栃木に転校し心機一転、新たな学園生活を送ろうとする佐藤 十兵衛だが、東京から追ってきた不良やヤクザたちに絡まれてしまい、難なく撃退するも転校初日にしてその実力が露になってしまう。
そして十兵衛は巧みな話術でフルコンタクト空手「進藤塾」で関東大会3位の猛者・高野照久に接近して煽り、決闘を挑む。
自分の目標でもあった高野を超えて涙を流す十兵衛、そして高野も十兵衛との決闘を経てより強くなるために総合格闘家としての道を歩みだすことを決意した。
他方、”喧嘩師”工藤が圧倒的なパワーとタフネスを引っ提げて登場。
ヤクザからの債権回収を代行するため、進藤塾出身の橋口らを圧倒した。
6巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
”喧嘩師”工藤vsプロレスラーのサーモン森
またも競売物件からの強制立ち退きの為、ヤクザは用心棒にして最強の喧嘩師・工藤 優作を雇った。
今回の物件に居座っているのはプロレスラーのサーモン森。
工藤は脳内のドーパミンを意図的に分泌することで火事場の馬鹿力を自在に操り、サーモン森ですら単純な力で圧倒する。
力任せに森の両腕を折り、ここでも勝利を挙げた工藤。
ヤクザは次のターゲットとして十兵衛を狙っているのだった。
十兵衛と工藤が初めて接敵
進藤塾生の石原を囮にして工藤の戦い方を観察する十兵衛。
さらにブラフや不意打ちなどを駆使する何でもありの戦い方で工藤を撃退しようと試みるが、無類のタフネスを誇る工藤を倒し切るには至らない。
腕を掴まれピンチに陥る十兵衛だが、近接後ろ回し蹴りをクリーンヒットさせて脱却。
互いに相手が只者ではないことを認識し、十兵衛は今のままでは勝ち目がないと判断して奇策を狙う。
逃げたと見せかけて頭上から奇襲し、工藤のアゴを蹴り上げて強烈な一撃を食らわせた。
十兵衛の蹴りを食らってもノックアウトされなかった工藤は十兵衛を片手で投げ飛ばす。
その馬鹿力に驚く十兵衛は潔く逃走を始め、トラックの上に載って工藤の追跡を撒くのであった。
工藤の凄絶な生い立ち
生まれたときから母親に捨てられ、母に助けを求めながら生きたいという本能からドーパミンを自在に操ることができた工藤。
その「工藤」という名も15歳のときにヤクザから戸籍を買って得た名前である。
ヤクザに雇われて喧嘩屋としての仕事を始め、最初のターゲットは赤子の頃に自分を拾ったホームレスの男だった。
命の恩人であっても容赦はしない工藤が、執拗に十兵衛を追う。
工藤vs十兵衛 ビル屋上での決闘
十兵衛を追って工藤が行き着いたのは、とあるビルの屋上。
工藤を待ち構えていた十兵衛は空き缶を床にばら撒きながらブラフをかます。
冷静に罠を見破ろうとする工藤だが、十兵衛は空き缶に紛れさせた防犯スプレーを利用して工藤に目くらましをすることに成功。
ドラム缶の配置や風の強さなど、周りにあるものを全て利用して勝つのが十兵衛の戦い方だった。
工藤の視力を奪い、ヒザにダメージを与えて着実に追い込む十兵衛。
ところが工藤は200kg以上ある水入りのドラム缶を持ち上げて力任せに十兵衛の方に叩きつけ、飛び出た水で目を洗う。
十兵衛の予想を上回る規格外の動きで視力を取り戻した工藤が、今度は十兵衛に迫るのであった。
【6巻のまとめ】
プロレスラーのサーモン森すらも馬鹿力で倒した工藤は、ヤクザの依頼により今度は十兵衛をターゲットとして狙う。
いつも通りブラフや不意打ち、奇襲を駆使して撃退しようとする十兵衛だが、工藤は何度倒しても立ち上がってくる。
一旦は距離を取って撤退する十兵衛だが、追ってきた工藤とビルの屋上で対峙することに。
用意していた防犯スプレーや仕掛けておいたドラム缶の配置や風の強さなどあらゆるものを利用して戦う十兵衛に対し、十兵衛の予想を上回る規格外のパワーを見せる工藤が迫るのであった。
次巻へ続きます。
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