偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
克己やビスケット・オリバやジャック、ガイアらも戦い、スペック・ドリアン・ドイル・シコルスキー・柳らに勝利した。
しかし柳の毒手に蝕まれ、衰弱していく刃牙。
刃牙の死を目前にして悲しみに暮れる梢江の前に伝説のボクサー、マホメド・アライの息子が姿を現す。
マホメドJrは父が成しえなかったファイティングスタイルを確立した天才である。
他方、刃牙は飛騨の山中で静養。
しかし状態は良くならず、烈が刃牙を気絶させてヘリで中国へ搬送する。
そこで100年に一度、真の海王を決めるための大擂台祭への出場が決まった。
マホメドJrや勇次郎、そして前回覇者の郭海皇も参戦する、中華最強を決めるトーナメントが始まる。
21巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
第1試合 勇次郎 vs 劉海王
公平性を期すために一回戦ずつ対戦相手が発表となる擂台祭。
初戦は範馬勇次郎VS劉海王。
勇次郎はデモンストレーションとして用意された瓦40枚を容易に割り、底知れない実力を見せる。
試合開始早々、勇次郎は劉の首の後ろに抜き手を刺し、劉の顔の皮を引きはがした。
〈劉の顔の皮を剥ぐ勇次郎 [バキ 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
それでも立ち上がった劉に勇次郎はダメ押しのハイキック。
勇次郎が無傷で圧勝した。
第2試合 マホメドJr vs 除海王
二試合目はマホメドJr vs 除海王。
試合開始前に梢江と再会したマホメドJrは、刃牙を心配して泣く梢江を気遣う素振りを見せる。
除はかなりの長身を生かしてリーチの長い攻撃を仕掛けるが、初撃でマホメドJrがカウンターで金的、除は悶絶する。
〈カウンターで金的 [バキ 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
怒った除が反撃に出るが、マホメドJrは相手が回復するまで回避に専念する余裕を見せつける。
最後は除が回復したところで再びカウンターを顎にヒットさせ、見事勝利を飾った。
〈余裕のカウンター [バキ 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
第3試合 刃牙 vs 李海王
三試合目は刃牙 vs 李海王。
李は中国ナンバーワンの毒手の使い手。
既に毒によって弱っている刃牙は短期決戦を仕掛けるが、あえなく李の毒手も喰らってしまう。
李の毒手に蝕まれ、吐血しながら倒れ込む刃牙。
〈吐血する刃牙 [バキ 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
すっかりやせ細ってしまった刃牙の姿に梢江が涙を流す。
その涙が奇跡を起こす。
李の毒手が刃牙の体内を解毒したのである。
身体が軽くなった刃牙は立ち上がり、見違えるほどの動きを見せる。
〈刃牙が復活 [バキ 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ここから刃牙の復活劇が始まるのだった。
〈毒が裏返った [バキ 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【21巻のまとめ】
擂台祭が開幕し、勇次郎、マホメドJrが圧勝。
そして刃牙は中華一の毒手の使い手、李海王と対戦。
衰弱しているところにさらに毒手を食らうが、奇跡的にこれが刃牙を蝕んでいた毒を打消し、刃牙の復活劇が始まるのだった。
次巻へ続きます。
この漫画をもう一度読みたい方はこちら
全巻まとめに戻る
-
-
参考地下格闘士と死刑囚たちとの死闘、そして舞台は中国へ『バキ』全31巻+外伝【ネタバレ注意】
続きを見る