地上最強の生物と謳われる父、勇次郎との決闘へ向けてトレーニングに励む刃牙。
自らアリゾナ州立刑務所に収監され、見事オリバを上回った。
その頃、古代から野生人ピクルが蘇る。
単純なパワーでは勇次郎をも上回るその存在に惹かれるように地下格闘士たちはこぞって対戦を望むようになる。
烈が自らを餌として名乗りを上げるも、最後はピクルの突進の前に散り、右脚を失った。
烈の仇を討つためにピクルを追う克己。
しかし花山と刃牙に先をこし、興味をもったピクルと刃牙が地下闘技場で激突に向かうのだった。
覚悟が固まらないままピクルに不覚を取った刃牙。
目標とする勇次郎を超えるためにピクルとの再戦に可能性を見出していく。
他方、ピクルとの対戦を熱望する克己は烈や郭海皇のサポートでマッハ突きを進化させたのだった。
16巻のあらすじを振り返ってみましょう。以下ネタバレ注意です。
克己がピクルに挑む
ご老公に直談判し、ピクルと対戦する権利を得た克己。
試合はあっさりと決まり、早朝6時に地上の球場で対決することとなった。
生みの親と育ての親、2人の母も駆け付け、刃牙や独歩、烈、郭海皇、神心会の門下生55,000人が見守る中勝負が始まる。
〈克己に送られる大歓声 [範馬刃牙 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ピクル vs 克己 マッハ突き
フェンスのゲートが開くと同時に飛びかかるピクルを克己は冷静に対処。
急所を突いた攻撃だが、ピクルのタフネスの前には通用しない。
逆にピクルの強烈なキックが克己を襲い、身体が吹っ飛ぶ。
立ち上がった克己がマッハ突きの構えを見せると、気配を察知したピクルも構えをとる。
克己のマッハ突きがヒットすると、経験したことのない激痛に見舞われたピクルが悶絶して膝をつく。
〈マッハ突きがヒット [範馬刃牙 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
しかし克己の拳も耐え切れずに壊れてしまう。
自らのダメージに構うことなく、克己はあらゆる攻撃にマッハ突きのコツを応用して猛攻を仕掛ける。
両手足に凄まじいダメージを負ってまで攻めぬいた克己だったが、ピクルに決定的なダメージを与えることができなかった。
〈克己の代償の方が大きかった [範馬刃牙 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
ピクルは烈を屠ったときと同じ突進の構えを見せる。
対する克己は鞭のように繰り出す最速の打撃を繰り出す。
〈克己の渾身の一撃 [範馬刃牙 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
マッハ突きを越えてたどり着いた境地の打撃でピクルからダウンを奪う。
しかし克己の右腕は代償として筋肉が削げ落ち、骨が露見するほどの深いダメージを負うのだった。
〈克己の右腕が重傷を負う [範馬刃牙 16巻](c)秋田書店/板垣恵介〉
【16巻のまとめ】
神心会の門下生たちに見守られながら、克己がピクルに挑む。
完成させたマッハ突きを応用して猛攻を仕掛ける克己。
ピクルからダウンを奪うが決定的なダメージを与えることはできず、逆に克己の身体が耐え切れずに大きな代償を払うのだった。
次巻へ続きます。
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