勇次郎との決闘を終え、欠伸の止まらない日々を過ごす地下格闘士たち。
しかしスカイツリーの地下研究施設で武蔵のクローンが作られ、霊媒師である徳川寒子によって武蔵が現代に蘇った。
蘇った武蔵の実力は相手を意識の上でさえも斬ることができる程。
刃牙が2度敗れ、独歩も敗北を喫するなか、ボクシングに未練の無くなった烈が武蔵との対決に名乗りを上げた。
しかしあえなく武蔵に敗れて命を落としてしまう。
戦国時代の戦い方に精通する本部がいよいよ本気になり、刃牙をはじめ地下格闘士たちを守るために立ち上がった。
本部はジャックと、武蔵はピクルとの決闘を制し、両者が激突。
武蔵を相手に本部が持てる全てをぶつけ、見事勝利を勝ち取った。
しかし、武蔵が起こした烈の公開殺人やTVでのエア斬殺事件を重く見た警察が武蔵の制圧に乗り出す。
威信にかけて特殊部隊まで投入するが、それでも武蔵には歯が立たない。
警視総監直々の頼みを受けて、漢気を感じた花山が武蔵の討伐に立ち上がるも、正々堂々さが裏目に出て武蔵の前に敗北を喫してしまう。
花山にトドメを刺そうとする武蔵の前に刃牙が割って入り、「この世から葬り去る」と宣戦布告。
その刃牙の姿に以前見ていた御馳走の山がすべて食い尽くされていると感じ、武蔵にも怒りのスイッチが入るのだった。
21巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
気を引き締める武蔵
闘技場に姿を現した刃牙を見て、御馳走がすべて食い尽くされた様子を連想した武蔵。
怒る武蔵は、これが自分にとって楽しい戦いではなく本物の真剣勝負だと悟り、気を引き締める。
〈スイッチの入った武蔵 [刃牙道 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
勝利のためならば正々堂々という言葉は二の次。
何でもありの戦いを前に、刃牙は武蔵の姿にお菓子の城を連想していた。
刃牙 vs 武蔵 トップレベルの攻防
開始直後、刃牙の蹴りを皮一枚で躱した武蔵が意識の上で刃牙を斬り、さらに戦国の世にはなかった蹴りを披露する。
武蔵が畳みかけようとしたところを刃牙がゴキブリタックルからの高速ジャブ3連撃で迎えうち、ダウンを奪った。
〈刃牙がダウンを奪う [刃牙道 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ここから刃牙と武蔵の戦いは相手の攻撃の読み合いに移る。
おもむろに距離を詰める刃牙の攻撃をいなし。武蔵が再び刃牙を意識の上でぶった斬った。
本物の剣を持っていないとはいえ、白兵戦で培った武蔵の技術はハイレベル。
武蔵はあえて自分の攻撃を刃牙に読ませ、刃牙が喰いついたところに強烈なカウンターを浴びせるのだった。
〈武蔵の強烈なカウンター [刃牙道 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【21巻のまとめ】
刃牙が高速ジャブでダウンを奪うと、戦いは互いの攻撃の読み合いに。
白兵戦の技術にも秀でる武蔵はあえて自分の攻撃を刃牙に読ませ、強烈なカウンターを浴びせるのだった。
次巻へ続きます。
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