地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
自らアリゾナ州立刑務所に収監され、見事オリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
単純なパワーでは勇次郎をも上回るその存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになる。
烈が自らを餌として名乗りを上げるも、最後はピクルの突進の前に散り、右脚を失った。
次に刃牙が覚悟が固まらないままピクルと対決し、不覚を取ってしまう。
刃牙は目標とする勇次郎を超えるためにピクルとの再戦に可能性を見出していく。
他方、烈の仇を討つために克己がピクルに挑むが、善戦虚しく右腕を失う結果となった。
ジャックもピクルに挑むが、本気を出したピクルのスピードは視界にも捕らえることができず、「日に2度の敗北」を喫してしまう。
そして烈と克己からバトンを託された刃牙がピクルと再戦へ。
ピクルに手加減されたことで刃牙の闘志に火がつき、反撃に出る。
鞭打など初めての痛みがピクルを襲い、ピクルも徐々に本気モードへ。
対する刃牙はトリケラトプスの構えを見せ、ピクルの突進を迎えうつ。
21巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
刃牙がピクルを翻弄
自分より小さな身体からかつて最も力強かったトリケラトプスの重量感を感じることにピクルは混乱していた。
続けざまに刃牙はプテラノドンやT-REXの象形拳も取り入れ、ピクルの目にはまるで大怪物の様に映っていく。
〈ピクルの目に映る刃牙[範馬刃牙 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
勢いよく仕掛ける刃牙に対し、ピクルも闘技場の壁に足をついてさらに力強い突進を繰り出す。
2人が激突する寸前、足を止めた刃牙が手で振り払う動作を見せる。
するとピクルはその勢いのまま観客席まで吹っ飛んで行った。
〈吹っ飛んだピクル[範馬刃牙 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
真っ向からのぶつかり合いへ
闘技場の八方に小便でマーキングし、ピクルを挑発する刃牙。
ピクルはすぐさま闘技場に降り立ち、最後には真っ向からのぶつかり合いとなる。
オリバや花山、勇次郎に引けを取らないピクルの怪力をギリギリで躱し続ける刃牙。
〈攻撃をかわし続ける刃牙[範馬刃牙 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ピクルは捕らえることができないまま懐に入られ、刃牙による金的で悶絶した。
しかしピクルの闘志もまだ消えない。
激痛から立ち上がったピクルの表情は憤怒に満ちており、刃牙に緊張が走るのだった。
〈悶絶し怒るピクル [範馬刃牙 21巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【21巻のまとめ】
勝負は完全に刃牙のペースに。
しかしピクルの闘志は消えず、憤怒に満ちた表情で刃牙に襲い掛かろうとしていた。
次巻へ続きます。
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