っ張り出します。
〈ついに藤真が出場 [スラムダンク10巻](c)集英社/井上雄彦〉
藤真が入ったことで勢いづく翔陽。
早速藤真が個人技でシュートを決め、すぐさま逆転。(湘北36 - 37翔陽)
〈流れを引き戻す藤真 [スラムダンク10巻](c)集英社/井上雄彦〉
試合はさらに白熱していきそうです。
【10巻のまとめ】
決勝リーグ進出を賭けた大一番の翔陽戦。
試合開始直後こそ動きの固い湘北でしたが、一気に追い上げて後半に逆転。
ついに翔陽も藤真が出場し、流れが変わっていきます。
次巻へ続きます。
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