栃木に転校し心機一転、新たな学園生活を送ろうとする佐藤 十兵衛だが、東京から追ってきた不良やヤクザたちに絡まれてしまい、難なく撃退するも転校初日にしてその実力が露になってしまう。
そして十兵衛は巧みな話術でフルコンタクト空手「進藤塾」で関東大会3位の猛者・高野照久に接近して煽り、全力で戦うように仕向ける。
対する高野は十兵衛に触発され、空手の道を離れて本物の強さを追求するため師匠の青木に挑み、破った。
高野はこれまで自分を育ててくれた進藤塾に感謝しながら、十兵衛との戦いに弾みをつけるのだった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
(ギャグ回)十兵衛と父が逮捕される
十兵衛と妹の前回のやり取りに父も参加。父と十兵衛共に萌を無理やり襲ったものと誤解され、警察のお世話になった。
十兵衛と高野が決闘へ
新しい総合格闘団体を立ち上げようとする元総合格闘家にしてコングスリーパー社の社長・中島が進藤塾の道場破りをした高野に興味を持ち、高野に接触を試みる。
高野よりも自分が強いことを証明したい十兵衛は自らその男に絡み、3秒で瞬殺。
そして何者かにストーカー被害を受けるようになるなか、十兵衛はそのストーカーが高野と思い込んで決闘を挑む。
場所は夜の体育館。
十兵衛は暗闇のなか満月に目を慣れさせ、高野が電気をつけたと同時に仕掛けるのだった。
十兵衛vs高野
十兵衛の奇襲は失敗するが、その後もブラフをかましながら攻め続ける十兵衛。
掌打を連発して高野の顔面にダメージを負わせていき、高野が十兵衛の腕を掴む。
ところがそれは高野の戦意が折れたのではなく、十兵衛に防御をさせないための行動だった。
高野はそこから強烈な近接後ろ回し蹴りで十兵衛をダウンさせる。
互いにダメージがあるなか、今度は十兵衛が体育館の電気を消し、予め暗闇に片目を慣れさせておいた策を活かしてマウントを取る。
着実にフィニッシュまで持っていこうとする十兵衛、しかし高野には十兵衛の知らない空手ならではの脱出策があった。
鍛えぬいた貫手を十兵衛の脇腹にねじ込み、痛みでひるんだ十兵衛の隙を突いて脱出。
十兵衛と高野、2人の決闘の行方は―。
【3巻のまとめ】
夜の体育館で決闘することとなった十兵衛と高野。
開始早々に奇襲からラッシュをかける十兵衛だが、冷静に対処した高野が最初にダウンを奪った。
体育館の電気を利用して状況をマウントポジションを奪い返す十兵衛だが、高野も空手で鍛えた貫手で十兵衛の隙を突いて脱出。
2人の決闘は拮抗した展開となるのだった。
次巻へ続きます。
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