地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、ミスター2の存在と強さを目の当たりにする。
「2代目のミスターアンチェイン」として「ミスター2」の異名をとるゲバルの実力は勇次郎とオリバと並び衛星偵察の対象になるほどである。
そのゲバルは見事なコンビネーションでアイアン・マイケルをも圧倒した3人組「マウス」を一蹴。
オリバに続いて折り紙付きの強さを見せるゲバルにも刃牙が決闘を申し込もうとするが、オリバとゲバルの間に割って入ることができない。
そしてついにオリバとゲバルが激突。
2人のアンチェインの決闘はバンダナを使った中世伝統的な勝負スタイルに始まり、正面からのぶつかり合いに。
共にダウンを奪い合う激しい戦いとなるが、最後はオリバに軍配があがった。
8巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
故郷に帰るゲバル
決闘ののち、ゲバルはオリバとマリア宛に自国の紙幣をプレゼントして脱獄。
正面突破せずこっそりと掘ったトンネルを使ったのは看守たちへの配慮である。
オリバに挑んでみたいという純粋な興味から始まったアメリカへの旅は終わり、ゲバルは自国で仲間たちと共にもとの楽しい暮らしに戻った。
〈国に帰ったゲバル [範馬刃牙 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙がアンチェインに挑む
ゲバルのいなくなった監獄で刃牙が行動を起こす。
〈行動を起こす刃牙 [範馬刃牙 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
囚人たちの歓声を後押しにして看守たちの包囲を正面から堂々と突破し、自らも「アンチェイン」の資格を有することを証明して見せた。
目的を達成した刃牙が大人しく監獄に戻ろうとしたとき、自らのアイデンティティを侵され怒るオリバが立ちはだかる。
刃牙にお灸をすえようとするオリバを刃牙は逆に挑発。
〈刃牙がオリバを一喝 [範馬刃牙 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
その場は事なきを得るが、オリバは内心はらわたが煮えくり返っている。
乱された心を落ち着けるため、オリバは愛するマリアに甘えるのだった。
刃牙とオリバ、激突へ
騒動を起こした罰として再び独房に入れられた刃牙。
その前にオリバが現れ、自分との境遇の差を見せつけながら刃牙に小便をかけて侮蔑する。
しかし刃牙は動じることなく、逆にオリバを挑発。果てには「ごく近い将来アンタは俺に平伏する」と笑い飛ばした。
〈オリバを挑発し続ける刃牙 [範馬刃牙 8巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
こうしてオリバと刃牙は激突に向かっていくのだった。
【8巻のまとめ】
刃牙も行動を起こし、自らもアンチェインの資格を持つことを立証する。
さらにアイデンティティを脅かされ怒り心頭のオリバに対し挑発を重ねていく。
オリバと刃牙は確実に激突へ向かっていた。
次巻へ続きます。
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