偶然にも世界各地で死刑囚5人が「敗北を知りたい」という言葉を残して脱獄し、東京へ向かう。
徳川のご老公は地下格闘士たちを集め、死刑囚たちとの全面戦争が始まった。
5人の死刑囚が後楽園に揃い、刃牙・独歩・花山・烈・渋川の5人と対決することに。
花山がスペックを破り、独歩と烈がドリアンを追い詰めて勝利した。
他方、シコルスキーは刃牙の目の前で梢江を拉致する。
シコルスキー、ドイル、柳の捕獲に向け、各国の機関はビスケット・オリバに協力を依頼した。
肉体自慢でいかなる犯罪者も捕らえることができるオリバの実力とは―。
11巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
凶悪犯を退治するオリバ
オリバが向かったのはビルを爆破した凶悪犯が立てこもる現場。
たった1人でビルを制圧し、15名程度の死傷者が既に出ている。
犯人の要求はオリバを連れてくること。
オリバは要求通りに姿を現し、ビルに足を踏み入れる。
犯人は元警官で、汚職に手を染めていたところをオリバによって制裁され、恨みを持っていた。
犯人はオリバに復讐するべく、ショットガンで撃つ。
しかし散弾ではオリバの鋼のような筋肉を貫通させるには至らない。
〈オリバの筋肉は散弾銃に勝る [バキ 11巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
さらに犯人は日本刀でオリバめがけて突くが、鍛え抜かれた胸筋が刃を受け止めた。
犯人はオリバのパンチ一撃で吹っ飛び死亡。
事態は呆気なく収拾を迎えた。
軽傷を負ったオリバは膨大な量のステーキを食らい、異常なほどの回復力を見せる。
オリバが次に狙うターゲットは残る死刑囚3人。ドイル、シコルスキー、柳である。
シコルスキーが勇次郎と接触
梢江を拉致したシコルスキーが向かった先は勇次郎のもと。
神心会のネットワークを駆使した克己の協力で居場所を突き止めた刃牙も急行する。
勇次郎に挑みかかるシコルスキーだったが、そこに独ちょうど勇次郎に会いに来たオリバが横やりを入れる。
〈勇次郎とオリバが再会 [バキ 11巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙 vs シコルスキー 第2ラウンド
勇次郎とオリバを目の前にして胸が高鳴るシコルスキー。
しかしそこに怒れる刃牙が到着し、シコルスキーを蹴り飛ばしてビルから突き落とす。
〈刃牙がシコルスキーをビルから突き落とす [バキ 11巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
シコルスキーは驚異的な指の力で何とか壁に捕まり、落下死を免れた。
怒りの収まらない刃牙は茶々を入れるオリバに対しても喧嘩を売る。
そうこうしているうちにシコルスキーが壁をよじ登って舞い戻り、刃牙との第2ラウンドへ。
ここはガラスや画びょうを駆使したシコルスキーが刃牙に一杯食わせたところで警察が駆け付ける。
シコルスキーは窓から再び飛び降りて逃走し、勝敗は持ち越しとなった。
刃牙 vs シコルスキー 第3ラウンド
廃ビルのアジトに戻ったシコルスキー。
そこに戦闘態勢の刃牙が足を踏み入れ、誰にも邪魔されない第3ラウンドが始まる。
〈ラウンド3開始 [バキ 11巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙は正面からシコルスキーを叩きのめす。
そこにオリバも到着し、刃牙に賞賛を送りながらシコルスキーを捕獲しようとする。
刃牙は獲物の横取りを許さず、再びオリバに食ってかかった。
しかしオリバは全く動じない。
2人が争い始めた隙を突いて目を覚ましたシコルスキーがオリバに不意打ちを仕掛ける。
常人なら死んでもおかしくないほどの威力の不意打ちだったが、それでもオリバにダメージは無い。
オリバはラリアット一撃でシコルスキーを気絶させ、刃牙に実力の差を見せつけるのだった。
〈オリバが一撃でシコルスキーを粉砕 [バキ 11巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【11巻のまとめ】
梢江を拉致され、怒る刃牙がシコルスキーを追う。
しかしそこにオリバが横やりを入れ、刃牙に実力の差を見せつけながらシコルスキーを捕らえにかかるのだった。
次巻へ続きます。
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