『グラップラー刃牙』の続編。全31巻。
バキシリーズで最も熱いと言っても過言ではない「最凶死刑囚編」に始まり、「中国大擂台賽編」「神の子激突編」が収録。
第1部にも増した完全ノールールの死闘と刃牙の成長、そして外伝では梢江との愛が描かれます。
展開も早く、スイスイ読める作品です。
合わせて読みたい
シリーズ第1作。地下闘技場編、幼年編、最大トーナメント編
シリーズ第3作。実戦シャドーファイティング編、超絶!!監獄バトル編、野人戦争(ピクル・ウォーズ)編、強者達の闘い編、地上最強の親子喧嘩編
シリーズ第6作『刃牙らへん』も連載中!
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登場人物紹介
<主な格闘士たち>
範馬 刃牙(はんま ばき)
主人公。武器以外ルールなしの地下闘技場のチャンピオンとして君臨する高校生。「地上最強の生物」と謳われる父・勇次郎の打倒を目指している。
範馬 勇次郎(はんま ゆうじろう)
刃牙の父親。「地上最強の生物」「オーガ(鬼)」「巨凶」など数々の異名を持つ。軍隊にも打ち勝つ絶対的な力を欲しいままにし、強者を屠り去ること、丹念に鍛え上げられた強さを蹂躙することを至上の喜びとする。
愚地 独歩(おろち どっぽ)
世界最大勢力のフルコンタクト空手、神心会空手の創始者。「武神」「虎殺し」「人食いオロチ」「人間凶器」など数々の異名を持つ。生きながら伝説的存在。
花山 薫(はなやま かおる)
10代の若さで暴力団花山組組長となった、日本一の喧嘩師。技はなくとも驚異的な握力をはじめとするパワーとタフネスで正面から敵を打ち砕く。
烈 海王(れつ かいおう)
中国4000年の歴史上で最高峰に上り詰めた天才闘士。鍛えぬいた肉体のパワーはもちろん、技の多さは作品中随一を誇る。
愚地 克巳(おろち かつみ)
愚地独歩の養子。天才的な体術を武器に近代空手を完成させたと称される。
本部 以蔵(もとべ いぞう)
独自に超実戦柔術を追求し続ける武闘家。様々な技に精通する。
渋川 剛気(しぶかわ ごうき)
実戦合気柔術の達人。小柄かつ老齢でありながら、合気と投げ技で華麗に戦う。
ジャック・ハンマー(ジャック範馬)
範馬勇次郎の息子であり、刃牙の異母兄。強さへの執念は誰にも負けず、限界を超えた量を投与する狂気のドーピングと、常識はずれのトレーニング量で人間離れした肉体を手に入れた。
加藤 清澄(かとう きよすみ)
神心会の精鋭。型やルールに捕われず、目突きや急所攻撃といった危険技を好んで使用する。
末堂 厚(すえどう あつし)
フルコンタクト系空手の全国大会で三連覇を達成した王者。神心会では同期の加藤とともにリーダー的存在。
鎬 昴昇(しのぎ こうしょう)
「紐切り鎬」の異名を持つ空手家。手足の指を鍛え上げることによって手刀足刀、貫き手を「斬撃」と呼ばれるほどの切れ味に昇華させている。
猪狩完至/アントニオ猪狩(いがり かんじ)
マウント斗羽と並ぶプロレス界二大巨頭の一人にして元地下闘技場戦士。勝利のためにはいかなる非道な行為も辞さず、相手の攻撃は全て受け切り、常に観客を魅了させるという信念を持つ。
ガイア
陸上自衛隊の精鋭部隊の隊長。自らに向けられる殺気を瞬時に読み取ることで攻撃を予知し、ナイフ術や偽装術を始めとする戦場格闘技に加え、植物や水など周辺にある全ての物体を武器として利用する「環境利用闘法」の達人。
ビスケット・オリバ
怪力無双を誇り、「ミスター・アンチェイン(繋がれざる者)」の異名を持つ。囚人でありながら誰にも邪魔されない豪勢で自由な生活を手に入れ、犯罪者の捕獲も行う特殊な立場にある。肉体だけでなく頭脳も明晰で知識も豊富。勇次郎とも旧知の仲。
<最凶死刑囚>
スペック
アメリカの死刑囚。5人の死刑囚の中で最大の体格と残虐性を誇る。驚異的な心肺能力を持ち、水面下200mの潜水艦に設けられた監獄に閉じ込められていたが、脱走して生身で深海から脱出した。
ドリアン/怒李庵海王(ドリアン かいおう)
アメリカの死刑囚。老年の白人男性。死刑執行時に10分間の吊首に耐え、その場に居合わせた刑務官や医師、神父らを全員殺害し脱獄した。欧米人として初の「海王」の称号を得た拳法家「怒李庵 海王」であり、ライターに仕込んだ特殊繊維などの隠し武器と催眠術を用いて戦う。
ヘクター・ドイル
イギリスの死刑囚。電気椅子での死刑執行に耐えて脱獄、空軍基地から東京へ向かった。体の各所に仕込まれたギミックが武器で、手首と足首、肘や膝などに刃物、腕にはスプリング、胸には爆薬と、全身が文字通りの凶器となっている。
シコルスキー
