地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
全盛期のアイアン・マイケルとのシャドーファイトをウォームアップにし、次の相手に挑む。
さらに人間大サイズのカマキリをイメージしたうえでのシャドーファイト。
普通の格闘技が通用しない相手にも真っ向から立ち向かい、象形拳にヒントを得て勝利した。
次にオリバとの決闘を望んで自らアリゾナ州立刑務所に収監された刃牙。
しかしオリバとの対戦はすぐには実現せず、その前にオリバと同等の自由を許される実力者、「ミスター2」ことゲバルとオリバが激突。
共にダウンを奪い合う激しい戦いとなるが、最後はオリバに軍配があがった。
続いて刃牙も行動を起こし、自らもアンチェインの資格を持つことを立証する。
さらにアイデンティティを脅かされ怒り心頭のオリバに対し挑発を重ね、ついに刃牙とオリバが激突。
誰もが惚れ惚れするような正面からの殴り合いの末、最後には刃牙がオリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
単純なパワーでは勇次郎をも上回るその存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになり、烈が自らを餌として名乗りを上げた。
武術を以てピクルに食い下がる烈だったが、最後はピクルの突進の前に散る。
勝利したピクルは烈を捕食し、烈は右脚を失ったのだった。
烈の仇を討つためにピクルを追う克己。
しかし花山と刃牙に先をこし、興味をもったピクルと刃牙が地下闘技場で激突に向かうのだった。
15巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
不覚をとる刃牙
ピクルを無用な戦いに巻き込んでしまったことを反省し、身を引こうとする刃牙。
しかし当のピクルは嬉々として刃牙に仕掛け、強烈なキックで刃牙の身体が観客席まで吹っ飛ぶ。
〈ピクルの蹴りが刃牙を襲う [範馬刃牙 15巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
一発で勝敗は決し、ピクルが勝ち名乗りを上げた。
搬送先で意識を取り戻した刃牙は覚悟もないまま立ち合い不覚を取ったことで勇次郎から叱責を受け、父親越えの可能性をピクルとの再戦に見出すのだった。
克己のマッハ突きが進化する
ピクルの対決に備え鍛錬を積む克己の前に右足を失った烈が現れる。
克己は自らの技量を悟ったうえで空手のすべてをぶつける覚悟。
烈は中国武術を空手と融合させることで克己の覚悟を後押しする。
烈は郭海皇を招聘し、克己の天賦の才も相まってマッハ突きがさらに進化を遂げた。
〈克己のマッハ突きが進化 [範馬刃牙 15巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
再戦に向けT-REXとシャドーファイトする刃牙
気化したクロロフォルムを闘技場一杯に流し込むことでようやく眠りについたピクル。
そこまでせずとも、ピクルはこの闘技場こそが強者と出会えるオアシスだと悟っている。
ピクルはただ遊び相手を待ち続けるのだった。
他方、ピクルとの再戦に向けてトレーニングに励む刃牙。
今度のシャドーファイトの相手はT-REXだった。
〈イメージの相手はT-REX [範馬刃牙 15巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【15巻のまとめ】
覚悟が固まらないままピクルに不覚を取った刃牙。
目標とする勇次郎を超えるためにピクルとの再戦に可能性を見出していく。
他方、ピクルとの対戦を熱望する克己は烈や郭海皇のサポートでマッハ突きを進化させたのだった。
次巻へ続きます。
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