問う者の一部メンバーはマコトを脅威と考え、独断で殺害を計画するも失敗。
マコトはユウキを止めるために中村達に協力することを決心し、ユウキのいるISSで対話を試みる。
しかし、その時ISSを爆破して問う者を暗殺する極秘ミッションが進んでいた。
ISSの爆破に巻き込まれるマコトとユウキ。
マコトはとっさにユウキを連れてワンネスの空間へと逃げ込むのだった。
最終巻のあらすじを振り返ってみましょう。
マコトの協力
ISS爆破によってISSにいたユウキ以外の問う者は命を落とした。
マコトのおかげでワンネスの中に逃げ込み難を逃れたユウキは、報復として地球へ向かうスペースシャトルを破壊。
ユウキは神として地球を守るためなら何万人でも殺すつもりだ。
マコトの制止も聞かずにその場を去っていった。
そしてアメリカに最終勧告が出される。
何度も警告し対話を求める問う者に対して、アメリカは武力の行使にこだわり続けた。
全軍の戦闘行為を放棄しなければ、徹底的に破壊される。
しかし大統領は降伏せず、アメリカは全勢力をもって問う者と戦くことになった。
一方で日本の警察はマコトの協力を得ることに成功。
ワンネスの力を持つ者は直接は殺すことができなくても、いくつかできることがあるという。
それが間接的にユウキを殺すことになっても、マコトはユウキを止めるつもりだった。
問う者掃討作戦
ユウキたち問う者はアメリカ基地を次々と襲撃し、しばし状況を静観することにした。
一方、マコトはユウキの殺害に加担する覚悟を決めた。
いよいよマコトの協力のもと、問う者との対決が始まるのだ。
メンバーは世界中散り散りに潜伏している者も、ワンネスに繋がれば全員どこにいるかわかる。
まずは日本にいる者がターゲットとなった。
包囲した警察が本人に気づかれないよう近づき、一斉に銃弾を浴びせる。
対象はあっさりと死んでしまった。
ワンネスを発動しなければ、相手はただの人間なのだ。
ようやく警察は問う者への対抗手段を手に入れた。
そして世界中の問う者のアジトを探し出し、各国協力のもと現地の部隊によって掃討することとなった。
アメリカによる核攻撃
ユウキたちは日本に潜伏する同志が死んだことに気づいた。
マコトと警察の間を取り持つ中村を殺害しようという案も出たが、それを実行すればマコトを本気で怒らせることになる。
問う者が総力で挑んでも、マコトに勝つことはできないのだ。
もしマコトを本気で殺すのならば、ワンネスに逃げ込む隙も与えないほどの一瞬で肉体も意識も消し去るような方法を取らなくてはならない。
その頃、警察はついにユウキの位置を特定する。
運よく、問う者全員でロシアのある場所に集結していることが分かった。
すぐにアメリカ並びに各国に攻撃が要請された。
ロシアのアジトには問う者の生き残りが集結していた。
トレンパーはここのところワンネスに触れるとマコトの意識を感じることを気にしている様子。
警察の襲撃から逃れた同志もマコトの意識を感じており、そして今も同様に感じられる。
ユウキは襲撃とマコトの関わりに気づいた。
あわててメンバー全員にどこでもいいから飛ぶように指示するも、直後に爆撃機がアジトを急襲。
皆ワンネスの世界に逃げ込むが、意識のみで肉体を持ってこれなかった者は次々と死んでいった。
そしてワンネスに繋がったことで逆に自分の居場所を知られたマコトは、直接ユウキたちの下へ向かう。
マコトは最後の説得を試みるも、ユウキにとってマコトはもはや敵だった。
問う者の生き残り・ショウが力を暴走させるものの、マコトの圧倒的な力はショウをあっさり消滅させた。
対抗する術を持たないユウキたちはすぐにその場を去る。
ユウキは小島を餌にマコトをおびき出し、アメリカによる核攻撃を誘導してマコトを殺す決意を固めた。
ユウキの誘導によってアメリカは核の配備を完了した。
すると突如ユウキはマコトへの殺意を隠さず日本のTV局に姿を現した。
ワンネスを通じてすべてを理解した中村達はあわてて地下へ避難する。
他方、ユウキの居場所を特定したアメリカはユウキの思惑通りに核爆弾を発射した。
核爆弾による攻撃に気づいたマコトは、とっさに小島を連れてワンネスの世界へ飛ぶ。
しかし、小島の体までも連れてくることはできなかった。
ワンネスを通じてすべてを理解した小島は、マコトの愛に感謝し、消えていくのだった。
エピローグ:辿り着いた答え
アメリカの核攻撃から1年がたった。
東京は復興に向けて歩む中、問う者はすっかり姿を消していた。
ユウキは世界中のあちこちを転々と逃げ回っていた。
マコトの意識は世界中に広がり、ユウキを常に監視していたのだ。
マコトはユウキに「答え」を出すよう問いかけ続ける。
ワンネスの力とはいったい何だったのか。
地球も生命も永遠には続かないのなら、そもそもなぜ生命があるのか。
その一つの答えとしてマコトは「広がること」という目的を提示する。
地球に住めなくなったのなら、地球を出ていくしかない。
そしてそれは人間にしかできないことであり、ワンネスはそれを助けるための力―。
2人は「地球から外へと人類を導く箱舟」となることを決め、別の星で新たな一歩を刻む創造主となるのだった。
【9巻(完)のまとめ】
ユウキと戦う決意を固めたマコトの協力により、問う者の掃討作戦が実行される。
だが追い詰められたユウキもマコトを敵として認識し、マコトを殺すためにアメリカを誘導して核爆弾を東京に投下させた。
東京は核の爆撃を受け壊滅し、マコトはワンネスの力で生き永らえたものの、守るべき存在だった小島も失ってしまう。
その後世界中を転々と逃げ回るユウキを常に監視し、問いかけ続けるマコト。
最後に2人は人類が住めなくなった地球を出ていく手助けをすることがワンネスの意義だという答えに達し、地球の外へと人類を導く箱舟となることを決意するのだった。
【9巻(完)の見どころ】
この巻の見どころは、マコトとユウキの決裂が最終局面を迎え、問う者が壊滅していく壮絶な戦いです。
ISS爆破後、ユウキは報復としてスペースシャトルを撃墜し、アメリカとの全面戦争へと突入します。
一方、マコトはユウキを止めるため、警察と協力して問う者の掃討作戦に加担。
その結果、仲間を次々と失ったユウキは追い詰められ、ついに核攻撃を利用してマコトを抹殺しようとします。
クライマックスでは、マコトが愛する小島を守ろうとするも、彼女の肉体を救えず喪失してしまう悲劇が描かれます。

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