地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
自らアリゾナ州立刑務所に収監され、見事オリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
烈と克己が敗れて身体の一部を失い、ジャックもまた「日に2度の敗北」を再び味わう。
そして烈と克己からバトンを託された刃牙もまた武術をもって翻弄しペースを握るが、最後は武術を捨てて真っ向からの勝負をあえて望み敗北した。
烈はボクシングの門を叩き大物プロモーターのカイザーに連れられてアメリカへ。
デビュー戦では元王者のワーレフに余裕で勝利し、衝撃的なデビューを飾る。
しかし"スモーキン"ジョーとの対戦では苦戦を強いられながらも逆転KO勝利。
次の相手は最強王者ウィルバー・ボルトに決定した。
他方、激突に向かっていく刃牙と勇次郎。
不意に実現した親子団欒では喧嘩には発展しなかったが、力づくで相手に要求を飲ませればいい、という親子の明確なルールが再確認される。
今度は勇次郎が刃牙を食事に招待するが、あえて母の死の話題に触れた刃牙。
空気が一変し、勇次郎が刃牙にお仕置きを始めるのだった。
31巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
刃牙と勇次郎 急所を狙わない親子喧嘩
他の客がいる前で刃牙にお仕置きをする勇次郎。
刃牙の頭を掴んで窓ガラスを破り、2人はもろとも地上へ落下する。
〈落下する刃牙と勇次郎[範馬刃牙 31巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
地上に停めてあった高級車めがけて着地し、当然のように無事な勇次郎と刃牙。
刃牙はそれでも勇次郎に反抗し、不意を突いて急所を外した平手打ち。
手加減された勇次郎は刃牙へ更なるお仕置きモードへ。
決闘ではなく、互いに急所を狙わない親子喧嘩であった。
〈あくまで喧嘩[範馬刃牙 31巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
次第に刃牙の力試しへ
勇次郎が繰り出したのは鞭打。
〈勇次郎の鞭打[範馬刃牙 31巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
これまでの人生で苦痛を乗り越え続けてきた刃牙ですらもその痛みには耐えかねるものがある。
刃牙も鞭打でやり返すが、勇次郎は全身の筋肉を一気に硬直させることで痛みを分散させ、耐えて見せた。
〈痛みを耐える勇次郎[範馬刃牙 31巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ここから手加減を加える親子喧嘩は終わり、刃牙が自分の実力をぶつける決闘へと移っていく。
史上最高にまで達した刃牙の強さを見透かした勇次郎が全力を見せろと誘う。
〈父からのお願い[範馬刃牙 31巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙はゴキブリ師匠にヒントをもらった、初速が最高速のタックルをぶちかますのだった。
【31巻のまとめ】
刃牙と勇次郎の対決は互いに急所を狙わないお仕置きと反抗に始まり、次第にヒートアップしていく。
自分の全力をぶつけるべく、刃牙はゴキブリにヒントを得た最高速のタックルをぶちかますのだった。
次巻へ続きます。
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