地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利するのだった。
3巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
刃牙のトレーニングを笑う勇次郎
ストライダムが休暇中の勇次郎のもとを訪れる。
勇次郎は時速20km以上の速さで流れるプールで悠々と泳いでいた。
カマキリと戦った刃牙の様子をストライダムが話すと。勇次郎は「あくまで想像」と一笑に付す。
〈笑いがこみ上げる勇次郎 [範馬刃牙 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
刃牙、アリゾナ州立刑務所に収監
次に刃牙が取った行動は世界を驚かせる。
大観衆が見守るパレード中にアメリカ大統領を単独で拉致し、「自分をオリバのいるアリゾナ州立刑務所へ収監しろ」と脅迫したのである。
〈米大統領を拉致する刃牙 [範馬刃牙 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
あえて投降した刃牙は異例のスピードで逮捕・起訴され、要求通りアリゾナ州立刑務所へ収監されることとなった。
収監後、すぐに刃牙はオリバと会う機会を与えられる。
父と戦う前の練習台にうってつけの相手と見込んで刃牙は不意打ちから喧嘩を仕掛けるが、オリバはまったく動じない。
〈ケンカを買わないオリバ [範馬刃牙 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
2週間後に刑務所内のNo.2の男と対決する予定のあるオリバは、「受刑者間にだけ存在する掟を知れ」と刃牙に伝える。
早速刃牙はそのNo.2と同じ部屋に収監された。
ミスター2との出会い
その部屋にはあのアイアン・マイケルの姿もあった。
刃牙はマイケルがNo.2かと勘違いするが、ここではマイケルの実力ですらトップ10にも入ることができないようだ。
囚人としての生活が始まり、刃牙の前に姿を見せたNo.2の男、通称「ミスター2(セカン)」。
〈ミスター2 [範馬刃牙 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ミスター2はオリバ同様に実質的な事由が与えられており、囚人たちに厳しい態度で接する看守たちもミスター2のことだけはまるで存在していないかのようにまったく触れない。
あまりにも違いすぎる待遇。しかし彼の強さを決定づける出来事が起こる。
ミスター2の実力
食堂でミスター2の前に座った巨漢の囚人。
おお相撲出身で総合格闘技の経験もあるその囚人は自信満々にNo.2の座を狙い、ミスター2を挑発する。
〈ミスター2へ挑む受刑者 [範馬刃牙 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ミスター2は囚人・看守たちが見守る中で売られた喧嘩を買い、体育館へ場所を移す。
あえて相手の得意な相撲で勝負をもちかけるミスター2。
巨漢の方は挑発され本気で臨むが、ミスター2を動かすことすらできない。
ミスター2は自分の髪の毛をねじって相手の耳に刺し、思い切り引き抜く。
〈三半規管に致命的なダメージ [範馬刃牙 3巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
三半規管に直接ダメージを受けた相手はバランスを失ってその場で倒れ、相撲勝負に決着がついた。
【3巻のまとめ】
オリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、ミスター2の存在と強さを目の当たりにするのだった。
次巻へ続きます。
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