ドラゴンに食べられた妹ファリンを救うため、迷宮に入ったライオス一行。
マルシルは禁じられた黒魔術でファリンの蘇生に成功するが、迷宮の主であるシスルに見つかり大敗、またファリンとはぐれてしまう。
次にライオスたちがファリンに出会った時には、ファリンの下半身は魔物と化していた。
デルガルの孫ヤアドの助言通り翼獅子と話したライオスは、自分が王となり魔物と共存する世界こそが理想の世界かもしれないと考える。
カブルーはミスルンがかつて迷宮の主であり悪魔に欲望を奪われた話を聞き、ライオスが王となることに不安を覚える。
シスルの家に辿り着いたライオス一行はファリンを眠らせ、窒息死させることに成功。
シスルが呼び出した竜に襲われるが、ライオスが竜の特性を利用してシスルを欺くことに成功、命は助けられる。
シスルは翼獅子に欲望を食べられ抜け殻となってしまった。
到着したカナリア隊とカブルーから本を守ろうと、マルシルは自ら迷宮の主となり翼獅子と共に逃げ出す。
ライオスはカブルーにマルシルを必ず連れ帰ることを約束し、パーティの仲間と共に探しに出るが―。
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それでは12巻のあらすじを振り返ってみましょう。
ライオスの味方
地上でライオスがシスルを倒したとの噂が流れ始める。
タンスの主人は迷宮の形が変わり、地上近くにオークや強い魔物が現れ始めた様子を見て、ライオスのパーティの誰かが新しい迷宮の主になったことを悟った。
カナリア隊はライオスが迷宮の主になったとすれば、自分の良いように魔物を操るのではと危惧しライオスを殺そうとするが、オークやナマリ、シュロー、他の冒険者までもがライオスを庇う。
「ダンジョン飯」12巻©KADOKAWA/九井諒子
ナマリとシュローは事実を確認するため、ライオスの元へ向かった。
願いのために暴走するマルシル
マルシルはファリンの体が腐らないように凍結させ、翼獅子と行動を共にする。
ライオスたちはラブリーな魔物を見て、新しい迷宮の主となったマルシルの作り出した魔物に違いないと考え、マルシルの居場所を探すために後を追う。
マルシルの作り出した大蛇のおかげでカナリア隊の使い魔を撒くことに成功するが、大蛇に呑まれそのまま消化されそうになる。
何とか便と共に排出され、マルシルの居場所に辿り着き再会。
ライオスはマルシルにカナリア隊やカブルーと話をするよう話すが、マルシルは夢が叶わなくなると怒って聞き入れない。
翼獅子もそそのかすようにマルシルの考えを尊重するが、ライオスはマルシルの夢を無理やり他の民に押し付けるのは違うと反対する。
「ダンジョン飯」12巻©KADOKAWA/九井諒子
マルシルは共に戦ってくれると思っていた仲間に反対され混乱し、ライオスたちを自分の力で保護しておくために密室に閉じ込める。
閉じ込められたライオスたちは食事を作り、マルシルを誘い出すことを計画。
マルシルの父に成りすました魔物から情報を聞き出し、マルシルが好きな郷土料理を作る。
マルシルはまんまとやってきてその料理を完食するが、話には乗らずにすぐに出て行ってしまうのだった。
悪魔は倒せない
迷宮が膨張したことで地上は地割れが起き、島主の手に負えない状況になっていた。
マルシルは翼獅子と共に魔物を連れて地上を目指す。
ライオスたちはこっそり脱出し、カナリア隊とカブルーに合流するが、マルシルと魔物を止めて迷宮を元に戻すためにはもうマルシルを殺すしかないと言われる。
ライオスは悪魔を倒すことが出来ないか考えるが、悪魔は生き物ではないため難しいと否定されなすすべもない。
そんなライオスに翼獅子は剣を通じて話しかけ、ライオスも新たな迷宮の主となるよう諭す。
「ダンジョン飯」12巻©KADOKAWA/九井諒子
ライオスたちは話をするため、再びマルシルの元へ向かうのだった。
仲間の声
ライオスたちが見たマルシルは混乱しており、冷静に話ができる状態ではなかった。
ライオス、センシ、チルチャック、イヅツミはマルシルが好みそうな話題を出して気を引くが、マルシルは「仲間がこれ以上先に死ぬのは嫌だ」と言って譲らない。
ライオスはそもそもこの冒険はファリンの死から始まったこと、翼獅子の力を借りなくても健康的な生活することが長生きには1番良いことをマルシルに伝える。
その言葉で正気に戻ったマルシルは泣き出し、ライオスに抱き着くのだった。
「ダンジョン飯」12巻©KADOKAWA/九井諒子
【12巻のまとめ】
マルシルに迷宮の主が変わったことで迷宮は膨張し、地上にも影響が出始めた。
マルシルは人種による寿命の差をなくすという自分の夢のため翼獅子と魔物を操って戦うが、ライオスたちに説得され正気を取り戻す。
次巻へ続きます。
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