ロシアの死刑囚。驚異的な手先の握力を持ち、弾道ミサイル基地の100メートルを超える高さのミサイル発射口から、僅かな壁の傷や錆などを利用し登攀で脱走。
柳 龍光(やなぎ りゅうこう)
日本の死刑囚。国松の弟子にして、渋川剛気とは顔見知りでかつて彼の左眼球を潰した男。「空道」と呼ばれる殺法の達人であり、手に真空状態を作る「空掌」「毒手」「鞭打」などの多彩な技を使いこなす。
<大擂台賽 出場者>
郭 海皇(かく かいおう)
齢146を数える中国武術界の頂点。顔に深い皺が刻まれた細身で小柄な老人であるが、中国国手にして中国拳法最高峰「海皇」の称号を持つ唯一の人物。
劉 海王(りゅう かいおう)
黒竜江省の名門である白林寺の総帥。烈海王の師匠。
龍書文(ろん しょぶん)
郭春成の友人であり、居合拳法の使い手。「凶人」「Mr.不可拘束(ミスター・アンチェイン)」の異名を持つ。15歳から19歳までの間に全台湾擂台賽で連続優勝を果たし、その後も25年間の裏社会の賭け試合で無敗を誇る天才拳法家。
郭春成(かく しゅんせい)
郭海皇が120歳の時に出来た息子。別名「狂獣・春成」。
範 海王(はん かいおう)
李海王の兄。出番はあまりない。
李 海王(り かいおう)
範海王の弟で、中国全土最高の毒手の使い手。
サムワン海王(サムワン かいおう)
タイ出身の海王。年端も行かぬ少年の時分に、巨大なコブラと戯れる姿を見初められ、10年近くにも及ぶ訓練を受けて海王に上り詰める。
楊 海王(よう かいおう)
五体を金剛化するという金剛拳の使い手。
寂 海王(じゃく かいおう)
唯一の日本人海王で、日本生まれの中国拳法・空拳道の使い手。全国に2万4千人の弟子を持ち、日本の未来を救うために弟子たちの講師となるべき強い格闘家を探し、スカウトして廻っている。
徐 海王(じょ かいおう)
巨漢の海王。
孫 海王(そん かいおう)
五指にはめた指輪を破壊するほどの握力を持つ。
陳 海王(ちん かいおう)
「拳」「気」という中国武術の要素に環境利用の「地」を取り入れた「三合拳」の使い手。
毛 海王(もう かいおう)
太身の体格で目が細い。見せ場なし。
マホメド・アライJr.
マホメド・アライの息子。父が完成することのできなかったマホメド・アライ流拳法を完成させ、その拳速は人間の反応速度を超えている。
<その他の主要登場人物>
徳川 光成(とくがわ みつなり)
徳川家十三代目当主の小柄な老人。地下闘技場の支配人で、「地下闘技場場長」「地下闘技連会長」の肩書でも呼ばれる。世界トップクラスの財力を誇る日本最後の大物で、現役の総理大臣さえも畏まり恐縮するほどの傑物。
マホメド・アライ
生きながらにして「神」と呼ばれる伝説のボクサー。その強さと生き方から20世紀最高のスポーツマンとして世界的な人気を誇り、勇次郎も敬意を表している。
全局面闘法「モハメド・アライ流拳法」を創るのが彼の悲願であったが、ベトナム戦争への兵役拒否での長い投獄生活によるブランクでその夢は絶たれてしまう。
ゲリー・ストライダム
壮年のアメリカ海軍大佐。勇次郎の友人兼監視・サポート役。
ロブ・ロビンソン
キックボクシング世界統一王者。前回の最大トーナメントに出場。
アレクサンダー・ガーレン
前回の最大トーナメントに出場したロシアの巨漢。持って生まれた身体と潜在能力だけで世界最強のレスリング選手として君臨している。
松本 梢江(まつもと こずえ)
松本絹代の一人娘で、刃牙と同じ学校に通う高校生。刃牙に好意を寄せ、また刃牙も梢江を好きになって、自然と恋人同士の関係となる。
松本 絹代(まつもと きぬよ)
刃牙の下宿先の大家で、梢江の母親。かつて地下闘技場で戦って、死んだ戦士の妻である。
鎬 紅葉(しのぎ くれは)
医師兼格闘家。鎬昴昇の実兄であり、医師としての腕も日本トップレベル。
マリア
オリバが恋心を寄せる女性。超ぽっちゃり。
安藤 玲一(あんどう れいいち)
飛騨の山小屋に暮らす山岳監視員。勇次郎とは旧知の仲であり、息子である刃牙のこともよく知っている。2メートルを超す巨漢で、月の輪熊程度なら素手で倒せる実力を持つ。
各巻のあらすじ
<最凶死刑囚編>
末堂 vs ドリアン 夜のジェットコースターバトル
敗北を知るドリアン、残る3人の捕獲に向け地上最自由の男に協力を要請
敗北を認めたドイル、そして大人になった刃牙が柳を迎えうつ
<中国大擂台賽編>
神の子マホメド・アライJr登場、衰弱する刃牙は何処へ…
2人の助っ人を迎え、中国連合と日米連合のチーム戦へ
オリバが龍を撃破、刃牙も春成を一蹴で中国連合を追い込む
<神の子激突編>
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