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前巻はこちら裁判所が証拠保全手続きを開始しあわや医療訴訟、そして産科医と助産師としてゴローとサオリに喧嘩が勃発『コウノドリ』28巻【ネタバレ注意】
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29巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
ソーシャルワーカーの仕事
ソーシャルワーカーの仕事は多岐にわたる。
ソーシャルワーカーの向井は15年前の18歳の妊婦の飛び込み分娩ではお産までの短い間に妊婦の状況を全部把握し、行政との調整をスピード勝負を行い、その妊婦は無事ぶシングルマザーとしてネイルサロンを経営するまでになった。
その他にも短期滞在ビザが切れて知り合いの日本人から借りた保険証で検診を受けに来た外国人の対応。
また女性以外にも高齢で肺がんを患った入院男性が施設に入れるように、本人の気持ちにも配慮しながらの対応。
そして今回は元夫との間にできた12歳の男の子を連れた状態で再婚し子供を授かった妊婦が受診する。
その妊婦と長男が過去に元夫からDVを受けていたことを知っていた向井が、メンタルケアをすることとなった。
再婚相手の男性は優しい人であったが、長男は本当の父親ではないことや母の愛がお腹の赤ちゃんに向けられていくことに複雑な心境の様子。
父がベランダでタバコを吸うことに同級生の親からクレームを受けてしまうも、長男はなかなか父にそれを切り出すことができず、ストレスを抱え込んでしまう。
そしてその同級生からも本当の父親でない男と暮らしていることを「キモイ」と言われた際に長男がキレ、その同級生の首を本気で絞めたことでトラブルが起きてしまった。
同級生の首を絞めたのは、元夫から虐待を受けていたのが大きく影響していると思われた。
その他にも長男が父親のタバコをくすねるなど問題が起き始め、両親の間にも喧嘩が増えていく。
それでも向井や学校を交えた話し合いのなかで、長男が同級生から言われた「キモイ」という言葉に傷ついたこと、そしてタバコも父親の喫煙を止めさせるための行為だったことがわかると、父は考えを改めた。
首を絞めてしまった同級生の家にもきちんと謝罪をしたうえで暴言に関しては謝罪をもらい、和解に成功。
父と長男の溝も埋まり、家族としての絆が深まった。
その他にもNICUに入院している18トリソミーの赤ちゃんを退院させるのに不安がる母のケアなど、ソーシャルワーカーは多くの人から必要とされる存在なのであった。
在宅医療ケアを続けていた新井がNICUに復帰へ
小松の同期である武田が助産師として勤務する小児科のクリニックには、かつてサクラたちの病院のNICUで燃え尽き症候群になった女医の新井が勤めていた。
そこに自宅で出血を起こした妊婦が緊急搬送され、新生児のドクターカーを手配しながらもお産をすることに。
新井はかつてNICUで働いていたときの見事な手腕で赤ちゃんに挿管して命を繋ぎ、ドクターカーで来た今橋へ引き渡す。
今橋は思わぬ再会に驚きながらも、新井が医師として復活していることを内心では喜んだ。
また別の日、今度は武田の息子であるシュンが腸重積という疾患を抱えていることに気づいた新井は、すぐにサクラたちの病院で手術を受けさせることに。
新井がいち早く気づいたおかげで手術は無事に成功。
サクラたちとも再会した新井は、「一度NICUを離れて違う世界を経験した今ならきっと新しい新生児科医になれると思う」という下屋の言葉に対して一度バーンアウトした自分にはその資格がないと告げるが、その考えが変わる出来事が起きる。
産まれてから30分近く心臓が止まっていたために低酸素脳症という状態になった赤ちゃんがNICUを退院して3歳になり、その在宅医療のケアをしていた新井。
NICUで働いていた頃には目の前の赤ちゃんの命を救うことしか頭になかったが、命を救ったことで退院後に家族の負担が大きな枷となっている現実を知る。
そして夫からのサポートもなく終わりのない介護に心身ともに疲れてしまった母親がその子を手にかけてしまう悲しい事件が発生し、自首する前の母親と遭遇した新井はその本音を聞くことに。
赤ちゃんが障害を持って産まれたのは母親のせいではないが、新井はその子にも母親にも何もできなかったことを悔やむ。
そこに同じく新生児科を辞めて小児循環器科のプロを目指している白川と遭遇。
「NICUで命を救ったことでその家族の人生を変えてしまったのではないか」
と悩む新井に対し、白川はボランティアで働いているデイサービスの施設を紹介し、そこにいる医療的ケアを必要とする子供たちを見せる。
在宅医療をする親たちにとっても子供と離れる時間が必要であるし、また子供たちも親以外の色々な大人と接することができて楽しそうにしていた。
在宅医療だけではない対応の仕方にも触れて刺激をもらった新井は今橋のもとを訪れる。
生活をしながら在宅医療を続けるのは想像以上に過酷であり、親がNICUのスタッフの役割を担うのではなく、NICUがその子と家族を一緒に支えられる場所に変わらなければならない―。
今橋の言葉に共感した新井は、自分がその手助けをしようと再び新生児科に戻る意思を明かすのであった。
【29巻のまとめ】
29巻は多くの人から必要とされるソーシャルワーカーの仕事、そして在宅医療ケアをしていた新井がNICUに復帰し、新たなNICUに向けて動き始めました。
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